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焼肉GOD  作者: ちょせ
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建国祭ー開催!

「シンイチロー兄ぃを!離せえええええええええええええええ!」



ィィィィィィン・・・



耳鳴りがする程の大きな声



その声の主をキャサリンはキッと睨み付ける


「誰かな?」


強い・・・・あの持っている刀は見覚えがある・・・

カンザキが召喚魔法で呼び出すのと「同じ」剣。

嫌な予感がする


「私の名前はカンザキ・ミナリ。そこにいるシンイチロー兄ぃの親戚だァァァ!」


「で、その親戚の方が何の用なの?」


「えええええええええええええええ!ミナリ!?ちょ!おまなんでここに!?」

ちょっとまてちょっとまて!姪っ子のミナリか!?本家の孫娘!?


「ちょっと兄ぃは黙ってて。今このパツキンと話してるんだから」

ミナリはキャサリンを睨み返す

そうー完全に、完全に敵だと


「悪いんだけど、シンイチロー兄ぃと貴方は婚姻は出来ないわ。なぜなら私が結婚するからよ!」


「「ええ!?何で!?」」

驚くカンザキとキャサリン


「そんなわけで!返してもらう!」


全力をー出す

この世界に来て初めて、いやーカンザキが居なくなってから一度たりとやる気を出さず才能だけで生きてきたミナリが、初めて本気をーやる気を出す


「気力全開ぃ!」


ミナリの全身が薄い金色に覆われる

全身を魔力による強化が覆うー付与魔法のオーバーロード

それはキャサリンが金色に煌くのと同じ現象


「ここまで来て止めるのは無理なんだよねー。あとーここにきてラスボスとか気が利いてる」


キャサリンにはそれは何かの強制力のように感じている

カンザキをー好きでいる事の何が悪い!

たとえ神がそれを許さなくてもー力で押し通る!


「今日の私は最強装備だ!気をつけろよ!」


「ミナリー行きます」


瞬間ミナリの姿が二重に成る


「召しませ、剣よ」


「陸奥守吉行」


二本目の日本刀が現れる


ミナリの持つ刀は1本目は「虎鉄」それも召喚魔法で「作り出した」物だ

召喚魔法の、呼び出すと言う行為を創作と位置づけ認識したミナリはまず大好きな刀をー武器を想像し創造した


そして今二刀となったミナリが繰り出す剣戟をイメージするは宮本武蔵ー




「ミナリ先生!凄すぎる!」


「あ、ああ!あの相手はルシータ王女だろう!?かつて姉に連れられていった王宮で見た事がある。幼い私はあの人に憧れて冒険者になったんだ」


「それってあの伝説の!?」


「そうだ・・強くなりすぎた王女はダンジョンに消えた。皆死んだものと思っていたんだが・・生きていたんだ・・」


「焼肉ゴッドにいたあの人が!?」


「怪しいとは思っていたんだが・・今のあの戦う姿は間違いないだろう。見ろ!ミナリ先生が押されている!」




ギィン!ギィン!


