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焼肉GOD  作者: ちょせ
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偽りの国 5

「ルールってなんだ?まずはそこからだネタバレ女神」


みにゅうは今までことごとく、世界の秘密をバラしてきた前科がある

今回もその例から漏れない


「は?女神?」


キヨマサがキョトンとしているが放置して話させる


「あー。アンタならまあいいか、丁度いいし」


さすがにちょっとだけ考えたがすぐに話してくれる様だ

やはりぬるい


「カンザキさん珍しく悪い顔してますねー」


黙れナート


「んー。どっから話すかなー。一応私ってさ、この世界の神なんてやっちゃってるわけだけど、その管理してる中で他の世界との調整みたいなものがあるのね」


「うん?それって何するんだ?」


「まぁ、アンタみたいな人間の受け入れみたいなことをしてると思って。転移や転生にかかわることなんだけどね。まー、人間の行き来は特に問題にならないんだけど、この島の向こう側にいる連中が島ごとあんたの世界、日本の傍に転移しようとしてるのよ」


「何が問題になるんだ?」


「そりゃあ問題しかないわね。この世界の物を大量に持ち込む気なのよ、しかもこれ失敗してこっちと向こうが融合しちゃうっていうか、呼び寄せちゃうし」


「ん?」


「だーかーらー、この星と向こうの地球?ってのがくっついちゃうのっていうか崩壊しちゃうわ。星ごと」


「「「へ?」」」


「そんな事が・・できるのか?」


カンザキはそれは本当に神の領域だと思っている

そしてそれは間違いがなく、みにゅうになら出来るし、カンザキやキャサリンがいかに強くともそれは出来ない


「ま、スキルの管理までしときゃ良かったんだけどそれは出来ないしねー」


「そういやスキルってなんなんだ?魔法とは違うのか?」


「ある意味違うわね。簡単に言えば世界のルールを書き換えちゃう魔法みたいなものかな」


「そりゃ法則を書き換えてしまうってことか・・」


「使う人間の技量にもよるけど、そういうこと」


そしてそのスキルで島ごとの異世界転移が可能になるのか・・


「でなんで、そんな一大事にみにゅうはのんびりしていたの?」


ナートが至極当たり前な事を聞く


「あー向こうの街にスキルで出来た結界があってさ、それ私でも壊せないからどうしよっかなーて思ってたのよ」


なるほどな・・みにゅうは神だが、その力はさほど強くない

スキルか・・心当たりはあるな・・おそらく「勇者」とか「魔王」とかってのもそれそのものがスキルの気がする

そしてそのスキルのことについてみにゅうは補足する


「とんでもないスキル覚醒者がいてさー。召喚スキルとスキル付与スキルっていう」


ん?なんかチートの匂いがするぞそれ

もしかして・・


「やたらあんたら日本人がいるのは、その召喚スキルで呼び出されているみたいよ。異世界転移ね。ただその召喚場所はランダムで、世界各地にちらばっちゃうみたいね。あとスキル付与スキルは他人に何らかのスキルを強制的に付け加える事ができるみたい」


おいおい・・それでいくと相当手ごわい相手というか、どうにもならない気がするんだけど気のせいか?

その呼び出された日本人全てにスキル付与してるのか?しかも誘拐の件はそいつらが日本人を集めていただけか?


「やー参ったわ。他の神からの連絡で神殺しスキルだけはなんとか禁則にできたけど放置してたら私らも滅されてたわね」


ふーっと間に合ったという感じでかいていない汗をぬぐうしぐさをするみにゅう



「あー、まぁいろいろと分かったけど・・でもその結界があって街にゃいけないんだろ?」


「招待でもされない限りはね。でも警戒しているでしょうから私は入れないし、たぶんそこのナートちゃんも入れないんじゃないかなぁ・・結界を抜ける条件は日本人であることみたいだし」


そういう事か・・

展開がなんとなくだが読める

おそらくその誘拐・・いや、集められた日本人に付与したスキルで自らの街を守ったりしているから迂闊に攻撃もできない

またそういう理由なら排除も困難だろう


こればっかりは・・俺やキャサリンみたいな強さを持っている人間でもどうにもならないかもしれない

俺達には対抗する力・・・スキルが足りないんだ


それにしても・・ショウヘイが異世界転移スキルか

あいつは日本に帰ってしまうんだろうか?


ちょっとだけ、カンザキは寂しい気持ちになってしまった


帰れるのならば、帰ったほうがいいだろう・・俺みたいなのはこっちの世界のほうが性に合っているが




----------



ギィィィィィン!!!



みにゅうから色々と話を聞いている途中で凄まじい音が響き渡るー

そして衝撃波のようなものが辺りを駆け抜ける


「にゃ!」


「うわっ!!」


そこにいた4人、外の獣人が一斉に耳を抑える


がたっと、キヨマサが立ち上がる

叫ぶように彼は


「今の音・・そしてこの気配は結界が壊れた!?」


なっ!?今のスキルでできた結界でか!


