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図書塔の賢者さま  作者: 空色レンズ
第六章『未来へ』
76/104

(75) ~ 開幕

 ぱらり、ぱらりと本をめくる音だけが響いている。

 その音は、柔らかなソファに寝そべっている青年の手元から聞こえていた。

 その傍らには、先端にカンテラが取り付けられた木製の杖が立てかけられている。カンテラの中で、青い炎がゆらゆらと揺れていた。

 すると、その炎から声が聞こえた。


「おい、若作り野郎。まーだ外に出ねえつもりか」

「うん、だって俺が助けてあげる人が、まだ来てないから」


 繰り返される問答。何年と続けたやりとり。

 炎が大きくふくれて、さらに青年に悪態をつこうとしたそのとき、青年が本を閉じた。


 世界の壁を越えて、誰かがここへやってくる。


「ほら、世界を救う、勇者様のおでましだ」


 そう言って、青年は机の上に本を置くと、カンテラ付きの杖に手を伸ばした。




…… Brave sideへ

第六章『未来へ』、これにて終了です。


ものすっごい駆け足で、いろいろ終わってしまいました……。

とりあえず、私が書きたかった内容は半分ぐらい書いてしまいました。そしてストックが完全に尽きました!!!


ここで一度、オズが主人公のお話は終わりです。ぽつぽつ更新中にネタバレていたように、次は『彼女』が登場する話になります。

が、それはそれで長い物語になる予感がひしひしとするので、この話を持って更新をいったんお休みさせていただきます……。

完結、とまでは絶対に行かないでしょうが、ある程度続きがたまったら、また更新を再開したいと思います。


どかどかと荒削りな文章ばっかりで、ろくに推敲もしていない物語でしたが、こんなにお気に入りに入れてもらえてものすごく嬉しいです!

見る度増える数字にビビりまくりではありましたが、楽しみにして下さる方がこんなにいると思うと、自然と気力が沸いてきました。


もう一つの連載『アンデット・ターン!』の息抜き……のつもりでしたが、けっこう本気になって話を進めてしまったので、さらにあっちが悲しいことになりそうですが……い、いや、書くよ!? うん! もうすぐ学校始まるし、バイトも再開するけど(涙


それでは長くなりましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました。

では、また会う日まで!!!

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