第3話 ミドルフェイズ1「プリズンブレイク」
GM :では、牢獄脱出シーンの開始です。ここでは、何種類かの判定を連続して行ってもらいます。…(メモ帳見つつ)この「3・4・6」て何の数字だっけ…。
ニーグ :難易度346!!?
GM :違いますw …あっ思い出した。これからこちらの提示する判定を行ってもらい、「(達成値÷5)-1」を「進行度」とします。それぞれの判定で規定の進行度がたまると次の判定に移り、すべての進行度を溜めるとクリア、脱出成功です。
ニーグ :ダブクロのFS判定みたいやなw(※1)
GM :それをモデルにしましたw そして、すべての判定をクリアするまでに何ラウンドかかったかによって、ミドル戦闘の難易度が上がります。
ましろ :その進行度が「3・4・6」なわけだね。
GM :…では、まず〈知覚〉判定を。こちら、進行度が3必要です。誰からやるかは任せますが、ラウンド進行ですので全員1回ずつ判定してもらわないと2回目の判定はできません。
amida :ま、これはリオンの領分かな。〈知覚〉高いし。
ましろ :〈知覚〉はフレアちゃん苦手なんで、やってもらえると助かるかな。
amida :よし、じゃあリオンの〈知覚〉判定、3d6+8だ!(ドヤァ
(コロコロコロ…)
ましろ :おお、結構高いな。出目11に+8で、19!
GM :はい、では19÷5の端数切り上げで4、そこから-1して進行度は3。〈知覚〉判定は1発で突破ですね。
ニーグ :おお、いいな。
――カツン、カツンと響いてくる、巡回を続ける看守の足音。
床石を通して伝わるそれから、彼らの人数、現在位置、歩く速度まで推し量り、全ての視線から自分たちの房が死角となる瞬間を弾き出す。
静動魔法師はその性質上、力学への深い造詣が求められる。物体の動き方、衝撃の伝わり方を知らずして、自在に念動力を操ることは出来ないからだ。
その天才である自分にかかれば、、この程度のことは造作もない――!
リオン :「――よし、今だよ。」そう言って、念動力で牢の鍵を外す。。
ましろ :「ヒューっ、さすがリオン!」ぱちぱちと、小さく拍手を。
リオン :「ま、僕にかかればこんなもんだね。」何でもない風を装うけど、結構得意そうだね。
イスキュ:「ふむ、ならばこちらも出るかのぅ。」イスキューロンが手をかざすと、ぐにゃりと音も立てずに鉄格子が曲がり、外に出られるように。
GM :…牢を出る事自体は自動成功でいいけど、てことはこの神様、完全に任意でここに留まってたんやな…。
ニーグ :まぁ、衛兵がわらわら出てくるのがめんどくさかったんだな。
GM :はい、では次の判定は、牢から城門にたどり着くための道を思い出すという意味で〈意志〉、もしくは城の構造から道筋を割り出す意味で〈軍略知識〉、どちらかで進行度4を稼いでください。
ましろ :ごめん、フレアちゃんどっちも持ってない…。
amida :〈軍略知識〉もリオンの領分なんだよなぁw
ニーグ :イスキューロンは、〈回避〉と〈射撃〉の技能しか上げてないなぁ。
ましろ :フレアは〈軽武器〉と〈回避〉、あとは〈隠密〉くらいです…。誰か〈意志〉3d6にしてない?フレアは2d6+5。
ななむ :ローランは、2d6+3やね…。
ニーグ :イスキューロンも2d6+5。〈軍略知識〉も同じ。
amida :リオンが連続で判定は出来ないんだよね?
