第14話 「城門突破」
GM :それじゃあ「図書館A」と「図書館B」。色々な本があるので、その中から合言葉を見つけ出して下さい。〈情報収集〉難易度12です。
amida :余裕っすわw 《クールインテリジェンス》使って……いや、《クールインテリジェンス》使う必要も無いなw
ましろ :-2考えて……14出ればええね。
amida :〈情報収集〉なら3d6+7、いけるいける!
ななむ :こういうこと言うと失敗しそうで怖くなるよなぁ……。
amida :(コロコロ……)あっ、1足りない!?
ななむ :おっまwww
ニーグ :《神の勲》があるぞ? 振り直しだ!
amida :あぁ~それは欲しい……!
ニーグ :これが欲しければ……分かるな?(ニヤ顔
amida :くぅ~……! 《アシスト》使います!!(血涙
一同 :wwww
***
リオン :「この程度の図書館なら、僕にかかればアッと言う間に調べ尽くして……あれ?さっきの本どこにやったっけ?」
意気揚々と書物を読み解き始めるリオンだが、どうも動きに精彩が無い。トラップ解除で疲労したか、ページをめくる手もぎこちない有様だ。
イスキュ:「お、苦戦しておるようじゃのう? どうじゃ、ワシが手助けしてやろうかの?」
目を閉じて眉間を抑えるリオンへ、イスキューロンがニヤニヤと笑いながら《神の勲》を見せびらかす。
イスキュ:「じゃが、ワシの加護を受けたければ……分かっておるな?」
《神の勲》は信仰心を糧に動作を向上させる神器だが、その効果はイスキューロン自身の意思が無ければ受けられない。そしてリオンを信者にしたがっているイスキューロンが、絶好の機会を逃すはずがなかった。
リオン :「……フンッ。調子が悪くたって、貴方の力を借りるまでも無いよっ!」
しかしリオンは《神の勲》を突き返すと、再び額に杖を当てて疲労を振り払う。そのまま作業を再開するリオンに、イスキューロンはやれやれと苦笑を浮かべた。
イスキュ:「まったく、強情な奴じゃのう。そのように魔法を乱発して、後で倒れても知らんぞ?」
リオン :「どうせ後で休憩するし、平気だよ。僕は絶ッ対に信者にはならないからね!」
ぷいっとそっぽを向くリオンの背中を、イスキューロンは愉しそうに見つめていた。
***
amida :「ひとりでできるもん!」っていう感じでww
ましろ :GMGM、これってエリア変わったらシーンも変わる?(※)
GM :あ、シーンも変わるよ。……あっ、それとも変わらない方が良かったかな?(黒笑
amida :ファー!? やめろぉ!
GM : ……ともかく、「図書館B」の方はこれで抜いたね? じゃあ「おれこの戦争が終わったら……」の続きが、「結婚するんだ!」だということが判明しました。
PC達 :知 っ て た !www
GM :はーい、では次、ローランの方行きましょう。
ななむ :はいはい、ターン19で「図書館A」やったね? 状況は?
GM :おんなじ、〈情報収集〉難易度12でお願いしまーす。
ななむ :うい、《鳥獣の友》の効果も加えて、3d6+4。
amida :3d6で10だから、大体期待値だね。
ななむ :またか……。いやな予感するけど、おらぁ!(コロコロ……)あっ。
amida :駄目だったねw 達成値10だ。
ななむ :待った、待った! 《地を駆けるもの》で移動力を上げて、本棚を巡る効率を上げるとかしたらもうちょっと……!
GM :+1だね。
ましろ :まだ1足りないよ!?
amida :もう一個なにか、もう一個!
ななむ :ぅ~ん……! 《窮鼠の力》ぁ!
GM :えーと、判定ダイスを+1やったっけ? じゃあ、もう1d6振り足していいよ。
ななむ :よっしゃあ! とりあえず振って……(コロコロ)出目に関わらず成功!
GM :はい、じゃあ「図書館A」の方も成功。……良かったな、ここで失敗してたら「長時間探索」扱いになって、さらに3ターンかかってたで?w
***
ローラン:「くっそ、俺は頭脳担当じゃねぇってのに……!」
山のように連なった本棚を前に、ローランは頭を抱えていた。
一通りの読み書きはバッシュから教わっているものの、彼自身は読書が得意なわけではない。おまけに動物たちに力を借りようにも、当然彼らは字が読めない。本を運ぶのを手伝ってもらった程度で、読み込む苦労は全く変わらなかった。
ローラン:「時間をかければなんとかなるか……? いや、それだと姫さんたちとの足並みが……」
リオンならば、さしたる苦労もなく合言葉を見つけることだろう。その上で自分だけ時間をかけてしまえば、自分のせいで仲間達全体の足を止めてしまうことになる。
姫を守る騎士として、弟分を導く兄貴分として、それは絶対に受け入れられない事態だった。
ローラン:「えぇい、こいつまで使う羽目になるとはな!」
天井を見上げて叫ぶと、ローランは自らの頭を抑え、邪紋を最大限に励起させていく。混沌の力で無理やり脳の処理速度を高め、短時間で調べものを終わらせようとする魂胆だ。
無茶な強化の反動でガンガンと頭痛がしてくるが、それも気合で抑え込んで書物に目を通していく。
ローラン:「……っし、こいつだ! 待ってろよ皆!」
やがて合言葉らしきものを見つけ出すと、ローランは全速力で来た道を駆け戻っていった。
***
ましろ :《窮鼠の力》って、回数制限ないの?
amida :ないけどHP消費もあるし、MP消費がクソ重いw ……まぁ、どうせ休憩するから大丈夫でしょ。
ましろ :え、するとは言ってないけど?w フレア消耗してないし。
amida :リオンはするんだよぉ! MP大分減ってるから!w
GM :……まぁともかく、情報を開示します。「図書館A」で得られたのは、「ここは俺に任せて……」の続きが……?
