森の美女
「着いたわね。クラマ降りなさい。」
「ここは・・・?」
クラマは辺りを見渡すと来たことがない森へとやって来た。
「ここは王家の森、ここの奥には私達アルベニア王家の墓があるのよ。ここから先は王家の縁のある者しか立ち入っては行けない事になってるから歩いて行くわ。」
馬車が止まったのは森の入り口なのか森の奥を見ると、薄暗く不気味な雰囲気を醸し出している。
「クラマ何してるの?置いてっちゃうわよ?」
「待ってよ!お袋!」
森の中を10分ほど歩くと家が見えてきた。
「あそこよ、クラマ。もう一度聞くけど強くならなくても良いならここで帰れるわよ?」
「俺は行くよお袋。強くなりたいからね。」
「はぁ・・・分かったわ。覚悟するのよ。」
トントン
トントントントン
「姉さん?姉さん!?」
ドンドン!
ドンドン!ドンドン!
ギィ・・・
「フワァ・・・うるさいわね。」
出てきたのは素っ裸の美女だった。
「く、くさ!姉さんまたお酒臭いわよ!あと、服を来てください!!!」
「あら、リリスじゃない。久しぶりね。」
「そんな事はいいから早く着替えてください!」
「もぅ、久しぶりなんだからそんな事気にしなくて良いのに。」
「クラマもいるんだから目の毒なんですよ!」
「あら、あんなに小さかった赤ん坊がもうこんなに大きくなって・・・私の裸毒じゃ無いわよね?」
「え、えぇ・・・」
「クラマが困ってるじゃないの!早く着替えてください!!!」
リリスは姉さんと呼ぶ素っ裸の人を家へ押し込んだ。
(とっても大きかったです・・・)
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