第6話 俺じゃない⁉︎
ようやく目を開けることができた
俺は、夜空に浮かぶ太陽を正面に捉える
その違和感しかない光景に唖然とする
多分…あれは俺だ、俺がやった
確かに直接は見ていない
だけど、理屈抜きに分かる
あの光が、俺の中にあるものと同じものである事と、俺の中に、得体の知れない何かが棲み着いている事が認識出来る
出来てしまう
さっきまで感じていた、今はスッキリなくなっている頭の痛みの後から突然に、俺の体と心が何かに浸食されているのが曖昧ながらに自認出来ていた
(俺に、何が起こった…?)
体を起こし、少し息を荒げながら右手で額を覆いながら考える
だが、理解を超えた現象が多過ぎて、とてもじゃないが処理しきれない
自分が培ってきた常識が通用しないにとも程がある
この世界に来た途端、急に人間じゃなくなっている気さえしてしまう
そんなことを思っている内に光は消えていき、辺りには、どうやら今は夜だったらしく、空に暗さが戻ってくるのが見て取れた
ただ、辺りにはほわ〜っとした光が、消えた太陽の代わりに表れ始めており、間違いなく夜のはずなのに、何故か余り暗いとは思わなかった
周りには灯りらしい灯りは、何もないはずなのになんで…?
「貴様!…この化物!なんてことしてくれた!」
寝起きの薄ぼんやりとした頭が、誰かの怒号に止められて、ようやくハッキリする
その声の視線を移すと、そこには怒りを露わにする鎧男と、その鎧男を抑えている、ついさっき俺を殴ってきやがったヒゲ
更に、周囲をよくよく見てみると、ヒビ割れていている地面と、どうやら馬車みたいなものだったろう乗り物は車輪が砕け、あちこちに木片やら金属変やらが散らばっていた
しかも、側には見たこともないでっかい4本足の鳥が泡を吹いて倒れていて、それらも全部俺のせいだと気付かされる
ただ、女の子達は無事のようで、それだけは安心するも、鎧男…ネコゼが俺にこうまで明確な怒りを向けてきている理由が分からなかった
「こんな森のど真ん中で、どうするんだ貴様!」
「落ち着け!落ち着けっての!」
少し意外だったのは、ずっと淡々とした語り口のネコゼが怒りを露わにしていたことだ
むしろ、江戸っ子的なイメージで短気そうなヒゲの方が、逆にネコゼを宥めていることにギャップがある
「ただでさえ獣車ぶち壊して主人に殺されるかもしれないのに、こんな森のど真ん中であんな目立つもん打ち上げやがって!たかが一度の瀕死でそんな力を得られる訳があるものか!しかも、今のまさか地力暴走じゃないだろうな⁉︎この化物が‼︎」
「ば、化物って…」
無理やり連れてこられてぶん殴られて今の今まで生死の境目まで彷徨っていたというのに、挙句化物扱いで怒鳴られる
しかも、獣車だの地力暴走だの、また新しい単語まで出てきてもういい加減うんざりだ
そこまで言うなら早く家に帰してくれ
「放せ冨田!あれが地力暴走なら今すぐ殺さないと!でないと!」
「落ち着け!地力暴走かも俺らにゃ分からんし、第一あいつはまだ生きてるだろうが!もし地力暴走だったとしたら、当人はとっくに自爆してる!それより早く逃げるぞ!もうすぐ側までモンスターどもが来てるかもしれんのは分かっとるだろうが!あいつを殺すにしてももっと後にしろ!」
穏当じゃない表現にギョッとしてしまう
殺す?自爆?モンスター?
何だよ、あの太陽って摩訶不思議なだけでなく、そんなにも深刻な事態だっていうのか?
「お、おい待てって!ちゃんと説明してくれ!俺は、俺は一体どうなったって言うんだよ⁉︎」
もう嫌だ
理解が追いつかないことばかりで、今度は俺自身に何か滅茶苦茶なものが入り込んでいる
頼むから、頼むから誰か教えてくれ!
「はっ、なせっ!!」
「佐々木!」
けれど、誰も俺の問いには答えてくれず、ネコゼはヒゲの制止を強引に振り切って、俺を睨み付けてくる
そして、すぐさま槍先を真っ直ぐ俺へと向け…
「死ね!」
と、だけ言い放ち、ほんの一瞬で間合いを詰めてきた
「ひっ⁉︎」
考える間もない
理解し合う余地もない
一切の容赦さえない
こんな殺意を向けられるのは、生まれて初めてで、俺はそれだけで身が竦んでしまう
対して、ネコゼは迷うことなくその槍で俺の心臓を穿ちに来ている
その動きは人間離れしていて、とてもじゃないが、俺ではあの速度に対応できない
精々反射的に身を守ろうと腕でガードを図るも、ネコゼは綺麗に腕の隙間を狙ってきて、俺では、これ以上防御する術を持ち得ていなかった
ズバッ!
