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グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第二章 千本の剣のもとで
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第4話 PC4オープニング 「不謹慎な参拝者」

再び更新が遅れてすいません。



 フレアがリゼ達を退け、城に迎え入れられて少し経った頃。ルーミルの城下町に、奇妙な光景が出来上がっていた。

 町はずれにあった、閉鎖されてしまった施療院。取り壊す費用もなく放置されていたそこが、今は綺麗に掃き清められ、玄関に白い布が垂れ下げられている。そしてその場所へ、続々と人々が列をなして集まっているのだ。


 ――前王の遺児フレア、異界の神の加護を受け、ヘルガーの陰謀を打ち砕き祖国の窮地を救う。


 劣勢続きのルーミルは、この久しぶりの吉報を歓迎し、街はいつになく賑やかだった。


 その上で今度は、フレア王女に加護を授けた神がルーミル城下に神殿を設け、下々に加護を分け与えるというのだ。

 その求心力は大きく、今や猫も杓子も連れだって、イスキューロン神殿に詣でるのが流行となっていたのである。


 「くっくっく。あの王女、やはり見込みがあるようじゃな……」


 そして、急造の神殿のその奥。主として信者を待ち構えるイスキューロンは、早速信仰が広まったことに喜び、にやけ笑いを堪えるのに必死であった。

 

***


 GM   :では次、PC4のオープニングです。イスキューロン神。

 ましろ :ヌシ様ー!

 ななむ :ヌシ様ぁー!w

 GM   :では早速、神殿っぽいものが出来てていいことにします。

 ニーグ :おぉおお!? マジか!(歓喜

 GM   :まぁ、そんなに大きくはないですけどね。城下にある大き目の建物を借りて、最低限の体裁を整えたって感じで。で、どこに信者がワラワラやってきます。

 ニーグ :じゃあまぁ、それっぽい椅子に腰かけて信者に手を翳すと、手のひらがペカーって光って「加護を授けよう」って言う。

 GM   :じゃあその信者達の中に、何故か喪男が混じってて「ネ申よ! もれにも彼女をくださいぶひぃ!?」とw

 ニーグ :「も、もうちょっと待ってね?」(はぁと)

 GM   :「そ、そんなぁ!?」

 ななむ :《神性:縁結》がレベル2だと、喪男に良縁をみつけるのはまだ無理みたいですねw


 GM   :で、そんなこんなしてる所へ、急にバァン!と乱暴に扉が開かれて二人の男が入って来ます。


***


 

 男A  :「おぃおぃ、あそこにふんぞり返ってるのが神様だって!? 俺には小娘がおままごとしてるようにしか見えないがねぇ?」


 入って来た男の一人は、華美な服装をだらしなく着崩し、髪に香油を塗り付けた貴族の青年であった。 豪奢な装飾の入った剣をこれ見よがしに吊り下げ、どことなく粗暴な雰囲気がある。


 イスキュ:「ほほぉ、威勢のいい奴が来おったのぅ。じゃがそなたのような者にも、加護を授けてやるのがワシの務めじゃ」


 対するイスキューロンは動じることなく、豪奢な椅子の上で小さな体をふんぞり返らせている。


 男A  :「ハッ、なにが加護だよ。たかが投影体の分際で威張りくさりやがって、浄化してやろうかぁ?」


 そう言って男が手袋をはずし、自慢げに手の甲を見せつけると、そこには剣の形をした聖印が光っていた。


***


 GM   :はい、実はこいつ、君主(ロード)です。

 ましろ :えーっと、GMGM。……そいつはフレアちゃんが、大司祭の名の下にに焼き尽くしてもいいんだよね?(マジ目

 GM   :もう少し待ってね(白目)。で、そんな感じで言ってると、今度はもう一人の男の方が発言します。


***


 男B  :「おい、ガラーフ! 例え投影体であれ、少なくとも今の彼女は国賓だ! 言葉が過ぎるぞ!」


 そう言って制止するもう一人の男は、ガラーフと呼ばれた男とは対照的に髪を短く刈り込み、きっちりと軍服を身に付けている。こちらも貴族の子弟のようだが、謹厳実直を絵にかいたような印象だ。


 男A→ガラーフ:「なんだよケネス、この前までお前がこいつの監視役だったじゃねぇか。散々実験材料にしておいて、待遇が変われば手のひら返しかよ?」

 男B→ケネス :「っ! そ、それは……」


 ガラーフ……華美な男が口を捻じ曲げて皮肉ると、ケネス……実直な男は言葉に詰まって目を逸らす。と、そこへイスキューロンが、のんびりとした口調で声をかけた。


 イスキュ:「ほほぅ、道理で見覚えがあると思えば、お主はあの時の男子(おのこ)か」

 ケネス :「は、はい。その節は……」


 気まずげに頭を下げるケネスに対し、イスキューロンはにっこり微笑んで返答する。


 ニーグ :「なぁに、気にするでない。この国に捕らえられていたお陰で、ワシは優秀な信者に出会えたのじゃからな」


 そう言って、フレア達のことを思い浮かべるイスキューロン。彼らに神として祭られなければ、自分は力を発揮することも出来ず、この神殿を得る事も出来なかった。……ひとり「信用はするが信仰はしない」などと素直ではない者もいるが、まぁ時間の問題だろう。


 ケネス :「あ、ありがとうございます!」

 

 感銘を受けた顔で、再び頭を下げるケネス。一方のグラーフは、半ば無視されたことに更に腹を立てたか、青筋を立てて舌打ちをした。


 ガラーフ:「……っち、いい気になってられんのも今のうちだ! 今に俺の聖印の肥やしにしてやるからな!」

 ケネス :「っ! おい待て、ガラーフ! ……くっ、すみませんがこれで失礼します!」


***


 GM   :と、ガラーフは再びバァン!と扉を蹴り開けて出ていき、それを追ってケネスも退場します。

 ニーグ :じゃぁ、「やれやれ、騒々しい奴らじゃ」 と呟いた後、思いっきり営業トークで「次の方ー、診察室へどうぞー!」とw

 GM   :せめて懺悔室とか言いましょうよw …と、こんな所でこのシーンは終わりです。

 ましろ :後で絶対シメなあかんな、あの不届き者……。

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