表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
第一章 反撃の狼煙
10/35

第7話 ミドルフェイズ4「踊る会議と、司会者の愉悦」

今回実卓においてグダった部分を、読みやすさを重視して大幅に改変しております。大まかな会議の流れや得られる情報は変わりませんが、元々の雰囲気に興味のある方はあらすじから旧版の方をご参考ください。



 GM   :ぶっちゃけると、GMはここから先大まかなルートしか考えていません。ここがルートの分岐点で、こっから先はアドリブで行きます。……さて、どうしますか?

 ななむ :その前に、PC達の仮眠はとれる?ここからいつ戦闘になるか分らんから、HP回復したい。

 GM   :ああ、仮眠までは手番なしで許可しましょう。

 amida  :リオンも魔法行使でMP消費が……5しか消費してないな。

 GM   :燃費良すぎぃ(白目 ……では、仮眠を取った後で方針決めということで。



***


 数時間ほど仮眠を取り、戦闘の疲れを癒したフレア達一行は、宿の一室でこれからの対応を話し合うことにした。


 ルミアが敵国ヘルガーの間者と推定される以上、彼女の提案に乗るのは危険に過ぎる。だが彼女は既に、軍勢を国境に控えさせているのだという。そのまま攻め込まれてはたまったものではない。

 疲弊したルークの部隊でさえ手こずったのだ。万全の軍隊に対抗するには、こちらも手勢を揃える必要があった。


 「ルークの所に行って、兵を貸してもらうのはどうかしら?」

 手始めに、フレアが自らの意見を述べる。服も髪もいつも以上に整えられ、気を張っているのが見て取れる様相だ。


 「彼に偽ルミアからの情報を渡して、迎撃部隊を出してもらうの。ルークもこの国を守りたい気持ちは同じだし、協力してもらえると思うのだけれど」


 「……難しいと思うよ。彼にはこちらに協力する理由が無い」

 リオンが口元に手を当て、考え込みながら返答する。


 「仮に僕らの情報を信じたとしても、僕らは依然反逆者だ。会いに行ったら、捕まって終わりじゃないのかな」


 「城から逃げるとき、ルークは私たちを深追いしなかったわ。あれはわざと逃がしてくれたんじゃないかしら?」

 新たな論拠を提示するフレア。よほどこの案にこだわりがあるのか、瞳から意志の強さが窺える。


 「私達も彼らを傷つけなかったし、彼らも戦力は足りていないはず。交渉の余地はあると思うわ」


 「ルークは善良だが、生真面目な奴だ。公然と主君の命に逆らえるとは思えねぇ」

 腕を組みながら、ローランもまた反駁する。


 「姫様が会いに行けば、捕らえざるを得なくなるだろうな。進んで危地に飛び込むのはおススメしねぇ。……どうしても行くってんなら、付いていくがよ」


 「ルークとやらの信を得たいなら、従属してしまえばよいのではないか?」

 寝台に寝そべり会話を見守っていたイスキューロンが、不思議そうな顔でフレアに問いかける。


 「……それでは駄目なんです、神様。」

 フレアは目を伏せて、静かに首を振る。


 「お父様のことは、当時の状況を考えれば仕方のなかったこと。悲しいけれど、仇を取ろうとまでは思いません。……だけど、私はこの国の全部を守りたい。そのためには、私が一番前で戦わないと……一番上に立たないといけないんです」

 絞り出すように語り、強く拳を握りしめる。その様に気圧されてか、一瞬場に沈黙が降りた。



 「……わかったよ。そこまで言うなら、僕も付き合おう」

 やがて考えをまとめたか、一際大きいため息と共にリオンが呟く。


 「但し、もう少し情報を集めてからね。国境にいる軍の所属と、ヘルガー側から偽ルミアの素性を探ること。この2つは確定させないと、交渉の手札が足りないよ」


 「本当はすぐにでもルークの所に行きたいのだけど…わかったわ」

 渋々ながらフレアも頷き、ひとまずの方針は決定した。



***


 GM   :それじゃあもう1シーン情報収集を挟むってことで、時間経過によるペナルティが付きます。構いませんか?

 ましろ :まぁ、しゃーないな。

 amida  :じゃあまず、「国境の自称セスティア軍について」だけど……セスティアとヘルガーで装備や指揮系統も違うだろうし、〈軍略知識〉で判別できないかな?

 GM   :それならOK。……いやぁ、ここでこの情報抜いちゃうと余計に混乱しそうで面白いわぁグッヘッヘw

 ましろ :おいこいつキチ●イみたいな笑いしてんぞw

 amida  :天運1コ使って、3d6+7……(コロコロ)決定的成功クリティカルして、32!

 GM   :はい、余裕で出ました。


 ・国境に布陣した軍勢について

 リオンが軍の動きや号令の仕方などを観察したところ、布陣しているのは間違いなく「ルーミルの」軍勢である。


 ななむ :……え!?

 ニーグ :お、OK(震え声)

 amida  :えっと、ルーミルって……

 GM   :この国です!!(満面の愉悦スマイル)

 amida  :なるほど、やらかしたな(白目)

 ニーグ :現状の王に不満を持って立ち上がった反乱軍なら、説得できる可能性もあるけど……。あるいは、アルバンの首を手土産にヘルガーにつこうとしてる裏切り者の場合もあるか?

 ましろ :この場合、ルミアは本物ってことでいいんですかね?

 ニーグ :いや、まだ確定ではない。GMが確定って言ってないし。

 ななむ :ヘルガーがルーミル人の捕虜を率いた、戦奴兵って可能性も……?

 ニーグ :あー、噂では皆殺しになってるけど、実は混沌由来のなんやかんやで洗脳とかしてる可能性か。


 ニーグ :じゃあ、予定通りヘルガーを調べよう。「ヘルガーの国について」って調べ方でいいのかな?

 GM   :んー、それでもいいか。「ヘルガーについて」で調べてくれたら、雑感みたいな感じで情報は出します。あと、そこそこ難易度は高いですよと言っておきます。

 ニーグ :雑感か……。それだと、達成値低いと「戦闘民族が集まっています、終わり」とかになりかねないな。天運2コ使って…(コロコロ)達成値20。

 GM   :じゃあ、これだけ分かります。


 ・ヘルガーについて 情報難易度15/18

 「殺戮者マローダー」の聖印を持つ君主ベリオ、「錬成魔法師アルケミスト」のリゼを中心に、多数の荒くれ者が集まっている。

 またここ1か月ほど、戦場にリゼの姿が見えないらしい。


 ましろ :……なるほど。じゃあそのリゼが、偽ルミアなのかな?

 amida  :……うん、諸々の情報を勘案すると、やっぱりルークの所に行くのが最善かな。

 ニーグ :OK。

 ななむ :りょーかいー。

 GM   :じゃあ改めて方針決まったところで、一旦休憩入れましょうか。次はルークの説得シーンですね。

 ましろ :おしっ!バシッとRP決めたらぁ!


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