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魔王と呼ばれた男  作者: あき
32/50

魔人

登場人物や名称一覧


現 世  :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)

霊 界  :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)

神 界  :神様が住む精神世界。

イヒン  :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。

ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。

イフアン :イヒンとドルークの混血。ドルークを敵対視している。

妖 人  :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等

亜 人  :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等

魔 人  :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等

古代竜  :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。

ワーガ大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。

ペニ城  :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。

ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。

ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。

ババス  :ドルクロイの首都。

イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。

フォーセリア:亜人の国の連合国。一応エルフの国がまとめている。

オーガロイ:妖人の国。オーガの王を頂点とした体勢を築いている。

穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。

オルグ  :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

コムケ  :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

ゲルダ  :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。

セレナ  :ゲルダが作ったゴーレム。

ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。

ダイゴ  :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。

モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。

マスター :竜のゆりかご亭のマスター。

マリア  :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。

ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。

ステラ  :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。

ドーガ  :ドルクロイの元王。

エステル :ドルクロイ統合後、代王に任命される。ドーガの娘。

ナラミス :フォーセリア連合国の女王。ハイエルフ。


32 魔人


 「とりあえず、僕はみんなの面倒はみれない。オルグの部下がほとんどだから、まずはオルグの指示に従え。用があれば呼ぶけど、それまでは他人に迷惑をかけないで好きに生きなさい。1000年間山に捕まっていたんだから、まずは自由を満喫しないとね。」



 「「「「「ははぁーーーーーー」」」」



 一斉に頭を垂れる面々。



 「それから・・・オルグ! 大工仕事が得意な面々を数人残しておいてね。」



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 魔王様の指示で、自由に生きる権限をもらった。だが、この体は魔王様の物だ。すぐ駆けつけられるように近場で待機しよう・・・


 まずは大工仕事ができる人か・・・


 「コムケ・・・お前昔ペニ城の設計に関わったよな。おそらく衛士の中で建築に関わったことがあるのは変わり者のお前だけだ。魔王様のお側でお仕えしろ。あとの者は邪魔になるから、指示があるまで我に付いてこい。」


 オルグは、魔王に一礼して空に飛び上がった。次々と飛び上がる魔人たち。


 上空から魔海と山脈を見下ろす。


 北側の海に繋がっているところに、ドルークの港街がある。山脈の南東側の地中にノームとドワーフの街がある。山脈の西側はそのまま海に面している。うん!? 西側に、魔人の力でも見通せない場所があるな?あとで確認しに行こう・・・


 数百の魔人が住める場所は・・・南側の平原に面している場所が良さそうだ。山脈からそのまま平原に面しているのに、誰も住んでいない。


 オルグたちは平原に降り立ち、魔法で簡単な住処と畑を作りはじめた。近くに森がないので、土からブロックを作って積み上げることにした。


 作業していると・・・魔獣がすぐ山から下りてくる。食料になるので丁度いいが、目を離すとせっかく作った家が壊される。そこで、先に土壁を作製して魔獣が入れないようにした。大きな土壁に囲われた村・・・なんか無粋だ。村が完成したら壊そう、魔獣たちを躾ないといけないな・・・ 


 一通り村ができあがったら、みなを集めて意志を確認する。魔王様から自由を満喫するよう指示がでてるからだ。


 「でもよーオルグ隊長・・・。すでにイヒンの国はなく、俺らはもうイヒンでもないんですよ・・・自由を満喫と言われても・・・ねー。」


 「でも、1000年前に国を離れた同胞たちは気になるな。」


 「そうだな、これでも近衛兵だったから姫様がどうなったか知りたいな。シャーマンだったからまだ生きているかもしれないしな・・・。」


 腕を組んで考え込んでいたオルグがおもむろに言う・・・


 「それでは、大陸を出たイヒンの様子が気になる者は手を挙げろ。」


 20~30人程の魔人が手をそっと挙げた。


 「それでは、うぬ達に探索をお願いしよう。国を出たイヒンの動向や姫様の様子が分かったら教えてくれ。 チーム分けややり方は任せる。よいな。」


 「「「はっ!!」」」


 手を挙げた魔人達は空中に飛び上がり、何やら相談してから4方に分かれて飛んでいった。


 「後の者で、やりたいことある人いるか?」


 ・・・・・・

 ・・・・

 ・・・


 「そーか、それでは、魔王様から声がかかるまで、ここで畑でも耕しながら暮らそうではないか。」

 



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 「村長!大変です!」


 村の外で放牧をしていたノルクが走ってやってきた。羊たちを追っていると、北の平原に村ができあがっていたそうなのだ。


 「おいノルク!それはありえん!あそこは魔獣がたくさんいて危険地帯だぞ!」


 「ほんとだって!この目で見たんだ。あれは絶対に村だった。」


 ここは、ベアーフットの村。人族の子どもぐらいの身長だが、素早く隠れるのが上手な亜人だ。人一倍好奇心が強く、噂話が大好きだ。ただ・・・悪気はないのだが、かれらは聞いた話をさらに盛って話すのがうまい。そして自分の話した話を信じてしまうのだ。


