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過ぎてしまえば面白い

私って?と思った事

作者: ひとやすみ

電車に乗る為駅までの道を歩いていたら、追い越して行った車が急ブレーキを踏んで停まった。

(どうしたんだろう?)と思っていたら、運転席から女の人が降りて来て、私の方へ走ってきた。

(えっ?何?)と驚く私にその女の人が言ったのが・・

「あなた!貴方みたいな人を探していたの!」

何が何だかわからない私にその女の人が言うのは、結論から言うと化粧品会社でマネージャー(多分そうだった)をやっているのだけど、自分の理想にぴったりだと。

モデル?そんな訳も無く、販売員。

歩いていたら、いきなりスカウトされたのが化粧品の販売員!

販売員に理想があるのか?しかもいきなり?

面接に行った訳でもなく、歩いていただけで。


デパートの婦人服売り場をウィンドウショッピングしていたら、奥から男の人が小走りをしながら声を掛けて来た。

平日という事もあってお客さんもまばら。

暇をもて余していたのかもしれないが、ちょっとびっくりした。

だって、その人は“おネエ”のクリスさんみたいな感じだったから。

「ちょっと貴方!黒が似合うわねぇ!」

「あ、違うのよ?買えって事じゃ無くて、黒が似合う人ってあんまりいないのよ!」

「だから、思わず声を掛けちゃったの!」

似合うと言ってくれた言葉は嬉しかったけど、身近にこのタイプの人がいないから驚いたんですよ。

見た目がちょっと怖いとか、黙ってぼぉっとしてると怒ってる?とか聞かれる私に黒は似合っていたかもだけど、実はフリルとかレースに憧れてたの!

パステルカラーとか着たかったし!

レースの付いたガーリーなロングスカートも買ってしまった事もあったけど、あまりにも似合わないので可愛い後輩にあげたら喜んでくれたしね。

女子プロ(プロレスラーね)とか、極妻とか嬉しくないニックネームもあったなぁ・・・


ある時、少し前に知り合いになった男の人が私に謝りたいことがあると言ってきた。

知り合い以上、友達未満な感じだったのだが。

謝られる様なこともされてないし、そこまで親しく無いしなと思っていたら、

「あのさ、この間同僚と飲みに行ったんだけど、その場のノリと勢いで皆とサービスをしてくれるお店に行っちゃったんだ。」

「でも、俺はサービスは断ったよ!?」

「でもさ、そんなお店に行ったのが申し訳無くてさ。」

「えっ・・・いや・・・そうなんだ・・・」

私の心の中では、(何で私に謝るの?!恋人でも無いよね?えっ?えぇ・・・

どう答えたら正解なの?)

プチパニックになりました。

男の人って、思い込み激しいの?なんか・・前にもあったけど別の次元での世界が有るのかな?




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