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魔王と呼ばれた男  作者: あき
49/50

バパスの夜

登場人物や名称一覧


現 世  :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)

霊 界  :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)

神 界  :神様が住む精神世界。

イヒン  :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。

ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。

イフアン :イヒンとドルークの混血。ドルークを敵対視している。

妖 人  :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等

亜 人  :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等

魔 人  :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等

古代竜  :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。

ワーガ大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。

ペニ城  :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。

ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。

ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。

ババス  :ドルクロイの首都。

イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。

フォーセリア:亜人の国の連合国。一応エルフの国がまとめている。

オーガロイ:妖人の国。オーガの王を頂点とした体勢を築いている。

穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。魔王国の王。ただし政治は全て他人に任せている。

オルグ  :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

コムケ  :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

ゲルダ  :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。

セレナ  :ゲルダが作ったゴーレム。

ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。

ダイゴ  :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。

モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。

マスター :竜のゆりかご亭のマスター。

マリア  :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。

ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。

ステラ  :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。ダイゴの恋人。

ドーガ  :ドルクロイの元王。

エステル :ドルクロイ統合後、代王に任命される。ドーガの娘。

ドーテム :ドルクロイの元王子。現ドルクロイの将軍。ドーガの息子。エステルの兄。

ナラミス :フォーセリア連合国の元女王。ハイエルフ。現在はトールのメイド。

シュテム :オーガロイの元王。ハイオーガ。世界の旅に出発した。


49 バパスの夜


 ドルクロイの王都バパスはとても大きい。


 元々は城壁に囲まれた都市だったが、人が集まりすぎて城壁の外まで家々がはみ出ている。一応郊外の外周に堀が掘られているらしいが、常時橋が下りていて、以前来たときは堀に気がつかなかった。しかも堀の外側にも家や畑が続いている。


 過去に一度も戦争に巻き込まれたことがないため、人々の意識も悠長なものだ。一応イフアロイやフォーセリア、オーガロイと休戦状態だったはずだが、都市の中をイフアンやドワーフ、エルフまで闊歩している。

 さすがに妖人は見かけないが、城壁で検査していないため入り放題なのだろう。


 検査していないため、流れの商人には税金がかからない・・・つまり人がたくさん住んでいるのに商売し放題・・・人が集まるはずだ。土地持ちで店を構えている商人からは、売り上げ税を徴収しているらしい。 店を構えている商人は、流れの商人の売り上げなど気にならない程の商売をしているのだろう。

 バパスとしては郊外の堀までを敷地内としているようで、堀の外側にはたくさんの未承認の店が建っている。そんなカオスな町並みを散歩するのが最近の日課になっていた・・・・


 今日は、堀の外側の大きな木の塀に囲まれた一角を訪れた。どうみても砦みたいな大きさだ???よく堀の外側にこんな砦の建設を許したものだ。


 木の塀の周りには小さな堀が掘られ水が流れている。バパスの堀と繋がっているようだ・・・ただこの砦?の入り口は一カ所しかなく、大きな橋が下りている。日が沈んで少したつと橋は上がるため、中に入ると朝まで外に出られないことになる。


 門を通るとき、門番があまりにも大きくて驚いた。おそらくオーガだろうが誰も気にしていないようだ。今は同じ魔王国だからよいのか?


 中にはたくさんの飲み屋と宿屋が並んでいる。手前の大通りに面した店は、美味しそうな食事処がならんでいるが、奥に行くほど雰囲気が変わってくる・・・・お酒中心の店となり・・・博打処が増えてくる。更に奥に歩いていくと、綺麗な女の人が店先に並んでいる通りに変貌する。


 僕は魔王国の王だが、ここまでくると誰も僕の顔を知らない・・・。オルグに夜まで繋がりを切ることを伝え、眷属との繋がりを切る!伝えないとオルグが探しにくるからだ。まったく過保護なものだ。


 まずは腹ごしらえだ!食事処はたくさんあるが、道沿いの屋台も気になる。今日の為に銀貨をたくさん用意したが、ヨドム村に比べ物価は高いように感じる。


 屋台は、串や葉っぱにくるまれた手軽に食べれる料理が多いため、食べ歩きしながら道を歩いて行く・・・食事処ではお酒を提供していないので、麦酒が飲みたければ中程まで行かないといけない。


 右手に串5本、左手に葉に包まれた鳥の蒸し焼きを持ちながらもぐもぐしていると後を付けてくる気配が・・・5人ほどのバラバラだが確実についてくる気配をたどり、虫達の目を使って姿を確認するも、見たことも会ったこともない面構えだった。


 そっと路地裏に入り込み、5人が来るのを待っていると・・・5人は路地の手前で集まり打ち合わせをしている。そして、路地に入り込もうとした瞬間・・・・なんとなく見知った雰囲気の集団がその前を横切り、5人を連れ去ってしまった。


「何だったんだろう???」


 串を食べながらお酒を求めて更に歩みを進める・・・


 せっかくお酒を飲むならうるさそうな居酒屋ではなく、もう少し歩いて可愛い女の子が接客してくれる店に行こうかと考える・・・結婚してからその類の店は行ったことがないが、これも経験だ・・・


 店を探すのは億劫なので、女の子が呼び込みをしている一番手前の店に入る。


「いらっしゃいませ。」


 執事のような服装の男が声をかけてくる。


「どなたかご氏名はありますか?」


「はじめてなので、誰でもいいよ。お酒が飲みたいだけだから。」


「畏まりました。どうぞこちらに。」


 そのまま、円形のソファーの一角に案内され・・・


「今担当がきますので、少しお待ちください。」



 暫くして・・・太股にスリットの入った上品なドレスに身を包んだ女性がやってきた。いわゆる峰藤子型のお嬢である。色気がハンパない。



・・・・



「僕がこの店によるとなぜわかった?」


「あら♪魔王様~わかっちゃいましたか?」


「いくら共有を切っていても・・・眷属だからな。」


「だって~オルグ隊長が、心配だからって周りを固めるように言うんだもん♪」


「で・・・なんでこの店にくるとわかってたんだ?」


「それは簡単よ。お酒が飲めて女の子がいて~一番手前の店に魔王様はよるから、ここに潜り込めって言われたの~♪




・・・・・



 共有を切っても僕にはプライバシーはないらしい・・・



「さぁさぁ~魔王様♪とりあえず麦酒ですね♪ぷふぁ~といきましょ♪」



 眷属の情報は、眷属に共有される・・・・



 なんの羞恥ぷれいだ・・・・








半年あきました。これから度々ひっそり更新します。


実はイフアロイ編の終わり方が気に入らなくて悩んでいるうちに書くのやめていました。

基本的に誰も悪者にしたくなかったのですが、ただせさえ被害者のイフアロイがどんどん悪者になっていってしまってほのぼの感がなくなってしまったので・・・・


入院して暇だったので、少し話を書き溜めました。

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