予定調和のように、簡単に体に異物が滑り込んでくる
躊躇なく振り抜かれた槍は、間違いなく俺の心臓を穿っていた
胸に刺さる棒は冷たく、今度こそ俺は、ここで死ぬと当たり前のように諦める
…が、すぐに(えっ?)と思う
何故なら痛みがない
死の間際で痛みを感じないとかそんな話でなく、全く痛くない
それどころか出血すらない
感じているのは、槍の冷たさと体内に異物があるっていう触覚だけ
(一体なんで?どうして…?)
「「⁉︎」」
しかし、その直後
俺が自分の体の違和感を考えるより前に、この場にいる全員の考えを凌駕するものが現れる
ぶしゅるるるるるるるる〜〜〜〜っ!
と、俺の体の、槍によって貫かれた胸と背中の二つから、弾けるように気色の悪い『何か』が、空中地面に問わず枝分かれした濁流のように溢れ出てきた
その『何か』は、まるで枝葉のように全方位に伸びていき、あっと言う間に周囲の至るものにベタベタと張り付いてしまう
「な、なんだこれはーっ⁉︎」
特に俺の正面にいるネコゼには、一瞬にして全身が『何か』に覆われて身動きとれなくなる程に粘液に埋もれている
必死に離れようと足掻いているも、『何か』はネコゼの体を、俺からも槍からも一向に逃してくれず、足掻けば足掻く程により一層、ぶ厚いぬるぬるに覆い被さられてしまっていた
「この!このっ!」
それでも尚全力で引き剥がそうとしているネコゼだが、『何か』は、力を入れようにも掴むことは出来ず流れ落ち、逆に『何か』の方からはガッシリ縄で締め上げられたように解けない
半透明のぶよぶよどろどろとした『何か』は、スライムのような意思を持ったジェルのような何かで、その異様さから生理的に嫌悪感を抱く代物でしかなかった
「おいっ化物!何とかしろ!」
もい顔くらいしか見えないほど『何か』に飲み込またネコゼは、焦ったように俺に殺意を向けてくる
殺そうとしているのに助けろなんて虫のいい
だが、俺自身こんな異常事態は御免で不快で抗わざるを得なかった
とは言っても…
「俺は化物じゃない!でもこんなの一体どうすりゃいいか分かんねぇよ!」
俺も両手で傷口を押さえつけ、この濁流を何とか止めようと試みてはいる
しかし、たかだか手では鉄砲水を何とか出来る訳がなく、胸に刺さった槍はそのままに、けれどほとんど痛みがない体に恐怖しつつ、それ以上に自身の体の異変そのものに慌てふためいていた
「は!早くしろ!早く!なっ⁉︎ま、まずいっ…まずいまずいまずいまずい何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ!!」
ネコゼが、途端に今まで以上の焦りを見せる
その必死の形相が、もっと深刻な状況になったことを表している
「う!嘘だろ⁉︎飲み込まれる⁉︎吸い込まれてる⁉︎何だこれ⁉︎何だこれ⁉︎おいおいおいおいおいおい⁉︎」
その言葉に、ネコゼが槍を掴んでいる辺りを見ると、何とネコゼの手が、胸の傷口に近づけば近づくほど細く縮んでおり、しかも徐々にその中へと吸い込まれそうになっていた
濁流の流れそのものは外に向かって吐き出されているのに、ネコゼの体だけは傷口に吸い込まれて内へ内へと動いているのが意味不明すぎる
今は、足の力でどうにか堪えているが、このままじゃどうにもならないことは判りきっていた
(このままじゃ、まさか俺の中に⁉︎)
それは直感でしかないが、人の体を飲み込むなんて、そんなの本気で御免だと、今度ら傷口ではなく槍を掴んで引き抜こうと試みる
「耐えろ!耐えやがれ!槍を抜いて、あんたごと遠ざける!だから負けんな!ふざけんな!」
「腕が!腕が縮む!潰れる!潰れる潰れる潰れる潰れる!止めてくれ!助けてくれ!悪かった!もうしない!こんなこともうしないから!だから!だから助けてくれっ!頼む助けてくれ!ひぃーーーーーーっ!!!」
もはや、俺の声なんて全く聞こえていないほど混乱しているネコゼ
俺は俺で、他の誰かに力を借りようとも周りを目をやるが、ヒゲは執拗に追ってくる触手を避けるのに精一杯で、女の子達は木の陰に隠れて身動きがとれない状態で、とても助力を得られそうにない
(俺が自分でやるしかないのかよっ!)
