表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グランクレストRPGリプレイ 「新編:アロンヌ建国紀」  作者: 七無
リプレイをご覧になる前に
1/35

はじめに GMより

旧版において、最内 翔さんが執筆されたまえがきを、そのまま掲載いたします。

 はじめまして。

 今回GMを担当します最内翔です。


 実際にリプレイをお読み頂く前に、簡単な説明だけ入れさせて頂きます。

 TRPG経験者も、そうでない方も、一度は目を通しておいて頂くとより一層お楽しみいただけるかと思います。


  TRPGとは

 TRPGはテーブルト-クロールプレイングゲーム(Table talk Role Playing Game)の略称で、会話とサイコロと筆記用具だけで進めるゲームです。

 具体的には実際にリプレイをお読み頂いたほうが早いでしょうが、簡単に説明すると自分のキャラクターになりきって、ゲームマスターの世界観の中精一杯エンディングを目指す事を楽しむ、「会話を楽しむ為のゲーム」と考えています。

 まとまった時間が必要、人数を揃えなければならない等敷居は高いですが、時にダイスに振り回され誰もが予想しなかった結果を産むなど、他のゲームでは味わえない楽しさを感じることが出来るでしょう。


  主な用語について

 GM《ゲームマスター》

 今回最内翔が担当。物語の世界観、設定、シナリオのあらすじ等を考える。

 一般的なRPGで言えばNPC操作やイベント進行等を一手に引き受ける。

 ただ、PCの動きによって用意していたシナリオをぶっ壊されることが稀に良くある。


 PL《プレイヤー》

 実際にキャラクターを動かす中の人。以下に説明するPCと区別するときに良く使う。

 PLによって動き方や、ひいてはダイス目まで変わってくるのが面白いところ。


 PC《プレイヤーキャラクター》

 物語の中のPLが動かしているキャラクター達。PLとはアニメキャラと声優、人形と人形師のような関係。

 ダメージを受けてPCは瀕死でもPLは痛くも痒くもない。


 NPC《ノンプレイヤーキャラクター》

 物語の中でPLではなくGMが動かしているキャラクター達。「ここは○○の街さ」

 敵役であれ味方であれ、その動きはGMの意志に従う事になる。


 RP《ロールプレイ》

 role play つまりPCの言葉として発言すること。広義では発言に関わらず行動の描写なども含まれる。

 今回のリプレイではキャラ名での発言等を指す。


 ダイスロール

 TRPGでは物語の中でその行動が成功したか否か等をダイスを振って決める。

 今回のシステムでは、それで出た目を計算したのが「達成値」であり、成功するかどうかの基準値を「目標値」という。

(例)

 接近に気付けたか<知覚>判定どうぞ。目標値は15

 ダイスの合計が12で技能値が5だから達成値は17!

 よし、では成功ですので奇襲は受けませんでした。


 nd6

nの部分に数字が入って、「六面ダイスを何個降ったか」を表す記号。2d6ならば、「六面ダイス2個」 となる。

 10面ダイスや8面ダイスなど、別種のダイスを使う場合はnd10 nd8 などど表記する。


 グランクレストRPG

 今回利用するシステム。矢野俊策/チーム・バレルロール作。

 水野良先生作のグランクレスト戦記というラノベと世界観を共有する。

 基本ルルブは\950円(税抜)*2


 ジオラマ

 戦闘MAPの事。

 戦闘によってはMAP上に様々なギミックやオブジェクトがある。


 大まかな世界観としては、世界に満ちる「混沌」により自然律が通用しない世界で様々な力を用いて混沌を収めたり、国を統治し戦争したりする戦記物。

 詳しくはルルブで!(ダイマ



  マスタリング方針

 基本的に高難易度。どれくらい難易度が高いかというと「GMの言うことに従うだけならBAD END。想定内の動きをするならNORMAL END。想定しない=用意していないルートへ進んでやっとTRUE END」というくらい。

 戦闘も下手な立ち回りをすれば普通に死人が出るレベル。

 そういうシナリオ組をする代わりPLの提案には出来る限り対応するスタイル。


    書き起こすにあたって

・基本的にPLの発言はカギ括弧無し、PCの発言を有りで書いております。

・分かりやすくなるべくPL発言の段落とPC発言の段落を分けるようにはしますが、たまにPC会話中にPLの突っ込み等が入ります。これこそTRPGの醍醐味と言っても過言では無いのですが、これについて文中でPL発言を少しずらして書くことにより表していますのでご注意ください。

・新しく出てくる固有名詞については『』、特技名などデータ名称については《》で書いております。ご参考にしてくださいませ。


  注意事項

 所々オリジナル特技をNPCが使ってきます。敵は必ずしもルルブ準拠の性能では無いのでご容赦下さい。

 またメイジのPCの使う「拡大する力II」はどう考えてもぶっ壊れと判断し勝手に修正を加えています。

 GMが難易度を調整をすることは簡単です。ですがPC間の性能差は如何ともし難いのでこういう手段を取りました。合わせてご容赦下さい。(改造後のデータは最後に記載しています。)


 この難易度、無茶振り、RP等々。どれもやり慣れた仲間、熟練PLだから出来ることです。

 実際のセッションの基準には『絶対に』しないで下さい。

 自分(最内翔)もPLを知らない卓ではすることはありません。

 くれぐれもご注意下さいませ。


 最後に

 このリプレイをきっかけにグランクレスト、もっといえばTRPGの世界に興味を持っていただければ幸いです。

 敷居は高く感じるかもしれませんが現在ではオンラインセッションやコンベンションなども有り、昔よりかは遊びやすくなっております。

 また、TRPGのシステムやデータを作ってくださっている方々に還元する為にも、この卓では細かいデータ等は記載せず、公式リプレイに倣った書き方になります。

 興味を持った方は是非ともルルブの購入をご検討下さい。基本ルルブは1,2巻あわせて2000円程で手に入れられます。


 長々と失礼いたしました。

 それではお粗末ながら、グランクレストRPG アロンヌ建国記。

 ごゆるりとお楽しみ下さい。



 付録

 拡大する力II   最大Lv:3

 種別:魔法(静動)

 タイミング:判定の直前

 判定:自動成功   対象:自身

 射程:ー      目標値:ー

 コスト:効果参照  MC:○


 静動魔法の効果範囲を更なる力で拡大する特技。

 あなたが範囲1以上の対象を持つ「種別:静動」の魔法を使用する直前に使用する。その対象を「対象:範囲十字」に変更する。この特技のコストは「適用する魔法の魔法Lv*5」となる。CL5以上でのみ取得可能。CL15以上且つ特技Lvが3になれば、「『対象十字』に対象を変更する効果」を「上図の効果範囲に対象を変更する効果」へと変更する。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