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1章 - 05人影


駅から少し歩いたところで、手分け・・・アカネと適度な距離を保ちながら、周辺区域を人がいないか探している。

ついでだから、さっき取り戻したらしい曖昧な記憶を整理してみる。


私が思い出した記憶は

「研究室にいたこと」

「自分はミナトと名乗っていたこと」

「魔法の研究をしていたこと」

の3つ


とは言っても最近の記憶のほうが思い出せないから基本的なことは分かる。


たがしかし、どうしてこの世界にいるのか分からない。

誰が?なんのために?どうしてこんなところに?


答えられないのは分かっている、聞けないのも分かっている。


アカネにぶつけたって意味はない。彼女はミカタだ――


ミカタ―――?


それじゃあ敵がいるのか――

アカネは本当にミカタなのか――


悪魔が囁いているようだ……頭がガンガンする。

アカネは味方だ。これはきっと、いや必ず大丈夫だ。こんなところてじっとしていても仕方が無いのは分かってる。もっと仲間がいる。元の世界へ戻るためにも。



そう考えていると、黒い影が―――


またか……っ


さっきのが来ると思い、とっさに身構える。アカネが見当たらない。


黒い影が――――消える。



……すると自分の眼前に剣が突き立てられていた。


「貴様」


…………

黒い影――もとい人影は話してくる。


「貴様、何だ……人か?」


その前に、剣をどかしてくれ


「あぁ。――それよりも貴様、なぜここにいる」

そう言って正体をを明かす。私と同い年ぐらいの若い青年だ。ただ服装は戦場にいたかのようにボロボロになっている黒いローブのようなもを頭から被っていた。


私は聞かれたことが全く分からなかった。


どうゆうことなんだ?


取りあえず聞いてみる。


「覚えていないのか!?あれほどさんざん――」必死に話してくる。しかしながら記憶がない私には何も分からない。



しばらく聞いていると、ふと話しが止まる。

「仕方ない。貴様の記憶が戻るまで仲間になってやる。異論は許さん」


待ってくれ、もうひとり仲間がいるんだ。全員揃ったところで話をしよう


「仕方ない。……それでどこにいるんだ?」




――これが、2人目となる"人"との出会いだった。



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