ローラン画伯のキャラ紹介~卓郎、久子編~
決して逃げではないと、自分に言い聞かせます。
〈セリフ ム…ムッツリ 久…久子 ロ…ローラン〉
ロ「……できた」
ム「おっ。出来たの?」
久「早く! 早く見して!」
ム・久「お、おお~。……すごーい」
ロ「わたしのじしんさく」
久「えっ、自信――」
ム「あ――――! そうだよな、こんなに美しい絵はそりゃあ自信作に決まってるよ!」
久(どうしたのよ、急に)
ム(ローランはまだ幼く、そしてかわいらしいお方だ。だから泣かれたら困るんだよ。あと、好感度の問題もあるから)
久(わかったわ
久「ええ。そりゃあ、こんな美しい作品は――」
ロ「…………ぐすっ」
ム・久(な、泣いてる!)
ム「ど、どうしたんだいローラン?」
ロ「かわいく……かわいく、かいた、のに」
ム「あ、かわいくか~。ごめんな~。久子が美しいっていうから」
久「は!? 私じゃないわよ」
ム「いや言いました~――阿部場!?」
久「ごめんね~。ムッツリが美しいっていうから」
ロ「どっちもいった」
ム・久「…………」
久「い、いや、く、口では美しいといったけど、心ではかわいい~って思ってたのよ!」
ロ「ほんとう?」
久「うん! ホントホント」
ロ「じゃあ……どこがかわいい?」
久「え、え~っと……ム、ムッツリの薄い髪の毛、とか」
ム「はぁ!? そんなのかわいいわけ――」
ロ「むっつり?」(うるっとした目)
ム「……い、いや、とてもかわいいよ! この、ちょこんと乗っている感じがとてもかわいい」
ロ「やったぁ! ここは、ちからをいれた」
ム「そうだろうね。あと、久子の長いアゴもかわいいと思うな~」
久「なっ――」
ロ「ありがとう」
ム「うん。あと、髪の毛がねずみ●僧の役割を果たしていて、とてもかわいいよ!」
久「い、言わせておけば……はいはい! 私もかわいいとこ言いたい!」
ム「待って! もういいだろ!」
ロ「むっつりは、もう、かわいいとこ……ないの?」(うるっとした目)
ム「え? あ、あるに決まってるじゃん♪ 何言ってんのさ……久子さん、言っちゃってくださいよ」
久「太ももの付け根のふくらみ」
ム「アウト! アウトだよ! 今までわかってても黙ってきたのに!」
ロ「そこもちからをいれた」
ム「入れたんだ!?」
ロ「ほかには?」
久「はい! O脚!」
ム「くっ……出っ張ったケツ!」
久「なっ――手のひらソフトクリーム!」
ム「短足!」
久「顔面トマト!」
ム「片乳だけデカい!」
久「●●●!」
ム「●●●●!」
ロ「ふたりとも、たくさんほめてくれてありがとう♪」
久「優しい顔して●●●●!」
ム「メガネのドラ●●●!」
卓郎は、普通の中学生。薄毛でも、手のひらソフトでもありません。
久子は、長いアゴではありませんが、顔は大体あんな感じ。短足でもありません。
服は、第一章でも言っていた通り、ねずみ色のパーカーと青の七分丈。地味です。
そして、逃げた結果、当たり前な説明をしなければいけなくなったわけではございません。