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大好きな幼馴染がほかの男にとられないように頑張ります  作者: 完成された欠陥品
第二章

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 朝食を食べていないためにペコペコな腹は4時限目の間ずっと空腹をアピールしていた。隣の席の奴はずっとうるさいと思っていただろう。

 いつも通り春香を誘って、教室を出る。


 いつもは母の作った弁当か、コンビニ弁当を食べるので中庭や教室、屋上などで食べることが多い。今日は母はいないしコンビニにも寄れなかったので、春香と一緒に学食で食べることにしたのだ。


 俺は男ならみんな大好きなカツカレーを、春香はオムライスを注文していた。俺の通っている高校の学食はメニュー数も多く美味しいと評判だ。


「うちの高校の学食って美味しいよね。

 あんまり食べる機会がないけどこうやってたまに食べると、毎日学食でもいいかなって思うよ。」


「そうだな。

 でも、母さんが高校の間くらいはできるだけ弁当作ってやりたいとか言ってくれてるし、母さんの弁当も美味しいから捨てがたいな。」


 そう、入学して初めて食べたときは毎日学食でもいいと母さんに言ったのだが、母さんから断られたのだ。毎日面倒だろうに俺の好物も入れつつ飽きの来ないようにメニューを変えて作ってくれるのだから頭が上がらない。


「もしね、美香さんがいいって言ってくれたらね…。

 真一のお弁当を私が作ってきてもいい?」


 少し下を向いて俯いて春香がそんなことを言い始めた。


「いいの?

 俺、春香の料理大好きだし、面倒じゃなければ作ってほしいんだけど。」


 否もない。母さんの料理も大好きだが、俺個人の好みに合わせたような春香の料理も大好きだ。なんだったら外食よりも、春香の手料理を食べるほうがいいくらいだ。


「うん。せっかくお付き合い出来たんだから、お弁当作ってあげたいなって思ったんだけど。

 美香さんにお願いしてみるね。」


 ふんわりと花が咲くように笑った春香の笑顔に、胸が高鳴り見とれてしまった。可能なら、誰にも見られないように閉じ込めてしまいたくなるほど魅力的な笑顔に、何度も惚れ直してしまう。

 昨日から大好きが倍々に増えていくようで、あふれてしまいそうだ。


「俺も春香になんかしたいんだけど、なんかしてほしい事とかないの?

 毎日アイスでも買ってこようか?」


 いくら上げても溢れてしまう春香への愛に、訳が分からなくなってしまう。


「ん~、そうだなぁ。

 じゃあ、毎日頭撫でて、ぎゅってして、ちゅってしてほしい。」


 そんなものいくらでもするし、させていただいてよろしいのですかとこっちが質問したいくらいだ。


「そんなの毎日する。行ってきますのちゅうとただいまのちゅうもしよう。」


 思わず出てしまった言葉に恥ずかしくなるが、春香の嬉しそうな顔に撤回もできなかった。てか、行ってきますのちゅうって、新婚の夫婦かよ。

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