表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大好きな幼馴染がほかの男にとられないように頑張ります  作者: 完成された欠陥品
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/33

10 家路

 ショッピングモールから家まで徒歩で20分ほどなので、歩いて帰ることにした。

 いくつか衣服があるが、荷物になるほどではない。


「春香、今日もありがとう。」


 春香と一緒にいる日常が当たり前すぎて失うなんてことを考えていなかった昔。


「私は楽しかった。真一は?」


 大人になって、夫婦になって、子供ができて、おじいさんおばあさんになるまで一緒にいると思っていた。


「楽しかったよ。すごく。

 こんな毎日が一生続けばいいなって思ったよ。」


 隣にいてくれることがこんなに素晴らしいことだって、気づいていなかった。


「よかった。少し前まではわかんなかったの。

 真一と一緒にいて、私はずっと楽しくて。

 こんな毎日がずっと続けばいいのにって思ってた。」


 子供の頃から一緒にいるから、言わなくてもわかるなんて思って甘えていた。


「ごめんね。

 これからはちゃんと楽しいとか、嬉しいとか、伝えるようにするね。」


 これからもずっと一緒に手をつないで歩くために。

 春香を失うことを恐れずに生むように。


「真一は口下手だからなー。

 ちゃんと言える?」


 春香がにやにやとしながら、俺の顔を覗き込むように告げる。


「言うのは下手かもしれないけど、その時は今みたいに頑張って伝えるようにする。

 行動でも示すようにする。でも、ダメで何にも伝わらないときは聞いてほしいんだ。

 わかんなくて、つらくて、苦しんでほしくないから。」


 できるだけ真剣に、春香に思いが伝わるように答える。


「わかった。

 じゃあ、聞いてもいいかな。」


「うん、いいよ。」


 ふと、建物間を抜け西日が差す。


「私のこと、好き?」


「うん。好きだよ。

 ずっと前から変わらず、初恋は春香で、今も変わらず、いや昔よりもずっと大好きだよ。」


 春香のほうを向いていても逆光で表情が見えない。


「私も、真一のことが世界で一番好き。

 だから、私と付き合ってよ。

 クリスマスに告白したいって言ってくれたけど、でも、今がいい。

 今付き合いたい。今、真一の彼女になりたい。」


 からかっているようなそぶりはない。

 多分、ずっと考えてきたことだったのだろう。


「春香。

 俺はずっとはるかに甘えてきたんだ。


 だから、告白は俺からさせてほしい。」


 春香の顔は見えないが、頷いたように見えた。


「春香、俺は春香が好きだ。

 春香から告白いてほしいとか、甘えたこと考えていた俺だけど。

 春香を好きな気持ちも、春香を守りたい気持ちも、だれにも負けない自信がある。


 俺と付き合ってほしい。」


 春香の顔が近づいてくる。

 春香の甘い香りが、少しづつ近づいてくる。


 チュッと、音が鳴って、俺の唇に柔らかいものが触れる。


「私を待たせるから、我慢できなかった。

 でも、キスくらいいいよね。彼氏彼女なんだもん。」

ブックマークと評価をお願いします。

それがたくさん来ると、僕のやる気が上がります。


この小説に合う絵を描いてくれる人を募集しています。

送ってくださった絵は、必ず「小説家になろう」と自分のブログにて紹介、使用します。

こちらでも、下記Twitterでも受け付けております。

https://twitter.com/81Kekkanhin

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