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魔王と呼ばれた男  作者: あき
35/50

次元丸

登場人物や名称一覧


現 世  :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)

霊 界  :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)

神 界  :神様が住む精神世界。

イヒン  :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。

ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。

イフアン :イヒンとドルークの混血。ドルークを敵対視している。

妖 人  :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等

亜 人  :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等

魔 人  :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等

古代竜  :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。

ワーガ大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。

ペニ城  :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。

ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。

ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。

ババス  :ドルクロイの首都。

イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。

フォーセリア:亜人の国の連合国。一応エルフの国がまとめている。

オーガロイ:妖人の国。オーガの王を頂点とした体勢を築いている。

穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。

オルグ  :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

コムケ  :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

ゲルダ  :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。

セレナ  :ゲルダが作ったゴーレム。

ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。

ダイゴ  :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。

モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。

マスター :竜のゆりかご亭のマスター。

マリア  :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。

ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。

ステラ  :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。

ドーガ  :ドルクロイの元王。

エステル :ドルクロイ統合後、代王に任命される。ドーガの娘。

ナラミス :フォーセリア連合国の女王。ハイエルフ。


35 次元丸


 「さぁー、まずはどんな金属で作るかださ・・・。」


 ドワーフの職人が考え込んでいる。中心には堅い金属、それを柔らかい金属で挟んで叩く。すると折れにくい刀になるか・・・


 「あと・・・・できれば軽いのがいいなぁ・・・・」もうひとつ希望を増やした。


 「堅さと軽さを両立するなら、金属じゃなくても竜の爪を使う方法もあるさー・・・でも爪は叩いてものびないから刀には仕えないさー。」


 そうか・・・金属を叩いて延ばしてを繰り返すから重くなるのか。うん?僕の体は堅くて・・・のびるぞ!?ゲルダの倉庫にあった竜の爪を取り出し、僕の魔力で浸食してみた・・・


 「この竜の爪を叩いてみて。」


 ドワーフ職人は、黒い爪を受け取ると炉にいれて熱したあと叩いてみた。


 「おおぉぉー、すごいぞ。細くのびるださー!」


 とりあえず叩くはずが・・・熱中したドワーフはひたすら叩いている。

話の続きをしようと思っても聞いていないので、いったん休憩することになった。


 ドワーフの女中がお茶とお菓子を運んできた。


 「このお菓子・・・食べると心地よくなるね。」


 するとドワーフ王は、面白そうに答えた。


 「ここの特産のマジックマッシュルームだ。この穴蔵にも畑や家畜を飼っているスペースがあるんだが、なにしろお山の魔力が自然と湧く場所だ。どの食べ物も魔力を含んで面白い効果がでるんだ。」


 そういえば、なんとなく魔力が回復する感じがする・・・僕にとってはあまりにも微々だが心地よい。


 「うぉーーーーー!見てくれ!これを!」


 ドワーフ職人は、この短い時間にナイフを完成させていた。どしどしやってきて、近衛兵から強引に盾を奪うと、壁に立てかけ・・・・


 「いいかぁー、よく見てろよー。」とその黒いナイフを、盾の上に落とした・・・・ナイフはそのまま盾の上に落ちて・・・盾をすーと切り裂いて地面に刺さった!?


 「なんだその切れ味は!?」ドワーフ王が吠えた。


 「だが・・・欠点もあるさー。」職人はそう言いながら、横からナイフを蹴とばした。刺さったまま・・・ぐにゅっと曲がるナイフ。


 「折れないんだが・・・すぐ曲がるんださ。中に頑丈な芯がないと危なくて使えねーさー。」 


 ぼくの魔力を浸食させると・・・堅くなるが同時にのびてしまう・・・中心には僕の魔力が浸食しない素材の方がいいかも・・・ぼそぼそ呟いていると・・・


 「なら、中心材にはミスリルを使おう。」ドワーフの職人が言った。




 浸食した竜の爪も、金属を挟んで叩く技術もドワーフにとってははじめての技術だったので、完成までいくつか試作品をつくりたいらしい。試作品ができたらまた来る約束をして、僕は小屋にもどった。





 何度かの試作品の調整・・・・



 ドルクロイへの侵攻・・・



 そして、魔石を使った次元断の固定・・・


  

 ドワーフの街に来てから、1ヶ月以上が過ぎた。ドワーフ職人はずっとぼくの刀につきっきりだったよう。悪いことをしたなーと思っていると・・・


 「トールの旦那のおかげで、新しい技術を拾得できたさー。こちらが礼を言いたい気分ださー。」



 今、目の前には一振りの忍者刀が置いてある。鞘から抜いてみると漆黒の刃にうすく波模様が見える。穴を意識しなくても勝手に刃の方に入り口、峰の方に出口をだして穴の長さを調節できる。しかも一度出すと自分で消すまで魔石の影響で次元断が維持される・・・完全に僕仕様の刀だ。



 やはり日本人なので、刀に命名したい・・・


 次元断のための刀だから・・・「次元丸。」


 センスがないのはわかる・・・でも次元丸だ。

 




 ドワーフ王にも礼を言おうと探したが・・・


 「王はいないさー。何でも緊急事態とかでエルフの国に出向中ださー。」



 緊急事態か・・・・大変だな。今度改めて礼を言おう。


 僕は次元丸を帯刀して、小屋にもどった。皮剥ナイフが少しすねていたが、役割が違うだろと諭した。 

 




かなり短いですが、ドワーフ編はこれでおわりです。

これでやっと本流の続きが書けます。

ドワーフ達にも名前つけませんでした。そのうち振り返って名前つけるかもしれません。

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