表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法学園の特異点  作者: 四月一日こびと
4/15

第二話⊿ー心の聲ー

いろいろあって投稿遅れました。本当にすいませんでした。(>_<)

「報告は以上です、父さん」

「ご苦労だったなアル、あと、ここでは一応司令と呼べ」

 俺の目の前で座っている軍服に身を包んだこの中老の男性はヴィレッド・キルリア、俺の上司でもあり養父でもあったりする

 そして俺はあることを伝えるためにわざわざ軍の基地の最奥にある司令室に来た、今回の任務の報告はついでだ

「あと父さん、もう一つ報告したいことが」

「だから、司令と呼べとー」

「軍を退役したいのですが」

「そうか、退役か、わかっ…ごほっ、は?」

 ヴィレットはあまりの動揺に、その威厳が半減するかのような情けない返答をする

「ま、ま、待ってくれアル、私にお前を止める権限はないが、今やお前は我が国の最高戦力、そうやすやすとは退役は認められん」

 クライス王国軍司令直轄、それは階級に関係なく司令の名においてあらゆる任務の参加及び独断が許される特権役職だ

 そして俺はヴィレッドの養子とゆうわけではなく、実力でこの地位になりあがった

 だからこそ、俺の退役願いが通らないことも分かっていた

「アル、なぜいきなりそんなことを言い出したんだ」

「…怖いんです」

「死ぬのは誰だって怖いに決まっているさだが」

「違う!…自分の命なんてどうだっていい!」

初めてヴィレッドに対し怒鳴った気がする、だが一度溢れた思いは抑えきれずどんどん噴き出してくる

「何人殺しても何も感じない、周りの人や物が自分を守る盾としか思えない、そんな俺が怖いんです…」

 そして静寂が訪れる、自然と目が熱くなるのを感じる、涙を流し泣くのなんて何年ぶりだろうか

「失礼しました、軍務に戻ります」

「待て、アル」

 ついにこらえきれなくなり司令室を出ていこうとした俺をヴィレッドが制止する

「アル、命令だ、貴官には三年の学業退役を命ずる」

「はい?」

その時のヴィレッドの顔は、クライス王国軍司令官とゆうよりも父の顔、といったほうが当てはまっていた

最後まで読んでくれて感謝感謝です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