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魔王と呼ばれた男  作者: あき
48/50

イフアロイ

登場人物や名称一覧


現 世  :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)

霊 界  :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)

神 界  :神様が住む精神世界。

イヒン  :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。

ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。

イフアン :イヒンとドルークの混血。ドルークを敵対視している。

妖 人  :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等

亜 人  :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等

魔 人  :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等

古代竜  :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。

ワーガ大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。

ペニ城  :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。

ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。

ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。

ババス  :ドルクロイの首都。

イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。

フォーセリア:亜人の国の連合国。一応エルフの国がまとめている。

オーガロイ:妖人の国。オーガの王を頂点とした体勢を築いている。

穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。魔王国の王。ただし政治は全て他人に任せている。

オルグ  :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

コムケ  :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

ゲルダ  :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。

セレナ  :ゲルダが作ったゴーレム。

ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。

ダイゴ  :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。

モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。

マスター :竜のゆりかご亭のマスター。

マリア  :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。

ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。

ステラ  :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。ダイゴの恋人。

ドーガ  :ドルクロイの元王。

エステル :ドルクロイ統合後、代王に任命される。ドーガの娘。

ドーテム :ドルクロイの元王子。現ドルクロイの将軍。ドーガの息子。エステルの兄。

ナラミス :フォーセリア連合国の元女王。ハイエルフ。現在はトールのメイド。

シュテム :オーガロイの元王。ハイオーガ。世界の旅に出発した。


48 イフアロイ


 「全員あつまったようだな・・・」


 大きな部屋に豪華な椅子10脚円形に並んでいる。唯一空いていた席に大柄な男が座ると、おもむろに1人の男が口をひらいた。


 「なぜ侵攻中止の命令をだした?」


 「まずいことになったのだ・・・・」


 イフアンも亜人や妖人達と同じ時期にワーガ大陸に進出した。大陸の奥深くに進出していった亜人や妖人と違い、当初イフアンは北方の沿岸沿いに港町を築き、他の大陸へ補給基地として活用していた。


 そのうち大陸中央部に肥沃な土地を見つけ、次第に南下をはじめた。大陸南部に近づくと湿地が多くなり、妖人のリザードマンの住む地域にぶつかった。イフアンはリザードマンと話し合い領地の境界を定め、それ以降南下するのをやめ、肥沃な土地を開墾してワーガ大陸随一の国を築いた。


 国を作る際、領地に点在していた10の港町・都市が集まり、10人の代表が話し合って王を決めた。それ以来、イフアロイは代々協議により10の氏族から代表を選ぶようになった。


 400年前ドルークがワーガ大陸に上陸した際、当時のイフアロイ王は同化政策をとり、ドルークを迎え入れた。元々イフアンは、イヒンとドルークの混血のため、同胞意識がつよかったのだ。


 ところがドルークの人数がどんどん増え始めるとドルークは自分たちの国の建国を望んだ。一番西側の港町のドルークの住人の数がイフアンより多くなると、イフアンの領主を追い出しドルークの町を宣言した。


 追放された領主は、近郊のイフアンの力を借りて港町の奪還をはかった。こうして第一次ドルーク戦争がはじまった。人数的に圧倒的に有利であったイフアンであったが、他の大陸からどんどんドルークが入植してくるため、ドルークの人数がへることはなかった。


 その頃、ヨドムが山脈沿いを冒険をしてノームの一族と仲良くなった。ノームの一族はドルークにゴーレムを活用したパワースーツと1冊の本をプレゼントした・・・・


 徐々にパワースーツの技術を流用しはじめたドルークがイフアンを押し返し港町を死守し第一次ドルーク戦争の勝利をおさめた・・・。その後港町は、ドルークの入植が相次ぎ、規模を拡大させていった。


 やがて人数が増えた港町は、港だけで全てのドルークを養うことが難しくなった・・・。彼らが目を付けたのは南に広がる肥沃な地。


 そこを治めていたイフアンに宣戦布告をするのに時間はかからなかった。ドルークの港町を囲む5つのイフアンの氏族と肥沃な地をめぐる第二次に組み入れたドルークの敵ではなかった。イフアンは肥沃な地を追われ、大陸北東のいくつかの港町と山岳地帯に追われた。