ななむ :「先に行け」ぇ!w
GM :はい、その通りw
ニーグ :きっと「よくわかる死亡フラグ解説集」とかいう本があって、そこに載ってたんだなw
電磁炉 :あー、なるほどw
amida :地球から投影されてきたのかな?
GM :で、あとは両側とも戻るだけだから、6ターン消費して「城門」に戻って来たってことでいいよね?
ましろ :うん。
amida :そういえば、20ターン目過ぎたけどハプニング処理はしたっけ?
GM :ではそれまで待ってたってことで、フレアとオドは27ターンまで「城門」で待っていましたと。……で、ややこしいからこのタイミングでハプニングが起こったことにします。ダイスを振るのはPC2。
amida :俺か。(コロコロ……)4。と……?(コロコロ)6。良かった、「化身」再びは無かったw
GM :えーと、「4.6」……。チッ。
amida :おっ、これは良い効果かな?
GM :えーと、「ここから3ターン、対象が行うあらゆる判定の達成値に+1する」。この場合、対象はPC全員ですね。
ななむ :やったぜっ!
電磁炉 :本当にいい効果だ!w
GM :このシーンから3ターンなので、30ターンまでですね。
GM :で、「城門」まで戻って来たPC達は、合言葉を求められます。さぁ、誰が答える? 誰が死亡フラグを立てる?
ななむ :片方はローランで! 瀕死状態でも回復できるからね、シカタナイネ!w
amida :じゃあ、もう片方はリオン君が。
***
合言葉を携え、城門前に再集合したフレア達。
5人を見据えると、石像が再び動き出し、重々しくその口を開けて問いかけた。
石像A :「ココハ俺ニ任セテ……」
ローラン:「先に行け!」
石像B :「俺、コノ戦争ガ終ワッタラ……」
リオン :「結婚するんだ」
石像の問いに、合言葉を見つけた二人がそれぞれ返答する。
フレア :「え、リオンあなた結婚するの!?」
オドネ :「そうだったんだ、知らなかった……。おめでとう、式には呼んでね?」
リオン :「なんでさ、話聞いてたでしょ? ただの合言葉だよ!!」
きゃいきゃい騒ぐリオン達をよそに、石像は交互に「ウム」と頷くと、声を揃えて「通ルガ良イ!」と叫ぶ。
すると一行の耳を圧倒する轟音と共に、巨人の城の城門がゆっくりと開いて行き、最奥への道が開かれた。
イスキュ:「なんじゃ、こやつらも襲い掛かって来るかと思うたら、ただの門番か? つまらぬのぅ」
リオン :「そういうこと言わない、本当になったらどうするのさ?」
フレア :「ともかく、道が開けたなら先へ進みましょう」
門の両脇に立つ石像をこわごわ見つつ、一行は城内へと足を踏み入れた。
***
GM :ということで、次は城門を抜けた「庭園」のシーンですねー。30ターンになって判定値バフが消えた上で、再びハプニングチャートです。
ななむ :次は僕が振る番か。(コロコロ……)あっ。「1.1」!?
ましろ :あっ(察し
amida :嫌な予感がしますねクォレハ……。
GM :フフフフフ……。「災害」! PC全員に、[5d6+(魔境レベル×2)]のダメージ、属性は〈衝撃〉と〈炎熱〉!喰らえぇい!w
一同 :ギャーーッ!!?
ななむ :みんなごめん、今回はなんっも自己弁護できん……orz
ましろ :まぁ、いつものことやw
amida :ななむは前、1セッション中に5回くらい1ゾロ出したからなw
電磁炉 :引きすぎでしょソレ!?w
GM :あ、その前にハプニングチェック忘れてた。混沌レベルが5だから、ななむに目標値10で2d6振ってもらって、失敗したらハプニング発動です。これは判定じゃないので、変異律のマイナスもないけど支援もなしね。
ななむ :お、OK、いくで……。(コロコロ)10! よっしゃぁー!!!
GM :じゃあ、そもそも起こらなかったってことになります。
ましろ :あっぶねぇ……w
ななむ :いやぁ。自分のケツを自分で拭けてよかったw
GM :では、改めて情景描写を……。
***
城門を抜けた先には、大きく空間をとられた庭園が広がっていた。
あちこちに草花が植え込まれているが、それらも建物に相まった巨大さをしており、まるで鬱蒼とした森林のように薄暗い。
そして、その植え込みの隙間から――
??? :「グゥォオオオーーッ!」
――わらわらと、巨大な猿の投影体が群れをなして飛び出して来た。
GM :「城門」を潜ると、そこには大勢のゴリラが待ち構えていました。彼らは明確な敵意を持ち、あなたたちを威嚇しています。……ミドル戦闘です!
ましろ :待ってました、シャキーン!
amida :薙ぎ払うぞー!
※シーン経過と特技の制限について
リオンの使う基礎魔法 《アシスト》は、あらゆる判定の達成値を底上げできる反面、1シーンに1回しか使えない。
つまりエリア移動でシーンが変わらなかった場合、リオンは《アシスト》を頻繁に使えず、イスキューロンに頼らざるを得なくなる危険性が増していたと言える。
この他にも、ラウンド1回の特技やシナリオ1回の特技などがあり、基本的に強力な特技ほど制限が厳しくなっていく。




