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200文字小説『若獅子』

作者: 天魔幻想

 おお若獅子よ、お前は外へと出ていくのだろう



 お前には力があり、武器があり、何より若さがある







 お前の鋭い爪は、襲い掛かる敵を引き裂くのだろう



 お前の頑丈な牙は、哀れな獲物を噛みちぎるのだろう



 力強いお前の好奇心は、外の世界を望んで止まぬのだろう







 確かにお前は、外の世界の危険にも立ち向かう強さを充分持っている





 ・・・だが忘れるな










 真にお前を傷つけるのは―――










 お前自身の牙や爪、そして好奇心そのものだということを・・・

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― 新着の感想 ―
[一言] いいですねえ。 これが200文字ですか。素晴らしいですね。 若獅子がどこで奮い立つか、よく考えている素晴らしい作品です。傷つくのも自らの好奇心というのは深いですねえ。 ありがとうござい…
2010/06/04 21:05 退会済み
管理
[一言] お久しぶりです(^^) 作品読ませていただきました! ……もうこの一言だけです。  …っ深い!!!!! 台詞の方や若獅子の姿が色々想像出来て面白いです! 流石は聖闘士様ですね…
[気になる点] 私の感想が感想らしくならない事。(そんなこと知ったことではないですね。すみません) [一言] そして、傷つき、敗れ、世界を知るのだろう。 傷つかなければ知れないことだってある。 それで…
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