原因がどうあれ、これが自分で仕出かしたことなら、自分で治めるのが筋
俺は目的を定め行動に移す
「う゛!う゛ぁぁぁぁぁぁっ!」
とにかく槍を体から引き抜こうと、腕に力を集中する
しかし、血管が浮き出て筋肉がひくついているものの、どんなに力を込めても槍が微動だにしなかった
どうやら槍そのものも俺の体内に飲み込まれようとしていて、手の平には滑っていく摩擦の感触を感じていた
にしても、かなり強引に引抜こうとしても体に痛みはほぼないのに、体内に異物がある感覚には違和感しかない
こんな長い槍が体の中に入りきるはずがないと普通に思ってしまうが、逆に体内に入りきるはずのない量の濁流は、未だ自分の体から噴出し続けており、その勢いは槍で貫かれた当初より増している
物理や化学が通じないにも限度があり過ぎて、頭の周りようもないのが頭に来る
同時に、俺の体が起こしているだろうことなのに、俺自身には何も分かっていないことが怖過ぎて慄いてしまっていた
「俺の体は、どうしちまったんだよぉぉー!!チクショーーーーーーー!!」
嘆きながら力を込める
一体たかが数時間の内に、どれほどの異常が起これば気が済むと言うんだ
しかもそうこうしている間にも、もうネコゼの手が、俺の手に触れるくらいに近づいてきている
これ以上お互いが近づいてしまえば、もう足の踏ん張りだけでは堪えることは出来ないような気がする
しかも、よくよく見れば、俺とネコゼの手の大きさは、大人と赤ん坊ほどの差があり、ネコゼ曰くの体の縮み方が目に見えて分かってしまう
これでは、当然握力も腕力も低下してい流に違いなく、むしろ今どうやって耐えているのかすら不思議なくらいだった
「もう、ダメ、だ…!力も地力も限界だ…!」
いよいよ弱気になってしまうネコゼ
その顔には情けなさしかなく、足掻き抜く気力が一切無くなっている
自分を諦めた分、さっきまでの混乱はなくなっているが、こんな様ではあっさり吸い込まれる結果しかあり得ない
「まだだ!まだ耐えろ!」
「無理だ…!もう力が入らない…!」
「ヘコタレんな!あんた立派な大人だろうが!」
「バカなガキのまんまさ…!必死に生きてきただけの…!だが、もう…」
「なら諦めんな!必死に生きてきたなら尚更諦めんな!あんただって、諦めたらそこで試合終了って言葉知ってんだろうが!」
「…………はぁ?」
「一番いけないのは、自分なんかダメだと思い込むことだよって、あののび太くんまで言ってる!」
「お、俺はのび太くんなのか…⁉︎」
「甘えるな。自らが動かない限り、そんないつかは絶対に来ない、ともゼロは訴えていた!」
「誰だよゼロ⁉︎」
無我夢中に声をかける俺
できるものなら、自分の言葉で伝えたいが、生憎そこまで人生歩んでない
しかし、我ながらアニメ引用しか思いつかず、思わずオタクを晒してバツが悪い
「………ふはっ、ははっ」
そんな名言台詞に、ネコゼは小さく笑いを零す
どうやらあまりに場違いな発言にどうにも毒気を抜かれた様だった
「まったく…だが生憎と、俺はバスケに興味なんてなかった。サッカー派だったしな。無論のび太くんでもなかったつもりだ。後、本気でゼロって誰だ?というか人なのか?俺は漫画とかにそこまで詳しくないんだが…」
「うっ…それは…」
この場面でありながらも、ついついたじろいでしまう意気地のない俺
アニメは好きだが、オタクを自称しまくれるほど俺はメンタル強くない
とはいえ、この程度の事を問われて答えないわけにもいかなかった
「…ゼロを名乗る主人公と支配された日本人が大国相手に反逆していく、そんなちょっと前のアニメだよ!」
「日本人が?…それは、痛快だな!」
ネコゼは軽く笑った後で、キリっと顔を引き締める
その表情にはそれまでの諦めはなく、まだ何とかしようという気構えが見て取れた
「アニメばかりに負けてはいられない。折角こんなファンタジックな世界にいるのなら、精々日本人として耐え忍ばねばな」
実際、アニメ並みの状況を前にしたら勝つのは難しいと思うが…しかし、やる気になってるのを削ぐのはやめた方がいいとツッコミを思い止める
「それと勘違いするな?今は仕方なく手を引いてやるが、お前は必ず殺すんだからな。それを忘れるなよ⁉︎」
「ツンデレキタコレ!」
「つ?は?きた?なんだそれは?」
「あ!い、いえいえ何でもありません!」
余裕ができたためか、ついついツッコミを入れてしまう馬鹿な俺
言わない言わないと思うと、返って悪い方向に反応が早くなってしまっていた
俺は一体こんな緊急時に何をやってるのか