GM :うん、全員1回ずつ判定して、次のラウンド行ってからになるね。でも進行度は累計するから、達成値5以下でなければ低くても大丈夫ですよ。
ニーグ :じゃあ、とりあえずイスキューロンから行くか。(コロコロコロ…)出目9に+5で、達成値14。2足りない!
amida :あ、リオンが《アシスト》の魔法を飛ばします。達成値+3、消費MP1だ!(再びドヤァ
イスキュ:「うぅむ、どちらじゃったかのう…。」分かれ道の所で首を捻り、順路を思い出そうとするけど、後一歩の所で出てこない。
リオン :「なら、これでどうだい?」リオンがイスキューロンの頭に手を翳すと、混沌の流れが整えられて頭がスッキリするね。
イスキュ:「おおそうじゃ、こっちじゃった!お主気が利くのぅ!」ポンと手を打って、道を指し示す。
GM :やっぱ《アシスト》くっそ便利やなw ではこれで進行度3で、次の判定までにはあと1の進行度が必要ですね。
ましろ :ななむ、次振ってもらっていい?多分最後は〈隠密〉だと思うから…。
GM :あ、言ってしまうけど〈隠密〉は今回使わないよ。この判定で最短経路を特定して、一気に駆け抜けてもらう感じで。
ましろ :そうか、ならフレアがやってしまおう。2d6+5で…(コロコロ)達成値12。
GM :なら、問題なくクリアできました。
「こっち、こっちよ!」途中からフレアが案内を交代し、脇目も降らず城内を走り抜ける一行。
やがて城門に辿り着くも、当然ながら扉は固く閉ざされ、その前には衛兵が待ち構えている。
彼らを制圧しなければ、城を出ることは出来なさそうだ。
GM :では次の判定、衛兵を押しのけ城門をこじ開けるということで、〈力技〉で進行度6です。
ニーグ :あ、お前らいい知らせがあるぞ。イスキューロンの《神性:破壊》の権能で、全員〈力技〉達成値に+6だ。
一同 :つっっっよ!?(大爆笑
amida :これは勝ったなw(確信)
ななむ :ローラン固定値だけで15あるぞw とりあえず振るか…(コロコロ)出目腐った、でも達成値20!
GM :20だと、ギリギリ進行度は3止まりですね、
ローラン :「お前ら、どきやがれ!!」人間体のまま衛兵の突き出す槍を掴んで、片っ端から放り投げる。でも一人では捌き切れない。
ななむ :こんな感じで。
GM :OK、では全員行動済みで次のラウンド。誰から行動してくれても大丈夫です。
ましろ :じゃあフレアから行くわ。姫様か弱いから力仕事苦手なんだけど…。
ななむ :おい待てい、ローランと腕相撲できる人が何を言っているw(※2)
フレア :フレアちゃんのは聖印補正であってガチムチじゃないから!!w 達成値は…(コロコロ)20ちょうど。
GM :では、合計進行度は6。城門付きの衛兵を制圧し、脱出完了です。
フレア :「なにこの力!すごい!」加護で強化された腕力で、ポイポイポーイと衛兵を投げ飛ばす。
イスキュ:「なぁに、ワシを信仰すれば、更なる加護が得られようぞ。」後ろでニヤニヤしつつ、彼女の周囲の混沌が活性化して色づいている。
フレア :「本当ですか!神様ありがとうございます!」(キラキラした目)
――なんとか衛兵達を気絶させ、門を開くことに成功したフレア達。
しかし、これで逃げ切れたわけではない。本丸からは抜け出したものの、その周囲には外壁と堀があ張り巡らされている。開閉器を使って跳ね橋を下ろさなければ、それらを越えることはできないようだ。
そして、開閉器までの道のり。兵たちの修練用に、大きく空間が空けられた場所には――
「…あなた方なら、ここまで切り抜けてくると思っていた。」
――ルーク率いる、残りの駐留部隊が布陣していた。
GM :…ということで、次からはMC、大規模戦闘です。
※1 FS判定
ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)社制作のtrpgシステム、『ダブルクロス the 3rd edition』における判定方法。緊迫した状況下で、別種の判定を連続してこなす必要がある場合に使用される。
例)崩れる建物から脱出するための判定です。逃げ道を探すのに〈知覚〉、落ちてくる瓦礫を避けながら走るのに〈回避〉、道を塞ぐ瓦礫をどけるのに〈任意の攻撃技能〉で判定して下さい。
※2 PC達の【筋力】値について
最も高いローランが9、次いでフレアが7、イスキューロンが4、リオンが2。身体に混沌や聖印の影響を受けていないのはリオンだけなので、リオンが常人並みと考えると…。




