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時の訪問者  作者: 燐道 煉歌
草木を愛する妖精
10/10

朝の会話

「おはよう。昨日はよく眠れた?」

リオンが朝食の準備をしながら訊ねてきた。

「ばっちり。おかげで疲れが取れたよ」

「それはよかった」

リオンは微笑んだ。凄く明るい笑顔だった。

「あ、はちみつトーストだ!いい匂い♪」

ミレクラが僕の肩から離れて、はちみつトーストに近寄った。

「お気に召しましたか?」

「うん!私、はちみつトースト大好きなの!」

「それはよかった」

ミレクラはリオンのことが気に入ったように見えた。

まあ、確かにリオンは誰にでも優しいようだし、正義感が強いヤツだと

昨日の様子を見て思った。

「いただきます」

僕とミレクラ、そしてリオンはそう言った。

「そういえば、リスランさんは?」

僕はリオンに質問した。食卓にはいなかったからだ。

「母さんは寝てるよ。朝はダメなんだw」

なるほど、その気持ちは凄く良く分かる。

「僕も朝は苦手な方なんだよね」

「私は全然平気!!」

「お前は夜がダメなだけだろ。夜行性ではないからな」

僕がそうツッコミを入れると、夜行性じゃなくて悪かったわね!と怒られた。

別に怒らなくてもいいと思うのだが・・・

「今思ったけど、鳥がはちみつトーストを食べて平気なのか?」

僕ははちみつトーストを頬張りながら聞いた。

「鳥って失礼ね!私はただの鳥じゃないからっ!!」

そうでしたねー。貴方は精霊でしたねー(棒読み

「あははっ!本当に仲良しだね」

リオンが大笑いしながら答えた。涙が出るほど笑えることか?というか・・・

「「仲良くねーよ!!」」

・・・・・今ハモったのは偶然だ、きっと。

「やっぱり仲良いじゃん」

「「何処が!?」」

「そういうところがw」

朝のつかの間の会話の回です。

本格的に話が動く前にこういう平和なのが入るのって

結構あったりしません?

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