「で、でも何か手はあるのか?」
「…お前、何を取り乱している?」
「いいから!一体どうすんだっての!」
「…まぁいい。地力を俺とお前の間で破裂させる。その衝撃で、このスライム共を吹き飛ばす。そうすれば俺が動けるようになって離れられるはずだ!」
やや危険が伴うがやらないよりはマシ、とネコゼ
このスライムは、どうやらネコゼの地力を吸収しているらしく、仮に地力を攻撃に使った場合の反応は未知数とのことだった
「地力ってのは、そんなこともできんのか?応用効き過ぎだろ⁉︎」
「さっきからお前は、ちょっとくらい敬語使えよ。俺は随分お前より年上だぞ?とにかく、本当にかなり何でもありな万能エネルギーだ。電力やら夢の原子力もビックリなくらいにはな。ほらやるぞ!」
話している内に準備ができたらしく、ネコゼはすぐに俺と自分の間に、白く光る玉を発生させた
その光は、俺が意識を取り戻した時に見たものと似ており、もしかしたら、あの太陽みたいな光もやりようによっては破裂させることができたのか、とも思った
「って、ちょっと待って⁉︎それって絶対痛いですよね⁉︎」
俺ら握手するくらいの距離にいるのに、その間でエネルギー弾を炸裂させたら、普通に自爆にしかならないような⁉︎
「安心しろ!死にはしない!」
「じ、自信満々に自爆推し⁉︎やっぱりあんた俺を殺す気か⁉︎」
「ええいやかましい!日本男児なら大和魂を見せてみろ!」
「そんな特攻精神持ち合わせてないわ!というか、あんたも平成に生きてただろ⁉︎」
「ちぃっ!いちいち細かくて生意気な言い様そのものに腹が立つ!俺も老けたということか…」
「今しみじみしないで!」
「とにかくもう地力が限界だ!もうやるしかないから、破裂と同時にお互い後ろに距離を取れ!分かったな!」
「この人思ったより体育会系だった!さっきまでの弱気どうしたの⁉︎ああもう!やるなら早くやりやがれ!ドちくしょう!」
「言われなくとも行くぞ!1!2!3!」
ダー‼︎(4とかGOとかじゃなく⁉︎)と同時に、白い光玉が発光と衝撃と共に炸裂する
予想していた痛みはなく(そういえば、槍が貫通したままなのに痛みなかった)、その衝撃は想定通りにネコゼ曰くのスライムを吹き飛ばしていく
かつ、ネコゼはスライムからほぼ解放されたことで、すぐさま俺から槍を引き抜き、後方へと軽やかにバックステップを決めていた
ただ、見ればかなりのダメージを受けており、両手はボロボロ、両腕や上半身も鎧が凹んだりヒビが入っているのが分かる
(でも、これはかなり上手くいった!)
俺の胸部の穴からの濁流も、槍が引き抜かれたためなのか、急速に勢いが収まり、むしろ死ぬと諦めていたのなら、むしろ最初から今の手を打っておけば良かったとさえ考えてしまう
反応が未知数と言っていた割には、特に何も起こらなかったことにも安堵した
「他のみんなも無事みたいだ…な⁉︎」
そう言い終えるよりも前に、俺は目を見開いてしまう
何故なら、吹き飛ばされたはずのスライムの欠片、それに今まで俺の体から噴出していた濁流の全てが、急速にネコゼに集中し始めていたからだ
「や!やめろーーー!離れろーーーーーーっ!!」
ネコゼは、必死に集まってくる濁流を払いのけようとする
しかし、数分に渡って噴き出し続けていた水量の上、いくら体を動かそうと濁流を切ることは出来ずに、瞬く間にネコゼの全身が圧縮されたような密度の巨大な球体に包まれてしまった
「う゛がああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
球体の中からさえ聞こえる絶叫
周囲全ての濁流に飲み込まれたネコゼは、成す術もなく消化されていく
鎧も槍も手も体も顔も、何もかもが消えるように溶けていく
「あ…あ…あぁぁぁ…」
その光景に、俺は声にもならない声を出す事しかできない
今はもう元の大きさの3分の1程度にまで縮んでいて、つい今まで届いていた絶叫すら鳴き声程度のか細さになっていた
俺は、何も考えることもできずに、ただとにかく球体に駆け寄ろうとする
距離はたったの数メートル
それくらい、走れば数歩で辿り着ける距離だ
「…待っ待ってくれ!頼む!やめろ!」
けれど、球体は俺にそんな歩みすらさせる時間を与えてはくれず、俺が3歩目を踏み出すよりも早く、他の誰でもないネコゼの消化は、全て終わってしまう
ネコゼは消え、他には指一本残っていない
もうそこには、透明のくせに向こう側も見通せない、ただ淀んだ空間だけが鎮座しているだけだった
次回、ヒゲこと冨田サイドの話になります