 「なんか人みたいな生き物が住んでいたぞ・・・」


 「人なんか住んだら、すぐ魔獣の餌だ!」


 「ほんとだって・・・しかも空も飛べるんだ!」


 「天使じゃあるまいし・・・」


 「・・・」


 こうして、次の日には村探検隊が結成された。



 村は、ベアーフットの村の敷地の境界線の見張り台から、彼らの目でやっと面影が見える位置にあった。ベアーフットは、平原で生活しているせいか、目も耳もいい。体が大きくない彼らの危機察知能力は高い。地平線ぎりぎりまで視線が通る。そんな彼らが、山脈から魔獣が下りてきても村ごと隠せる位置に村を作ったのだ。


 最初に村を見つけたノルク、村一番の戦士ノーダ、長老であり魔法を使うノルダ、村一番の速足ノマド、力持ちで荷物持ちのノヤル。みな体に草を絡めつつ出発前の相談をしている。


 村とコンタクトをとって、相手が誰かわかったら、ノマドがすぐに村にもどって知らせる。その後、ノルダを中心にいろいろ交渉して、もし敵だったら相手を錯乱させてから各自隠れて逃げる・・・。


 そして彼らは出発した・・・




 彼らは、新しくできた村まで数百mの位置まで近づいていた。おそらく人族なら数mまで近づいても彼らを見つけられないだろう。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 「オルグ隊長~、やっとそこまで近づいてきたよ~。」


 畑を耕しながら、一人の魔人が大きな声を出した。小さな生き物が5人こちらに近づいてくるのはわかっていたが、なかなか近づいてこないのでほっといたのだ。


 「こっちにつれてくるかい?隊長。」


 「いや、用事があれば向こうから声かけてくるだろう。そっとしとけ。」


 「りょーかいー。」



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 村の畑まで30mまで近づいた・・・


 どうやって声かけるかこそこそ相談していると、なにやら周りを素早く動き回る生き物がいる・・・・目が合った・・・鋭く冷たい目だ・・・


 「ひゃー狼だ!魔狼だ!やつら鼻が利くぞ・・・唐辛子の汁を撒け!」


 震える手で唐辛子の壷を取り出すが、落としてしまう。


 「もうだめだー、助けてくくれー。」


 ノルク達は、頭を手でかばいながら小さくなって震えている。

 その周辺を狼達がグルグル吠えながら動いている。


 「お座り!!」


 その声で狼達がみな座った。


 「大丈夫かい?小さき者よ。」


 そっと顔を上げると、 そこにはイヒンに似た人族の青年が数人立っていた。その脇で魔狼が可愛く懐いている。イヒンに懐く魔狼・・・ありえない。そもそも彼らはイヒンか? イヒンがこの大陸に渡ってきた話は聞かない・・・


 「あ、ありがとうございます。その狼はあなた達のペットですか?」


 「うーむペットというか・・・預かっているんだ。」

 そういいながら狼によしよししている。狼もうれしそうにしっぽを振っている。


 「わ、われわれは、ここから南にあるベアーフットの村からきました。今まで何もないところに村ができたので、様子を見にきました・・」


 ノルダが立ち上がりながらうやうやしく言った。


 「あーわかった。ちょっとまっててね。」青年はそう言うと後ろを向いて大声をだした。


 「たいちょーーー!おきゃくさんだよーーー!」


 村の方から、少し年輩の・・・体がとても大きい人がやってきた。一瞬巨人かと思ったが、巨人にしては小さい。


 男はしゃがみながら、それでも丁寧に言った。


 「これはこれは、わざわざありがとうございます。ここでは落ち着かないでしょうから村にお入りください。できたばかりで、何もありませんが、どうぞ。」



 村の中でも一際大きな家に通らされた。家というよりも大きな小屋といった雰囲気だ。入ってすぐに大きな板の間の広間がある。


 「わたしは、オルグと言います。昔はイヒンでしたが、今は魔人をしています。」


 魔人だと・・・それがこんなにたくさん!?


 「魔王退治の大戦士と同じ名前で良い名前ですな。」お世辞を良いながら、このたくさんの魔人がここにきた理由を探ろうとした・・・その時、


 「魔王退治か・・・あれは大変だった。われらよく復活できたと思っているよ。しかも今は魔王様の眷属だ。世の中わからんものだ。」



 ・・・・・・・よくわからない言葉を聞いた・・・・???

 混乱する頭で必死に考えた・・・大戦士本人か?しかも魔王の眷属?


 「もー口が旨いですね・・・。それでみなさんはどうしてこんな所に村を建てたんですか?」


 ノルクが何も考えずに話を進めた。しめた。かなり動揺しているが、気はしっかりしている。ノルダは、そっと念話でノマドに話しかける。


 「魔王退治の大戦士オルグが復活した。魔王の眷属として。すぐ村に知らせろ。」





しばらくの間、ワーガ大陸をワード大陸と間違えて記載していました。少しずつ遡って直していきます。

物語を書くときは、何も見ないで一気に書いてしまっているので、その場で読み返してもなかなか間違えに気が付かない・・・。名前が思いつかず、適当につけた名前もあるので、さらに間違える元になってるなー。

それと、亜人の国エルフロイにしたくなくて、思いつくままフォーセリアにしてしまったが、大丈夫だろうか?もしダメだったらあとで書き直します。



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