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魔王と呼ばれた男  作者: あき
3/50

ペニ城にて

夏季休暇に書きためた分です。

3、ペニ城にて



「これは神罰なのか・・・。この大陸の覇権を争った罰なのか・・・。」




 ここワーガの大陸では、幾度と無くその支配をめぐって戦いが繰り広げられていた。戦いが激しく無惨になる度に創造主による浄化が行われ、もう一度文明がやり直された。伝承によると前回の文明は、魔法の力よりも、物質世界のように機械の力が発達し、浄化を待たずして滅んだようだ。われわれイヒンの民は、機械文明とは距離をおいて過ごしていたおかげで絶滅はまぬがれた・・・・しかし、最後に使われた「核」なる兵器のおかげで大地も空も汚染されて、文明の再建には長い年月を要した。



 その間にも、物質世界からの魂の移住は行われ、汚染された大地や空の影響で、そんな所でも生きていけるたくさんの妖虫、妖獣、妖人が生み出された。



 元々イヒンの民は、争いを好まない。しかし日々妖獣や妖人が闊歩し、生き残った交戦的なドルークの民や、イヒンの民の末裔であるイフアンの民が、汚染されてない大地を求めて攻めてくる毎日を繰り返していた。



 数千年の時が過ぎ、われわれイヒンの民も指導力のある王を仰ぎ、団結して土地を守っていた。ワーガの大陸の西側5分の1ほどが領土である。

ワーガ大陸の中央部は、汚染も薄くなり、ドルークの民やイフアンの民、そして様々な亜人の国が点在していた。そして大陸の東側3分の1ほどが、汚染が酷く、妖獣や妖人が闊歩する世界であった。



 ある日、1通の知らせが届けられた。



 大陸の東側で一大勢力を誇っていた、魔人にも匹敵するオーガの一族が滅んだようだ。オーガ族は数は少ないが、抜きん出た魔力と腕力で一大勢力を築いていた。それが一夜で滅んだらしい。


 その後、毎日のように亜人の国やドルークの国、イフアンの国が滅んだ知らせが届く。生き残った数少ない避難民が教えてくれるようだ。様子を見に行った密偵は誰も戻ってこなかった。




 そんな時、シャーマンである姫様に2つの神託が降りた。



「大きな災いが起きている。このワーガ大陸は、大きな災いに飲み込まれる。誰も生きていけない。イヒンの民は船を集めてワーガ大陸から離れよ。」


「このままでは、この霊界は大きな災いに飲み込まれる。たくさんの転生者を召還するのだ。そうすればワーガの大陸と共に災いも消えるであろう。」



 国中の船を集めると、138隻になった。それを5つの船団に分けて1万人以上の国民をワーガ大陸から脱出させた。転生者を召還する儀式のため、魔力の多い者が百数人残った。その者たちの為に船を2隻だけ沖に停泊してある。



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