情報収集
小鳥さん、この森の近くに街ってある?
僕は聞いてみた。何せこの世界に来たばかりだから情報が足りない。
「街?えーっと、この森を北に抜けるとあるよ。あ、北ってこっちね」
小鳥は親切に教えてくれた。何て優しいんだ・・・。
「あ、ねぇ私もついて行っていい?この森って結構広いから同じ所に戻ってくるのは大変だし、
この森から久しぶりに出たいんだ!」
「ん、いいよ。じゃあ僕の肩に止まってて」
そういうと素直に僕の肩に乗っかった。
*レラン、ソルフィン国、レラーニア街にて*
街に着くまでに小鳥さんには、いろいろと教えてもらった。
国の名前、向かっている街の名前や文化など。
小鳥さんの名前も教えてもらった。ミレクラというらしい。
「ここがソルフィン国で1番大きな街、レーラニアです!」
見渡す限り、人しかいなかった。市場で賑わってたり、芸をしている
人もいた。
「ここなら情報も集まりそうだな」
そして情報収集をすることにした。
聞いていくうちにいろんなことが分かった。
僕がいた森は『静まりの森』と呼ばれている。
そこにある花畑は『命を育む』という伝説があるらしい。
だから人々は花畑を大切にしているんだそうだ。
そして、森にいた女性の名前はルクリカ。
この街の一番偉い人、スカードルという人物が連れてきたらしい。
「スカードルのことは何となく聞いてたけど・・・ここまで悪評だとは思わなかったわ」
ミレクラが苦笑い(小鳥だから表情はよく分からないが声の感じからしてそうだと思った)
をした。
「すごい悪い噂多いな」
そう、本当にスカードルという男の評判は悪かった。
戦争で見方を殺しただの、国王の座を狙っているだの、罪のない大臣達を殺しただの・・・
とにかく悪評がすごかった。だが、スカードルは2年前までは普通の優しい男だったそうだ。
「何でこんなに悪評になったのかしら?」
「それは、ルクリカ関連のせいだと思うよ」
「どういうこと?」
「僕の推理だけど、スカードルという男は操られてるんだと思うよ」
「誰に?」
「そこまでは分からない。というか、ミレクラはスカードルのこと知ってるんだね」
僕の言葉にミレクラは、まぁね。とだけ呟いた。
「今日は遅いし、何処かに泊まろうよ」
「何処に泊まるんだよ」
「頑張って探そう!」
ミレクラのポジティブな反応にため息の出た僕だった。
「・・・何か騒がしいな」
「あれじゃない?」
ミレクラが指し示した方には人が集まっていた。
その集まってる方に行くと何やら揉めていた。
「だから謝っただろう!?」
袋を抱えながら、一人の少年が叫んでいた。
「俺様がそんなので許すと思ってんのかぁ?」
少年の先には3人の男が立っていた。
ボスらしき男の言葉に後ろの2人が、そうだそうだ!と言っていた。
「・・・あの男、何が何でもあの少年をボコボコにするつもりだな」
「どうするの?助けるの?」
ミレクラが僕に聞いてきた。
「もちろん、ここで見過ごすなんて神に近い者がするものか。ミレクラ、
僕から離れてて」
「了解!!」
ミレクラは僕から離れて空を飛んでいた。
僕は深呼吸をすると、集団の中心へと歩いていった。
これからどんな展開になっていくのか・・・
不安ですが、頑張ります!!