第1話
まだまだ始まったばかりです。
休憩室に入った俺は、警察官を起こすため キッチンへ向かい雑然と置かれた湯のみに水を入れて(本当は俺の靴下を鼻先で嗅がせりゃ一発なんだが……それだとその後に協力体制がとれなくなる可能性があるから…てか怒られるだろう)勢いよく顔目掛けてぶっかけた。
「ウッ!」意識が戻りかけ、俺の顔を見ているようだが視線が定まっていないみたいだ、俺は密かに腰に差してある特殊警棒に手を添えながら(もし襲われたらなんだしな)
「大丈夫か?喋れるか?」と声をかけてみた。
「ここは?」と警官はオドオドと答えた。
「安心しな。交番の休憩室だからよ。表も鍵しめてあっから暫くは大丈夫だぜ……………おい?!どうしたんだ!!」
安心と知った途端にまた気を失いやがった。
首筋を触ったところ、間違いなく脈は打ってるから大丈夫みたいだ。
さて…どうしたもんだか?
ここから逃げ出す算段を考えながら、俺は警官の装備品をチェックしていった。
えっ?それを使えば楽に突破できたって?
まぁ、1人なら走って逃げれるんだろうが…生きてる奴を放っておくのは嫌だからな。
しかし、いつから日本の警官はこんなに凄い装備を配給されてんだ?
ショルダーホルスターにはH&KのUPSが差し込まれている。
たしか、自衛隊も警察もSIGがメインじゃなかったのか?
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