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プロローグ


 

毎朝、近所の山に登るのが日課だった。片道30分もかからないそんな山だ。

頂上にあるベンチに座り風景をゆっくりと眺め、下りる。そうして僕の1日が始まる。




 この日もいつもと同じように山で一息ついた後、家に戻ってきたのだ。

そして何の変哲もない1日が始まるはずだった。




 まさか山から戻ってきたら人間が一人もいなくなっていたなんて。

そんな僕の前に現れた謎の少女。



一切言葉を発しないこの少女と僕の不思議な毎日が始まった。






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