 ドルークは肥沃な地に大きな都市を築き、ドルクロイの建国を宣言し、さらなる領土拡大をめざした。第三


 北東はイフアロイと。南東はリザードマンを従えたオーガロイとの戦争である。


 ところがある日、ドルクロイの港町のひとつが反旗を翻し独立を求めた。港町ヨドムは各国に魔石を提供する代わりにドルクロイへの一斉攻撃を求めた。


 これにヨドムと親交のあったフォーセリアも応えた。さすがのドルクロイも、ヨドム、フォーセリア、イフアロイ、オーガロイと全方向から攻められてはお手上げだった。


 程なくして、ドルクロイは各国と不可侵条約を結び戦争はおわった。しかし、多くの領土を失ったイフアロイの憎悪は消えたわけではなかった。



 「ドルクロイはすでに滅び、復活した魔王が国を支配していたらしい。」


 一瞬沈黙が部屋を覆った。


 「さらに悪いことに・・・フォーセリアとオーガロイも魔王に敗れたようで・・・全て魔王国の支配下に入ったらしい・・・・。」


 沈黙はさらに続いた。


 「魔王国の戦力はどうなっている!?」


 「勝敗がつくのがはやすぎて、戦力が全く分からないそうだ。ただ・・・ハイエルフもハイオーガもあっという間に敗れたらしい。」


 「魔王・・・それほどの存在か・・・」


 「なにしろ1000年前にこのワーガ大陸を滅ぼした張本人だからな・・・・。ただ今回は滅ぼさず、国として残すことを許しているらしいが。」


 「このあとイフアロイとしてどうするか・・・王の権限で決めるにはあまりにも危険と思い、皆に集まってもらったのだ。」


 「イフアロイだけではドルクロイには勝てなかった・・・今は禁断の力を手に入れたが・・・それだけで魔王国に勝てるかは未知数だ・・・・。」


 「ワーガ大陸の住みやすい地域はドルークが進出していた。われわれイフアンは北東の港町と山岳地帯に追いやられた・・・今更この地を魔王が欲しがるとは思わないが、もし攻めてきたら戦うのみだ。」


 「魔王に使者を送るか?」


 「ドルークを取り組んだ魔王国など交渉する気にもならん。あいつらはどんな約束をしようが必ず反故にする。」


 「ならば様子見か・・・。」


 「うむ。それがいいと思う。」


 「ワシもそれがいいと思う。」


 「なら余は、いつ戦争が起きてもいいように、東側の基盤を強固なものにしておこう。」



 こういしてイフアロイの進退を決める会議は終了した。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 ワーガ大陸 東の地・・・・


 古に核戦争が起こり荒廃していた地。魔王が誕生し全てが食べ尽くされた地。ほとんど植物が育たず一部の妖魔以外生活するのが困難な地。


 最近、この地にイフアンの入植が続いていた。食べ物もなく生きていくのも無謀なこの地で、彼らはひたすら地面を掘り起こしていた。数すくない生き物をめぐって多くの妖魔が襲ってくるが・・・彼らはその妖魔を倒し食べていた・・・。


 すでに入植したイフアンの姿は、よくみるイフアンの姿とは違っていた。筋力は増し、黒い煙のような気を纏っている。



 「ダグダン様、地下100mの地点で金属で囲まれた巨大な空間を見つけました。」


 「おおお、そうかそうか・・・余の思った通りだな。この妖魔の力と古の力を手に入れれば、魔石などに頼らなくてもわれわれの復権は約束されたようなものだ。」



 ダグダンと呼ばれた男は、新しく見つかった空間の様子を見に地中に降りていった。


今回はイフアロイの説明回でした。

内容的にはつまらない回ですが、書かないとなぜイフアロイが攻めてこないのか説明つかないので、書きました。

この後、しばらくはトールの領地散策回が続きます。散策に飽きたころにイフアロイ編の続きをかきます。

イフアロイ編の終了でワーガ大陸編を終わらし、ほかの大陸へと話を広げていきます。



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