ミレクラの正体
「ごちそうさまでした」
夕飯が食べ終わり、僕は2人にお礼を言った。
「うん!本当に美味しかったよ!!」
ミレクラも上機嫌だ。
*レラン、宿泊中の部屋にて*
「ミクレラ、君には特別な力が宿っているんだろ?」
「まーねーw」
ミクリアはえっへん!と言わんばかりに胸を張った。
「人間や、他の生き物に変化できるってところかな?」
「すごい。何で分かったの??」
「訪問者の勘ってヤツよ」
「で、それがどうしたの?」
「明日、人間に化けてスカードルのことについて調べてもらいたいんだ」
僕一人だと限界がある。それに、他にもやることがあるからだ。
「えー・・・・・・・・・・・」
ミレクラがやる気のない死んだような目でこちらを見た。
『ミレクラよ。そう嫌がるな』
「!?この声は・・・」
声の聴こえてくる所を探した。声は荷物の中に入っていた鍵から聴こえた。
「グラミリア!何これ、どういうこと!?」
『様付けしなさい。』
「えっと・・・・・・・これはどういうことですか、グラミリア様」
言うことを聞かないとめんどくさいことになるので、しぶしぶ従った。
『貴方の鍵にちょっと細工をしておいたわ。』
鍵を鏡の前とかにかざしてみて。と言われたので部屋にあった鏡の前に鍵を指し出した。
すると鏡が光り、鏡にはグラミリア様が写し出された。
『この鍵があれば、どこに居ても話せるし、鏡とかがあれば姿を写す事も出来るわ』
「へえ・・・便利ですね。ここに来る5日前に鍵が紛失したと思った訳ですよ」
『ギクッ・・・』
「グラミリア様?いくら神様でもやっていいことと悪いこともありますよね?」
鍵の紛失には本当に焦った。2日間寝ないで探していた。しかし、その次の日に鍵は机に置いてあった。
『持ち出す許可をもらうの忘れてたのは謝るから;』
「で、何でまた・・・」
『あ、そうそう。ミレクラ、君は精霊だろ?』
精霊?ミクレラが??というか、さりげなく話を逸らされた。
「え?そうなんですか?」
ミレクラが首を傾げてますけど。
『ははっ。そりゃそうだな、精霊と言っても何時、誰がなるかは分からないんだ』
「そうなの?」
それは初耳だ。僕自身も驚いた。
『ミレクラからは、精霊の反応が出ている。君は精霊だ。そこで、レランの言うことを聞いて欲しい』
何がそこでだよ。ちゃんと説明しなくていいのか?
「レランと仲間になって一緒に行動しろってこと?」
『察しがいいな。そういうことだ』
察し良すぎだろ。グラミリア様は説明ちゃんとしましょうよ。
「うん、いいよ!」
軽っ!軽すぎるだろ!
『レランは無理することが多いから、見張り宜しくな?』
「了解です!」
無理なら、貴方だって十分してるでしょうが。
グラミリアの適当な説明には困るレラン。
グラミリアは可愛いところ沢山あるんですよ??