謎の噂
「ミレクラ突くのやめて、地味に痛いから」
僕はミレクラにそう頼んだ。
「ふん!」
ミレクラはそう言ってそっぽを向いてしまった。
「あらあら」
リスランがこちらを見て微笑んでた。
「部屋に案内しますね!」
リオンがそう言って2階に行った。僕も後を着いていくことにした。
階段を上ってすぐのところに扉があった。
「ここです。狭くて申し訳ありません・・・」
リオンは狭い。と言っていたが、僕的には十分だった。
「十分さ。本当にこの部屋使っていいのか?」
「無論です!」
ゆっくりしていってください!と言ってリオンは部屋を出た。
僕は荷物を置くと、ミレクラが話しかけてきた。
「時の訪問者なんかが、何でこの世界に来たの?」
「今更それ聞くのかよ」
「すっかり忘れてたんだもん」
「残念だけど、ミレクラ。この世界に来た理由を答えることは出来ない」
「!どうして?」
ミレクラが首をかしげてそう言った。
「必要以上のことは人間界の生きている者には言わない。掟みたいなのがあるんだよ」
掟、というほど厳しいモノではないが、時間軸が歪んでめんどくさいことになりかねない。
「ふうん・・・神様も大変だね」
「僕は神様じゃないって」
こんな他愛の無い?会話を繰り広げていた。
ずっと部屋にいても暇なので、1階に降りた。
「どうしました?」
「部屋にいても、やることが無いから・・・」
リオンにそう言った。それに・・・
「聞きたいことがあるんだけど、いい?」
「いいですよ!あ、お茶どうぞ」
そう言ってリオンは机にお茶の入ったカップを置いた。
そして、僕はその場にあった椅子に座った。
「で、聞きたいことって?」
「この街で変わったこととか起こってない?」
「そうだね・・・スカードルの性格が変わったな・・・」
「それって、ルクリカが来たぐらいから?」
「うん。後、スカードルは重い税金をかけたんだ。で、その税金が払えないと鞭打ちされるんだ」
スカードルという男は悪逆非道だと思った。
「で、ルクリカは鞭打ちに合う人を助けてるっていう噂があるんだ」
助ける、たすける、タスケル?
「え・・・?どういうこと??」
「噂によれば、鞭打ち以外にも罰があるらしいんだ」
どんだけ外道なんだよ、スカードルは。
話に煮詰まって、更新が遅くなりました。
ごめんなさい!!