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魔王と呼ばれた男  作者: あき
5/50

メテオインパクト

 これで夏季休暇に書きた分は終わりです。でもまだまだ本編は始まりません。


 今回の物語は、自分が好きな異世界物の数々と差別化を図るために、ゲーム性を排除して、「オアスペ」を元にファンタジー要素をいれました。しばらくはワーガ大陸(パン大陸)を中心に話は進んでいきます。

 脱出したイヒンの人々が、「ザ・パン」と呼ばれる話も盛り込む予定ですが・・・まだまだ先ですね。

夏季休が終わったので、またぼちぼち脳内の妄想を少しずつ吐き出していきます。


5、メテオインパクト


 「こんなに威力があるのか!?これは死んだかも・・・」


 流れ星を眺めながら、あれを魔王にぶつけたら何とかなるかもと思いついてしまった。昔、恐竜は隕石の落下で滅んだと聞いているが、僕の開ける穴は、せいぜい1mだ。魔王が倒せるかもあやしい。そもそも1mの穴を隕石が通るのかもあやしい・・・、せめて一部だけでも通って魔王にぶつかってくれれば御の字だ。


 両手を挙げて、流れ星の前に穴を作る!なぜか体中からたくさんの力を感じる・・・流れ星の前と、魔王の上に巨大な穴が広がる・・・

 流れ星がすっぽり入る穴が広がった瞬間、ものすごい熱波を感じ、目の前に眩しい光の塊が出現した。


 魔王の表面はぶつぶつと沸騰したように溶けている・・・そのまま巨大な光に押しつぶされていく魔王・・・地面も沸騰し始めた・・・どうやら熱波を感じていたこの体も燃え・・・溶け始めていた。


 最後の足掻きをしようと、背中に穴をあけて倒れ込んだ。行き先も分からない穴だが・・・あの場所よりはいいだろう。

 体中が黒く溶け、目も鼻も口もないのに・・・意識ははっきりしていた。・・・再生しないと。







 この日、ワーガ大陸をおそった災いは、隕石の衝突で幕をしめた。体陸全土が何かに蹂躙されたように全てが喰い荒らされ、西側には隕石の衝突でできた巨大な穴が出現した。大陸の10分の1を占める巨大な穴の北側から海水が流入し、穴の縁はせり上がり、巨大な山脈を形成していた。山脈からは異常なほどの魔力があふれ出でていた。





 そして、長い年月がながれた・・・・





 目も見えず、臭いも音も何もない・・・肌の感触もない・・・意識はあるけど、ただそれだけだ・・・。

 思えば、コンサート会場で何かが爆発して、次の瞬間空から落ちて魔王におそわれ・・・流れ星を落としたら・・・・あまりにも突然すぎて実感が湧かないが、僕は死んでいるらしい? 娘達もあの爆発だ・・助かっていないだろう・・・空から落ちたのは転生したから? 魔法つかう男が言っていたな。たぶんみんな死んだよな・・・


 ・・

 ・・・・

 ・・・・・・


 少し眠っていたようだ・・・妻に出会って娘が生まれたとこまで思い出していた。昔の事を考えるとすぐ眠くなる・・


 ・・

 ・・・・

 ・・・・・・


 そういえば、2人目の娘が高校生になって、子ども達二人でよくコンサートに行ってたな・・・お父さんは送迎専門だったけど。


 ・・


 ・・・・


 ・・・・・・



  時々起きては、またすぐ眠くなる・・・そもそも起きてたのかもあやしい・・・全て夢かも・・・










 ・・・ん!? 少し眩しい?? 木の香りもする・・・




 「ほぉ~、やっと目覚めたか!お主、イヒンではないな。」


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