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大好きな幼馴染がほかの男にとられないように頑張ります  作者: 完成された欠陥品
第二章

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 愛原君が心当たりがあるというのは、相場さんのことだったらしい。そして春香とほぼ同時期にいなくなったことを考えれば大きく間違っているとは思えない。

 もちろん、春香も相場さんも何者かに連れ去られていることも考えられるが、可能性があるのならばつぶしておく出来だと思う。しかし…。


「どこを探したらいいんだ。」


 何の情報もなくなったに等しい。

 もちろん、相場さんの家と考えられるが彼女は実家住みで家族と暮らしていることを考えれば、考えにくいだろう。


「甘江田君、そこも含めて心当たりがある。

 駅前のまねきたこがあるビルに貸しオフィスがあって、そこじゃないかと思うんだ。過去に紗月がそこを借りているという話をしていたんだ。」


「愛原君、春香がいなくなったのは駅前のまねきたこの中なんだ。

 とにかく、駅前に向かおう。」


 どこか、確定の情報のように話す愛原君に一瞬違和感を覚えたが、春香がいない焦りに押し流されるように心の中からは消えていた。


 走り出そうとする俺を愛原君が止める。

 そして、自宅の車庫にあるカッコいいバイクを指さして言った。


「駅前だと少し距離があるから、バイクに乗って行こう。

 鍵をとってくるから少し待っていてくれ。」


 愛原君はバイクの免許を持っていたらしい。ちなみに、免許取得から1年ちょい経過しているから、二人乗りもできるということだった。

 うちの高校は、通学に使用しなければ免許の取得を制限されていない。なので、二輪や原付くらいであれば免許を持っている人はいる。彼もその一人だったらしい。


 鍵をとってきた愛原君の後ろに座る。ふわりと甘い香りがしてくるがしっかりと彼の腹に手をまわす。

 どうせ二人乗りするのなら女の子がよかったし、誰よりも春香とがよかったが、愛原君が好意で協力してくれているのに文句は言えない。でも、愛原君の背中には安心感があって、彼がいれば何とかなるんじゃないかと思えた。


 必死に走った道のりもバイクで走れば一瞬だった。

 事前に連絡しておいた直人がビルの前にいるのが見えた。


 愛原君の先導でビルの中に入る。

 三人でエレベーターに乗り、愛原君は8階のボタンを押した。エレベーターは8階に上っていくのを感じる。

 ふと、後ろで直人が愛原君にこそこそと話しかけているのが聞こえた。


「愛原って、もしかして…。」


「また今度話そう。今は思井さんの救出が先だ。」


 チーンと音が鳴ってエレベーターが止まり、ゆっくりとドアが開く。


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