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時の訪問者  作者: 燐道 煉歌
草木を愛する妖精
5/10

乱闘騒ぎと宿と・・・

「そこのおっさん、いい加減にしたらどうですか?」

僕は歩きながら3人のおっさんに言った。

「誰がおっさんだ!」

「どう見たっておっさんだろ。ま、それは置いといて・・・いい加減にしてくれませんか?」

「俺様はそこの小僧がぶつかって来て壺が割れちまったんだよ!」

「だから、ぶつかったことに関しては謝っただろう!?」

少年は大声でそう言った。

「だが、壺のことについては、そっちがワザと落として割ったんだろ!?」

よくありがちなパターンになってきた。このまま会話が進めば・・・

「んなこと知るかっ!」

と言いながら、おっさん3人は持っていた刀を構えた。

つまり、戦闘態勢に入った。僕の予想通りすぎて、何か泣けてきた。

「逆恨みは良くないですよ~。おっと!」

そう相手を茶化してみた。すると相手は刀を思いっきり振り下ろしてきた。

そんな感じの会話と攻撃がしばらく続いた。

「ちょこまかと逃げやがって・・・」

相手は剣のことに関して、素人だと思った。

攻撃が単調すぎる。これでプロだったら世の中の剣士が可哀想だ。

「いい加減、止まれ!」

また、攻撃してきた。僕は空に向かって高く飛び、宙で一回回り、

足で刀の刃を壊した。そして、着地しそのまま軽く相手の顔ぐらいまで

ジャンプし、まわし蹴りを喰らわせた。

「ぐあっ!」

みごとにクリーンヒット。相手は怯えて、覚えてろ!とか言って何処かに行ってしまった。

「た、助けてくれて、ありがとう」

少年がお辞儀をしながらそう言った。

「気にすんなって!僕はレラン。君の名前は?」

「俺はリオン。よろしく。助けてもらったから、何かお礼がしたいんだけど・・・」

「!だったら、君の家に今日一日泊まっていいかな?」

少年リオンは僕の言葉に驚いてこう言った。

「そんなことでいいのか?」

「僕、宿を探してるんだけど、なかなかね・・・ダメか?」

「何を言うんだ、いいに決まってるじゃないか!」

「本当か!!」

そんな会話をしていると、ミレクラが僕の肩に止まっていた。

「この小鳥も一緒でいいかな?」

「もちろん!」

こうして、泊まる場所は確保した。(リオンは一日じゃなくて、何日泊まってもいいと言っていた)


*レラン、レラーニア街、リオンの家にて*

「大したお持て成しは出来ないけど、どうぞ!」

中は結構シンプルだった。というか結構綺麗だった。

「お邪魔しまーす」

ミレクラがそう言った。ミレクラの声は一般の人にも聞こえているらしいが、

この街の人は大して驚いていなかった。

「リオン、一人暮らしなのか?」

「いや、お袋がいる。体が弱いから寝てるが」

「そうか・・・」

リオンと話していると、奥の扉から誰か出て来た。

「リオン、帰ってきてたのね。・・・あら?そちらの方は?」

扉からこげ茶のロングヘアーの女性が出て来た。

「この人は、街で、揉めてた僕を助けてくれた人」

「初めまして、レランと申します」

僕は女性に向かって軽く、一礼をした。

「初めまして。私はリスランと言います。この度は息子を助けていただきありがとうございました」

「いえ、別に大したことはしてませんよ」

僕は少し照れくさかった。

「レランは、泊まる場所を探してたんだって。泊めていいよね?」

「ええ、もちろんよ」

リオンのお母さん、リスランもあっさりと承諾してくれた。

「小鳥も一緒ですが、よろしくお願いします」

「レラン!何よその言い方!何かムカつく」

ミレクラがそう言って、僕の頭をくちばしで突いた。

泊まる場所を確保したレラン。

この家に泊まって、これから意外なことがおこる・・・かも?

気分転換で作ってる私なので、

これからどうなるか・・・(;´∀`)

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