旅館
金曜日に更新出来なくて申し訳ありません!
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私はロリコンではありませんよ!
「クラマ行くわよ!」
アリスは我先にと馬車を飛び出ようとするが
「アリスおしとやかにね?」
リリスが目が笑ってない微笑みで言うと外で待っていたガイルの手を取りお姫様のように降りた。
一応姫なのに普段は姫には全く見えないからな。
「姉ちゃん、流石に温泉来てまで暴れないでくれよ。」
「そんなことしたこと無いわよ!」
俺もガイルの手を取り降りるとそこには大きな日本旅館そのものが建っており、お出迎えの人と魔族が頭を下げ待っていた。
「「「「「アルベニア様ようこそいらっしゃいました!」」」」」
「このような歓待ありがたいのだが、今日は一般客として家族で来たのだいつも通りの業務をしてくれ。」
着物姿の女性が一歩前に出ると
「当館の女将を勤めさして頂いているマキナと申します。こちらの歓待は通常業務となっておりますゆえ申し訳ありません。皆さまようこそおいでくださいました。ゆっくりとお疲れ取ってください。仲居に案内させますのでお部屋の方へどうぞ。」
入館すると中も古風な日本の旅館だった。
微かに木の香りがしてどことなく懐かしさを感じる。
「クーくん!後で一緒にお風呂入ろうね!」
フレデリカが嬉しそうに言ってくるのでまだ6歳だからセーフかと思い。
「あぁ、一緒に入ろうな。」
「うん!!!」
「あんた達なんの話してんのよ。」
「クーくんと一緒にお風呂入ろうね?って話してたの!」
「そう、クラマと・・・だ、ダメよ!クラマは男の子よ!」
「えー、さっきリリス様に聞いたらまだ良いわよって言ってたよー、後クラマも喜ぶわって。」
(おい、まだ俺6歳設定だぞ!!!喜ばないわ!嫌、喜ぶかも・・・)
「喜ぶ・・・そっか、そっか・・・」
アリスはブツブツ言って先に部屋へと向かって行った。
「アーちゃんどうしたんだろうね?」
「分かんないけど、また厄介なことになりそうだ・・・」
親父と俺の部屋、お袋とアリスの部屋、そしてガイル一家の部屋にそれぞれ別れた。
「クラマよ!私と一緒に風呂に行かないか?」
「別に良いけど、どうしたの?」
「クラマが生まれてから私は父親らしい事をできなかったと思うんだ。だからこれを期に親睦をとな。」
「そんなことないよ。親父がいつも頑張っているのは知ってるよ。」
「そうか!クラマよありがとう!」
ルドルフは目を潤ませながら俺の頭を撫でてくれる。
恥ずかしくなってきた俺は親父を急かすように。
「親父風呂に行くんでしょ?早くいこうよ!」
「あぁ、行こうか!」
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