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魔王と呼ばれた男  作者: あき
29/50

恐怖

登場人物や名称一覧


現 世  :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)

霊 界  :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)

神 界  :神様が住む精神世界。

イヒン  :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。

ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。

イフアン :イヒンとドルークの混血。

妖 人  :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等

亜 人  :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等

魔 人  :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等

古代竜  :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。

ワード大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。

ペニ城  :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。

ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。

ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。

ババス  :ドルクロイの首都。

イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。

穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。

オルグ  :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

コムケ  :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。

ゲルダ  :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。

セレナ  :ゲルダが作ったゴーレム。

ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。

ダイゴ  :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。

モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。

マスター :竜のゆりかご亭のマスター。

マリア  :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。

ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。

ステラ  :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。

ドーガ  :ドルクロイの王。

29 恐怖


 騎馬隊がランスを構えた。おそらくそのまま馬で突進してくるだろう。

さぁ~どうやって殲滅しようかな?


 なるべく恐怖を与える方法を考えていると・・・


 胸に1本のランスが刺さった!?何が起きた!?


 次々ランスが体を貫く。魔法が使えない僕に痛覚無効は使えない。

 4~5本までは痛みが体中を駆け抜けたが・・・それ以降は痛みを感じなくなった。というよりも痛みを感じる体がすでに無かった。


 「う~~む。これは油断したな・・・。」


 独り言を呟いたが・・・・顔にもランスが刺さったようで、顔がはじけ口も無くなってしまったので声は出なかった。


 そのまま体を元に戻しても、たくさんのランスに邪魔されるので、地面に潜ったまま命令を出した男の側に移動することにした。


 その男は、先ほどまで座っていた豪華なイスから立ち上がり、檄をとばしていた。


 「魔王の手下はやっつけた!このままヨドム村に侵攻するぞ!」


 豪華なイスに座っているということは、王様か大将だろう。


 ドーガが檄をとばしている間、トールはイスに座って体を元に戻した・・・・



  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 被害は大きい。だが、魔人を倒した実績は大きい。我々の攻撃は、魔人に通じたのだ。魔王が復活してもいけるだろう。


 意気揚々と兵たちを鼓舞し振り返ると、玉座に誰か座っている?


 「お主は何者だ?」


 それでもドーガは冷静を保ちながら聞いた。


 「やだな~、戦っている相手の顔も知らないのか・・・・」


 トールもドーガの顔を始めて見たが、煽るように言った。



 ドーガの額から汗がポタポタと滴り落ちる。その滴が地面につく直前・・・ドーガは腰の短剣を抜きながら、落雷の呪文を唱える。


 ドーガの手から放たれた短剣がトールに刺さる直前、空間がピリピリ震え眩しい雷が現れる・・・・そしてトールの胸に刺さった短剣に一斉に雷が集中する。



  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 電気が体を通り過ぎる衝撃はすさまじい。痛さも格別だ。髪の毛がすべて逆立つ・・・僕は、コムケに痛覚無効の魔石弾を頼まなかったことを後悔していた。


 体の痺れがとれたのを見計らい、胸の短剣を引き抜く・・・・


 「あのさー、僕は死なないけど・・・痛みは感じるんだなー。」


 「さすがに、電気はいたいわー。」


 すでに虫を放ち、ドーガの動きは止めている。死なないのをいいことにかっこつけて油断したのは僕だが・・・・痛かったからしょうがない。


 ドーガの口から中に入り込んだ百足は、脊髄に回り込み、たくさんの足で抱き抱えた。


 膝立ちになり、両手をだらっと下げるドーガ。目だけはトールを見つめているが、口はだらしなく開いて、涎が落ちている。


 落雷の音で一斉に振り向いた騎馬隊・・・


 玉座に座る男と、その前に膝立ちで動かない王様・・・


 徐々に状況を理解し、戦勝ムードが引いていく。


 「いろいろ考えたが・・・・僕が一番恐怖を感じる罰をみんなに受けてもらおう・・・。」


 僕はそう叫ぶと、魔虫達の塊をいくつか召還した。


 あちこちで地面から黒い巨人の様な塊が現れる。その大きさは10m程になり、兵達も見上げている。そして全身が現れた瞬間それは崩壊する・・・体を構成する何万もの小さな虫たちが、兵達に襲いかかり、口や耳から体内に進入していく。


 両手で必死に口に入った虫を出そうとする者。吐きだそうと口に指を入れる者。体を動き回る虫にのたうち回る者。


 それでも、虫が脊髄に達すると、全員膝立ちになり、両手をだらんと下ろした。まわりは虫だらけだ・・・2匹目の虫がゆっくり体を這い上がっていく・・・口を閉じたくても、だらんと開いたまま涎が垂れる・・・


 そこら中から、悲鳴とも嗚咽とも言えない声が聞こえる。


 満足した僕は、玉座から立ち上がり、王様の前に立った。


 「今更、服従か死か聞いてもな・・・・。ここからどうしようかな。」


 虫を1匹ずつ指でつまみ上げて王様の口に入れながら、このあとどうやって恐怖を与えるか考えていると・・・・



 涙目で嗚咽を繰り返していた王様が気絶していた。 

 

  

ドルクロイ編はまだまだ続きます。

登場人物はたくさんいますが自分が覚えきれないので、キーパーソン以外名前をつけてない。

そのうち、振り返って名前つけるかも。


ドルクロイ編書き終わっていないけど、早く主人公に武器作りたくて、ドワーフ編書き始めてしまった。

キングジムのポメラで書いているが、中途半端なドルクロイ編 魔人編 ドワーフ編 が無秩序に並んでいる。間違えて投稿しそうだ。

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