女将と着物
今年最後の更新です!
「おっと、クラマ先に行っていてくれるか?」
「どうしたの?」
「下着を荷物から出さないと行けないからな。いつもはやっていてくれるものがいるから忘れてしまっていたわ。」
「じゃあ、先に行ってるよ!」
「あぁ、直ぐに向かうからな。」
(風呂場は何処だろうな・・・)
風呂場を探していると先程の女将マキナさんが歩いていた。
「すいませーん!」
「はい。何でしょうか?」
「お風呂場は何処ですか?」
「それでしたらご案内致します。」
「ありがとうマキナさん!」
「あら、私の名前覚えて頂けたんですねありがとうございます。」
「あんまり見ない服装だったから覚えちゃったんだ。」
「フフッ、そうですね。この服装は着物っていう服なんですよ。代々この旅館に勤める女将が受け継いでいるんですよ。」
「凄いね!この旅館も初めて見る建物で驚いちゃったよ!」
(異世界ではだけど・・・)
「この旅館は昔異世界から来られた方が建てられたそうですよ。私も伝聞でしか無いので本当かどうか分からないんですけどね。」
マキナは微笑んでいたが着物美人は卑怯だなと思ってしまうほど似合っていた。
「どうされました?」
「マキナさん綺麗だなって思って。」
「あらあら、小さなお客様に誉められちゃって嬉しいですね。あっ、こちらが当館自慢の一つの温泉になってます。ゆっくりと御寛ぎ下さい。」
「ありがとうマキナさん!」
案内しおえるとマキナは御辞儀を一つし何処かへ行った。
俺は久しぶりの温泉でワクワクして服を脱いで温泉へと向かった。
ガラガラッ!
「キャッ!」
ドンッ
「あっ、ごめんなさい。」
「いったいわねー!ってクラマ!何してんのよ!」
「ね、姉ちゃん!!!あっ、まったいら。」
「よくも気にしてる事を・・・死ね!!!!!」
ゴンッ!
「ゴフッ!!!い、いいパンチだ・・・・・」
久しぶりの温泉を前に俺は意識を失った。
お読み頂きありがとうございます!
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来年の最初の金曜日に更新になると思いますが新年会が入ったらすいません!
皆さん良いお年を!!!