剣と刀が打ち合う音が響き渡る


剣と刀の極地ーもはやその剣筋は当事者の二人以外に追えていない

その動きは流麗そのものなのだろう

その速さは星の瞬きなのだろう


「想像以上に強いじゃないあなた!」


「そういうミナリだってこの強さは尋常じゃない!」


思わず笑みが零れるキャサリン


「まさかカンザキ以外に私について来られる・・いや、超える可能性もある」


ミナリもミナリで全力を出して何かに当たることなど今までなかった

その壁がこれほどまでに分厚く高い事もなかった


「この・・・・!倒れなさい!」


そのミナリは楽しくもあるが焦っている

折れた事のない刀ーそれがミナリだ

そしてーその刀が折れないということは無い


「ちょっと本気出すよーミナリ、楽しかった」


キャサリンの眼の色すら金色に染まるー


「技の名前はまだ無いがーこれが私の全力」


キャサリンはその剣を振り上げ降ろす


「マズい!?」


ミナリはバックステップを踏み


「召しませ、城よ」


「一の門、二の門!」


ミナリの目の前に城の門が現れるー


「おそらくはその先も在るのだろうが、もう遅い!」


シンッ


見えない剣戟はミナリを中心に降り注ぐ

召喚した城門がかなり削いではくれたがー


ギンッ


「こ、虎鉄が!」


「その剣は防御には向かないね」


キャサリンが膝をついたミナリの首筋に剣を突きつける


「まだやるかい?」


にこりと微笑む



ああーかなわないなーでもここで折れるわけにはー


「召しませー・・・・」


まだヤル気かー。元気だねぇ・・・

ん・・まてよ・・・


「でも、仮にあなたが勝ったとして、カンザキはあなたと結婚するかしらね?」


「え?」


ミナリはキャサリンが何を言っているかわからなかった


「本人に聞いてみたらどう?」


キャサリンの不可思議な提案だがその真意はすぐにわかった



「ねえ、シンイチロー兄ぃ、私と結婚してくれるんだよね?」

それは約束ー


「だって、約束したよね?結婚してくれるって」

泣き叫ぶように言うそれは・・いつか、幼き日の


カンザキは目を点にして・・え?という顔をしている


もしかして忘れている?そんな筈はない・・・


「そう、あなた婚約していたの?」


「い、いや婚約はしてないけど・・・でも約束はしたんだもん」


「ーいつしたの?」


「こ、子供の時よ・・悪い!?」


なるほどーそういう理由か。ならば


「ミナリとか言ったね、ここでカンザキを逃すと、きっとー逃げ出すわよ?」


「あ・・・・」


ミナリは一瞬で理解した、いや、出来てしまった



----------



それは13年前-


神裂カンザキ美成ミナリが16歳になったときだった


たまたま来ていた、分家の長男である


神崎カンザキ真一郎シンイチロウをに対し、幼き日の約束の執行を迫る


「ねえ、シンイチロー兄ぃ、私もう16歳になったよ。だから結婚してくれる?」


そう迫った


そしてこれは無茶なお願いの様に思えて、幼きミナリがカンザキに惚れて以来実は周到に用意されていたことであった


本家の跡取りはミナリしかいなかった。故に婿を取る必要がある。


そしてー我儘だったミナリが唯一気を許し、恋い焦がれた分家のカンザキを婿に取ることで大人たちは一致していた。

ミナリは当時それを知らなかった。いや、今も正確には


だが当時、カンザキは異世界に消える


その後カンザキの消えた日本ー世界は彼の行く先を追う事は出来なかった


結局、真一郎は逃げたのだろうと言う事になってしまった


ミナリは失意のどん底でーそして無気力に生きる事になる



----------



真実の程は分からない

だがそのとき結婚がなくなったのも事実だ


「また・・・逃げる・・?」


疑心暗鬼ー


キャサリンはにやりと笑う


「どうだろうミナリ、正妻か側室かは後に話し合うとしてだ。仲間に入らないか?」


「え?」


「カンザキ・・捕獲作戦。かつ、あれほどの才能を眠らせておくのは惜しくてね。世界征服でもしてみようとおもってさ」





隠遁を望むカンザキー焼肉ゴッドを開店しわずか1年足らずでその実力はゆっくりとではあるが回りに知れ渡りつつあった


そしてそれを利用する者も現れるだろう


それもきっとあの男、カンザキは甘んじて許すだろう


温過ぎる・・・だがそこが好きになった理由でもある


じゃぁどうするか?


私がー


ルシータが


全力で甘えてやる


他の誰も、知らない奴に利用されない様に


恐らくはいずれ、カンザキは遠からず国、世界に関わってきただろう


それを加速してやればいいと思った


予想外の事態があった


妹のシアも、カンザキを好きだと言う


苦渋を飲むーだがそれはシアも同じだろう。


ダイダロスーラスクロ


この両国を掌握できたのも大きかった


子供の頃、ラスクロの王女と遊びで、本当に遊びで話した世界征服


それをできるだけの力を持っていたが、ルシータ自身はなんの意味も持たないと思っていたのだが





「カンザキと遊び続けられるなら、それもアリじゃない?」




「まぁ、国名が変わったくらいでカンザキが今までの生活を変える事はしないと思うけど、それも鎖をつけられるならつけておこうかなって」


ミナリは立ち上がりキャサリンの手を取る


「よろしくお願いします。」


にやりと、ミナリは今までした事がない笑いが顔に出る







「俺の意見は・・・・」


「あきらめろカンザキ、ルシータがそう決めたならもう覆らん・・・」


「マジかよ・・・」




「さて、あらたな嫁が増えた所で、ここに建国祭の開催を宣言する!」


そうーキャサリンの狙いはこれだ


ウルグインの建国祭をそのままーカンザキという国の建国祭にしてしまった


「本来であれば最終日だが、本日が開催初日となる!」


そして傍観していたシアが前に出てきて


「意義のある者も居るでしょう、それらは王宮にてお話を伺いますので後ほどいらっしゃってください」



すでに王宮内の制圧・・いや、侵略は終わっている

それもまぁ、元国王が暴走しかけたから容易になっていたのだが・・・

元からクーデターを狙っていたのだ

それに運よく国王のどたばたが重なって、単にクーデターを後押ししたにすぎなかっただけだった


そして国が生まれ変わる



----------



巨大国家カンザキー

かつて、ウルグイン、ダイダロス、ラスクロと呼ばれた国々が集まった統一国家


呼び名はそのまま、カンザキ・ウルグイン カンザキ・ダイダロス カンザキ・ラスクロとなって


その国の王は飲食店を営む


この世界唯一の焼肉屋


そこでは、国王が調理場に立ち奥方達が給仕を行うありえない店


国の中心でありながら、触れ合うのはお客様だけー




「また、美味い肉仕入れにいかにゃならんあぁ・・」




この店で食事を、焼肉を食べたものには不思議な事が起こったりする


それを知ってか知らずか店主は今日も営業を続けるのだ。




「あのーすみませーん、カンザキさんいますかー?」


「はいよー」


その人は深いフードをかぶっている

深緑のそのフードから見える口元はー怪しく釣り上がる


「ほんとにいた。いやだなぁ・・カンザキさん・・うちの国で店やるって言ってくれてたじゃないですか?」


「ん?」


ばさりとフードを脱ぐと


真っ赤な髪の色はまるで炎か血の色

瞳の色までが真紅に染まっている


通りすがりの人々が急に現れたー怪しくそして美しい美女に眼をー意識を奪われる


「お迎えに上がりました」


その声色はとても甘美なー




「誰だっけ?どっかでそれ見た事あるんだけど?」


印象的なはずの赤髪と瞳、だがそれが何だったのかー大事な事だった気がする



「随分と息苦しい事になっている様ですね、あなたらしくない。だから一緒に・・・」




カンザキは色々な人に出会う


人だけじゃないけど。


初の長編ぽくなっているので、色々実験のような事をしてしまっています

もっとちゃんとストーリーを練れたらいいのですが才能が足りませんねー


で、最終回風の展開をしていましたが、終わりません

一旦仕切りなおししたいとこですが、ネタが尽きるまではこのまま書こうと思ってます

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