恐怖
登場人物や名称一覧
現 世 :元々主人公が住んでいた世界。(物質世界)
霊 界 :今、主人公が生活している世界。(半物質半精神世界)
神 界 :神様が住む精神世界。
イヒン :霊界に存在する人族。魂の理解度が高く魔法が得意。
ドルーク :霊界に存在する人族。好戦的で力が強い。
イフアン :イヒンとドルークの混血。
妖 人 :魂の理解度が低い転生者。コボルド・ゴブリン・オーク・オーガ等
亜 人 :精霊の影響を受けた転生者。ノーム・ベアーフット・ドワーフ・エルフ等
魔 人 :魂の理解度がすすみ、寿命を超越した存在。バンパイア・リッチ等
古代竜 :理を理解した竜。大抵1万年以上生きている。
ワード大陸:ペニ城が存在した大きな大陸。魔王の登場で一度全生物が滅ぶ。
ペニ城 :魔王の襲撃を受けて滅んだイヒンの国の城。
ヨドム村 :隕石衝突後にできた魔海沿いの港町。
ドルクロイ:ヨルド村から陸続きで繋がっているドルークの国。
ババス :ドルクロイの首都。
イフアロイ:ドルクロイの東側にあるイフアンの国。
穴道 徹 :霊界では「トール」と名乗っている主人公。一応魔王。
オルグ :元ペニ城の戦士長。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。
コムケ :元ペニ城の戦士。トールに救出されてからは魔王の眷属となる。
ゲルダ :神様に幽閉された魔法使い。冬の女王。トールの登場で解放される。
セレナ :ゲルダが作ったゴーレム。
ヨルドン爺:ヨドム村の墓守。境界の監視人。
ダイゴ :ヨドム村の自営団の団長。モルテガの子ども。
モルテガ :ヨドム村の村長代理。ダイゴの父親。
マスター :竜のゆりかご亭のマスター。
マリア :竜のゆりかご亭の料理人。マスターの妻。
ティアラ :竜のゆりかご亭の看板娘。マスターの娘。
ステラ :竜のゆりかご亭の店員。マスターの娘。ティアラの姉。
ドーガ :ドルクロイの王。
29 恐怖
騎馬隊がランスを構えた。おそらくそのまま馬で突進してくるだろう。
さぁ~どうやって殲滅しようかな?
なるべく恐怖を与える方法を考えていると・・・
胸に1本のランスが刺さった!?何が起きた!?
次々ランスが体を貫く。魔法が使えない僕に痛覚無効は使えない。
4~5本までは痛みが体中を駆け抜けたが・・・それ以降は痛みを感じなくなった。というよりも痛みを感じる体がすでに無かった。
「う~~む。これは油断したな・・・。」
独り言を呟いたが・・・・顔にもランスが刺さったようで、顔がはじけ口も無くなってしまったので声は出なかった。
そのまま体を元に戻しても、たくさんのランスに邪魔されるので、地面に潜ったまま命令を出した男の側に移動することにした。
その男は、先ほどまで座っていた豪華なイスから立ち上がり、檄をとばしていた。
「魔王の手下はやっつけた!このままヨドム村に侵攻するぞ!」
豪華なイスに座っているということは、王様か大将だろう。
ドーガが檄をとばしている間、トールはイスに座って体を元に戻した・・・・
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
被害は大きい。だが、魔人を倒した実績は大きい。我々の攻撃は、魔人に通じたのだ。魔王が復活してもいけるだろう。
意気揚々と兵たちを鼓舞し振り返ると、玉座に誰か座っている?
「お主は何者だ?」
それでもドーガは冷静を保ちながら聞いた。
「やだな~、戦っている相手の顔も知らないのか・・・・」
トールもドーガの顔を始めて見たが、煽るように言った。
ドーガの額から汗がポタポタと滴り落ちる。その滴が地面につく直前・・・ドーガは腰の短剣を抜きながら、落雷の呪文を唱える。
ドーガの手から放たれた短剣がトールに刺さる直前、空間がピリピリ震え眩しい雷が現れる・・・・そしてトールの胸に刺さった短剣に一斉に雷が集中する。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
電気が体を通り過ぎる衝撃はすさまじい。痛さも格別だ。髪の毛がすべて逆立つ・・・僕は、コムケに痛覚無効の魔石弾を頼まなかったことを後悔していた。
体の痺れがとれたのを見計らい、胸の短剣を引き抜く・・・・
「あのさー、僕は死なないけど・・・痛みは感じるんだなー。」
「さすがに、電気はいたいわー。」
すでに虫を放ち、ドーガの動きは止めている。死なないのをいいことにかっこつけて油断したのは僕だが・・・・痛かったからしょうがない。
ドーガの口から中に入り込んだ百足は、脊髄に回り込み、たくさんの足で抱き抱えた。
膝立ちになり、両手をだらっと下げるドーガ。目だけはトールを見つめているが、口はだらしなく開いて、涎が落ちている。
落雷の音で一斉に振り向いた騎馬隊・・・
玉座に座る男と、その前に膝立ちで動かない王様・・・
徐々に状況を理解し、戦勝ムードが引いていく。
「いろいろ考えたが・・・・僕が一番恐怖を感じる罰をみんなに受けてもらおう・・・。」
僕はそう叫ぶと、魔虫達の塊をいくつか召還した。
あちこちで地面から黒い巨人の様な塊が現れる。その大きさは10m程になり、兵達も見上げている。そして全身が現れた瞬間それは崩壊する・・・体を構成する何万もの小さな虫たちが、兵達に襲いかかり、口や耳から体内に進入していく。
両手で必死に口に入った虫を出そうとする者。吐きだそうと口に指を入れる者。体を動き回る虫にのたうち回る者。
それでも、虫が脊髄に達すると、全員膝立ちになり、両手をだらんと下ろした。まわりは虫だらけだ・・・2匹目の虫がゆっくり体を這い上がっていく・・・口を閉じたくても、だらんと開いたまま涎が垂れる・・・
そこら中から、悲鳴とも嗚咽とも言えない声が聞こえる。
満足した僕は、玉座から立ち上がり、王様の前に立った。
「今更、服従か死か聞いてもな・・・・。ここからどうしようかな。」
虫を1匹ずつ指でつまみ上げて王様の口に入れながら、このあとどうやって恐怖を与えるか考えていると・・・・
涙目で嗚咽を繰り返していた王様が気絶していた。
ドルクロイ編はまだまだ続きます。
登場人物はたくさんいますが自分が覚えきれないので、キーパーソン以外名前をつけてない。
そのうち、振り返って名前つけるかも。
ドルクロイ編書き終わっていないけど、早く主人公に武器作りたくて、ドワーフ編書き始めてしまった。
キングジムのポメラで書いているが、中途半端なドルクロイ編 魔人編 ドワーフ編 が無秩序に並んでいる。間違えて投稿しそうだ。




