第一章 2 おふざけが過ぎるぜママ!!
彼は家に帰り着いた。
勢いよくドアを開ける
「ただいまー!!今日いっぱいとれた、、ぶはっ」
いきなり殴られた
そう彼のお母さんが、彼の帰りが遅いため玄関で仁王立ちしていたのだ
「何時だと思ってんの!!!何時間、何時間山はいってんの?」
「いってーよ。。。。いきなり殴らなくてもいいじゃん!ごめんて!」
思いっきり殴られて、かなりへこんでる様子の彼に畳みかけるようにお母さんが一言
「てか、あんた。。。。テゲ汚いじゃない??なにその恰好、、しかも血も出てるじゃない!!!」
「いや。。あのそのこれは。。。。。」
「ちょっと待ってなさい!!!」
と言ってお母さんはおくに消毒をとりに行った。
「やべー、熊と戦ったなんて言ったら、もう山いけなくなるな。。。」
そしてお母さんが戻ってくる
布に消毒液をしみこませ
お母さんは、あいての傷口へシューーーーート!!!!
「おぅ!!!超エキサイティーーーーーーーング!!!」
「何言ってんのあんた、動くんじゃないの!我慢しなさい!」
「いてええええええええ!いてーよ!!いたいって!ふぁああああksjdふぉいうぇ」
彼は悶絶している模様。
そこにお母さんが
「早くお風呂入ってきなさい!!!ごはんの準備はできてるから!」
「ありがとう。お風呂行ってきまーす。」
そういって彼はお風呂場へと足を運ぶ。
服を無造作に脱ぎ捨てそのまま浴槽にダーイブ!
「いててて、しみるーー!!五臓六腑にしみわたるってか!」
傷口がしみてるだけであろう。
「今日も俺は~くまくまくまーを倒してーふふふすーん♪」
陽気に歌を歌い出した。だがお気づきであろう。
熊は倒してない。。。。
そして彼は風呂出て、パジャマに着替え食卓へ
「へいへいへいへいへーい!!!傷だらけのボーイになったらしいじゃねーか?
なんだ??誰にやられた?おとこか?おん???男か???男に掘られたのか??」
かなり酒に酔った兄貴にいきなり話しかけられる。
「誰にもやられてねーし!男にも掘られてねーよ!!」
彼はそういって反抗した
「つまんねーの」と一言兄貴がいうと彼は
「つまんねーとか、おもれーとかねーから!」
すかさず言い返す。
「あんたたち何してんの!!!早くご飯食べなさい!」
お母さんの怒鳴り声がした
「正直熊よりこえーよまみー・・・」
小声へ彼はそういった
「なんかいった????」
母はいう
「い。。いや。なんでもありません!です、はい。」
そのころ兄は俺が男に掘られてなかったのが、よっぽどつまらなかったのか黙りこくっている。
ここで彼の兄貴を少し説明しよう
彼の兄貴は普段は物静かで、ほとんどしゃべらないタイプの人間だが
酒が入るとこの通りだ。
以前俺の友達と電話したとき
「いええええええい!DJでーーーす!!!コーラコラコーーーラー」
とコーラの歌を歌ってたくらいだ。
こう見えて結婚していて子供もいる。
今日は嫁さんが子供を連れて実家に帰ってるから、戻ってきているようだ
そして俺と兄貴はそっくりな顔をしてる。
そうそうと食事を済ませ自室に戻った彼は
おもむろに【俺の魂ベストファイブ】て書かれた棚から一つの本を取り出し
すかさず布団へだあああいぶ!!!!
その本を読みだした。
本のタイトル
「世界のきのこ達大全集Volume3」
ちょっとまて
この分厚くて500ページほどある本は、なんと三冊も出てるようだ
彼は3冊とも全部そろえてる。
その本を食い入るように見ている彼
世の中の男子がエロ本を読むときのような集中力。
その本にはこう書かれていた
(生える木
赤樫、白樫、山桜など
雨が降らないと太らずそのまま腐る
時期は9月後半〜10月一杯
生え始めから1週間程で取りごろ、それ以上は腐るか虫がついてボロボロに。
舞茸の周りにブトが飛んでいる場合は高確率で虫がいる。
虫のついた舞茸は塩水に付けると虫が出てきて食べられるように。
味付けもできて一石二鳥っ。
生える木によって香りも色も全く違う。
一本の木にまとめて生える為、タイミングがいいと一本の木でリュックが満杯に。)
そう彼は山に何を求めに行ったのか
ズバリ
舞茸である。
「舞茸君~舞茸君~明日も取りに行くかーらねー!!!!」
彼は自分のソウルブックを読みながらそういった。
彼は毎日舞茸をとりに行くという使命をこなしている
自称 山の舞茸マイスターだ。
略して舞神と呼んでいる。
そして今日の疲れがあって、本を開いたまま寝てしまったのか
また目覚ましの音がする
じりりりりりりりりりりりりり
じりりりりりりりりりりりり
しゅっしゅうううぽっぽおおおおおおお
「うるせえええ!!!!!!」ばきっ!
いつも通り目覚まし時計を投げ捨てる。なかなかの強度だ
彼は起きて洗面台へと向かう。
顔を洗い、歯を磨き、朝食をとるためにリビングに向かう。
「ぐっもーーーにーーーん!みなさー。。んん?ふぁ??え???」
リビングにつながるドアを元気よく開けた彼の目の前には
ゲーム?あにめ?ラノベ?でしか見たことのない
【異世界】が広がっていた。
「ははーん、マミーやるじゃん!いきなり家をリフォームとか半端ねーぜ。」ガチャッ
彼はドアを閉めて自室に戻ろうとした。
自室に戻ろうとした彼は「うん?いや。。」
ここでやっと母ちゃんが徹夜でしたリーフォームではないことに気付いた。
そして彼はもう一度リビングにつながるドアの前に立ち
息を整えて扉を開けた。。。。
開けた瞬間
頭の中に誰かからの声が聞こえてきたのであった
やっと前置きが終わりここから本題です!!!
どんどん急展開していきますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。