第十話おまけ レムのひみつ①
数ある作品の中から興味を持っていただき、本当にありがとうございます!
時は、少し前.........
レムに名前をつけてあげたところまでさかのぼる。
「........じゃあレムちゃん♡ お名前もできたことだし、冒険者のみんなにあいさつしに行きましょうねぇ♡」
「.............うん...............。」
クロエさんが僕たちにそう告げると、レムは無表情のままこくこくとうなずいた。
僕もクロエさんの後に続いて、冒険者のみなさんがいる受付に行こうとしたんだけど...........
「............レム...........? そろそろ、はなしてほしいんだけど.........」
レムが、まるでお気に入りのぬいぐるみを抱きかかえて手放さないように、両腕で僕をやさしくだっこして離そうとしない。
確かにレムに抱っこされているとあたたかくて居心地が良いのだが、みなさんに見られるのは恥ずかしいし............
なにより..........レムのものすごく大きな胸に背中が当たってて、ドキドキして別の意味で落ち着かない.......
というか、ちょうど谷間のところに僕の体が埋もれちゃってて.........ううっ..........。
「...............やだ.....................。」
そんな僕の切実な提案もむなしく、レムが少しだけふてくされたような表情でぽつりと答える。
「...............ずーっと....................くっついてたい...........。
...........それに.....................ここだったら.......................わたしが...........パパのこと..............まもれる..........。」
確かに、レムの腕のなかにいたら安全ではあると思うけど........
.........うう........やわらかい..............いいにおいする............。
「..........それに...................おっぱいだったら....................ぎゅーってしてても..................いたくないでしょ.....................?」
レムがそうつぶやきながら、さらに力をこめて僕のことをぎゅーっと抱きしめる。
確かに痛くはないけど、よりおっきな胸が押し付けられて............!!!!!
「.........................................♪」
「............ちょっ..........ちょっと待ってよーっ........!!!」
すっかり上機嫌になったレムが、僕をだっこしながらずしんずしんと音を立てて受付へと向かってゆく。
.........どうやら、しばらくはこのまま生活することになさそうだ。
激しく伝わる振動とやわらかすぎる胸の感触を味わいながら、僕はレムの腕のなかで顔を真っ赤にすることしかできないのであった..............。
読んでいただきありがとうございました!!
少しでも「面白そう!」「続きが気になる!」などと思っていただけたら、下の【☆☆☆☆☆】の所から評価をして頂けるとものすごく嬉しいです!!!
感想やリアクションもして頂けると、凄く励みになります!!!!!
次回もよろしくお願いします!!