第三話 開戦
「さて…戦車の操作方法も説明終わりましたし…私は大和に戻りますね。」
「なら…私の兵士を連れて行ってください。ある程度のお手伝いは出来るかと。」
「助かります。」
と言ったの同時にダッダッダッ!という規則正しい音と共に騎士団が現れた。
「付いてきてください。大和まで案内します。」
「はっ!」
そう言って歩いて港まで向かい、輸送用の小型ボートに乗ろうとすると…
「ちょっと待ってくださーい!」
「あれは…?」
「騎士団長!なぜここに!?」
「フリーレ様に頼まれてきたのよ…それより、使い人様フリーレ様より送られた騎士団長のエルセグリ・メロンです。」
「メロンさん。よろしくお願いします。どうぞこちらへ。騎士団のみなさんも。」
「はっ!」
そう言ってボートに乗り大和まで行き艦橋に案内した。
「高いですね…!」
とここで無線機が鳴った。手に取ると
「こちら偵察部隊!大和前方に敵の大艦隊を発見しました!距離は40キロ!数は15です!」
「報告ありがとう。全主砲左舷砲撃戦用意。面舵いっぱい!」
と言って砲を左舷に回し本艦も面舵を取る。そして完全に左舷に向いたのと同時に敵艦が射程内に入った。
「全員艦内に居ますか?」
「はい!」
「データは偵察部隊のものを使用。主砲交互撃ち方!」
「うちーかたじめ!」
ドドドン!と爆音と爆炎を出して主砲弾が発射された。
「偵察部隊より連絡!敵艦15隻ちゅう6隻撃沈!全弾命中!」
「よし…!」
ドン!と更に主砲弾が発射される。
「3隻撃沈!」
「よし…主砲一番2番!次弾装填!撃て!」
ドドドン!
「敵艦6隻撃沈!敵艦隊壊滅!」
「よし…!」
「これが…大和の実力…!すごいな…」
と騎士団長が言った直後に警告音が鳴り響いた。
「な、なんだ!?」
一気に周囲が騒がしくなる。
「空か…」
「何だと!?空は対処のしようが…!」
「対空戦闘用意!うちーかたじめ!」
作者からのお知らせです。この作品をしばらく連載休止します。
第四話に続く。