「え?え?結界なくなったの?」


先ほどの音でみにゅうは少し目を回している


そしてカンザキとナートは感じ取る

街の方向から流れ出してくる凄まじい敵意を

そしてさらにナートは


「カンザキさん、ショウヘイさんの居場所わかりました。今の音の後から急に反応を感じます」


街の方にいるショウヘイの気配を感じ取る

結界の中にいたから、調べることが出来なかったんだな


「あ、今ソシアからも連絡です。急いで飛んでくると・・・」


飛んで!?おいおい・・もしかして


「天使形態で来る気か!?」


すべての力と可能性の存在で飛んでくる


「はい、私も行きます。カンザキさんも来ますか?」


「ま、どうなってんのかわからんが行くさ」


「あ、私もつれてってー」


みにゅうも来るのか・・

そういえばキヨマサはどうするんだ?


「オレはここの村からでちまうと、作った作物がダメになっちまうもんでな・・出れないんだわ」


カンザキはキヨマサに願い出る


「なぁ、アンタの作った米とか大豆とかなんだけど、今度譲ってくれないか?」


「ああ、ええともさ」


ニコリとキヨマサは笑ってカンザキ達を送り出した



ナートが表で天使形態になっている

白い翼をばさりと広げて


「さ、カンザキさんいきますよ」


カンザキとみにゅうの手を握り締めて

光に包まれる

ふわりと浮き上がって

流星の如く飛び去った


「はい、キヨマサさんお茶です」


エプロンをした獣人がお茶を運んでくる


「ああ、ありがとう」


「これで変わるんですかね・・・」


しんみりとした雰囲気でお茶をそっと置いた


「どうなんだろうな・・あいつらの事、嫌いじゃなかったんだが・・」


「そうですね。お優しい方々でした」


「ま、色々事情もあるが最近のあいつらはちょっと強引じゃったからなー」


「はい」


キヨマサはずずずとお茶を飲む

後ろで獣人が先ほどの後片付けを始めている


「さて、畑でも行くか」


スッと立ち上がり、作業着に着替えてから外に出る

そして鎌を持って


「んじゃ、出てくるわー」


「いってらっしゃいませ」


そしてキヨマサは今日もいつもどおりに田畑に向かうのだった



----------



その光はゆっくりと地上に降り立つ


すぅっと光がおさまると、カンザキとナート、みにゅうが居た

その街は大きく、だが人の気配は感じられない。


「あれ?お兄ちゃん」


そこにいたのはミナリだった

その手には首をつかまれた一人の女の子がいる


「え?ミナリなにやってんの?」


「あー、ショウヘイさん追いかけてたらココにきてね。まぁ詳しい話はあとで。とりあえずもうちょとで片付きそうだし」


「ぐ・・くそ・・その手をはなすのじゃ・・・」


パァン

ミナリがその手で女の子の頬を叩く


「いいからショウヘイさんどこ」


「あ、あの男か・・あんな裏切り者好きに連れてかえるがいい・・」


「裏切り者?」


「ちょ・・・!ミナリ強引すぎないか・・ってか誰だその子!」


「え?いきなり襲い掛かってきたのよこの子・・しかもかなりの召喚魔法使うし。だからちょっとお仕置き」


「え?」


そいつってもしかしてさっきみにゅうが言っていた・・・

やっかいな召喚スキルの・・・

その間にも向こう側でパンパンと

おしおき?をしている

ちょっとかわいそうになってきた・・・

ふと、周りの街並みが目に入る

カンザキはほぉ、と感心する

あまり高いビルはないが、家や公園、そして商店・・

そこにはまだ作りかけの看板など発展中だったのが見て取れる


「まるで・・本当に日本を再現していようとしたんだな」


カンザキの目の前には、異世界に呼ばれた日本人達の帰りたいという望みが見て取れた


「この島には凶暴なモンスターとかいないからね・・力ない人間には住みやすかったのねー」


みにゅうがカンザキに話しかける


「ああ、そうみたいだな」


「ま、私はちょっと神としての仕事やんなきゃねー」


「なにするんだ?」


後ろではミナリが女の子を縛り上げ、そしてなにもない空間にてを突っ込んでそこからなんとショウヘイともう一人女の子を引っ張り出した

そしてひっぱりだされた女の子が強くミナリを睨んで


「このくそ女ぁああああああああ!ショウヘイ!!」


ショウヘイはその手に黒い剣を作り出してミナリに切りかかる!


「ショウヘイさん!」


ナートはミナリに切りかかるショウヘイの前に出て両手を広げる


「じゃまだ」


ザシュ!


「そんな・・・ショウヘイさん・・・」


ナートが切られてまう

血を流しながら後ろに倒れるナートを見たミナリとカンザキの表情が変わる・・いや、その場の空気が変わった

ミナリは倒れるナートを抱きとめるそしてそのまま回復魔法を唱え始めるが


「くっ!なにこれ治らない!」


必死に魔法を唱え続ける

そしてカンザキが一歩前に出ようとしたその時


ィィン!


黒く染まった闇が降りてきてソシアと・・キャサリンが現れた


「ナート!!!」


ソシアは降りるなりナートに駆け寄る


「ショウヘイ!やっちまいな!」


「はい」


ショウヘイはそのままソシアに切りかかる


「ちっ!」


カンザキ一瞬でショウヘイの後ろに回りこみショウヘイを気絶させようと手刀を叩き込む


ショウヘイはなにごともなかったかのようにそのままソシアを背後から切り裂いた







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