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焼肉GOD  作者: ちょせ
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建国祭3日目1 すでに建国祭は放置ですか・・・?

カンザキとキャサリンがラスクロに行くことになり、2人はラスクロに行く準備を済ませた

まぁカンザキはラスクロの一級市内へ入れる事が楽しみでキャサリンが帰る前から既に準備を終えていたのだが


そして出発直前にカンザキは店の裏に行くと魔法陣を描き始めた


「カンザキそれ、なにやってるの?」


準備を終えたキャサリンはカンザキに裏庭に来る様言われたのだ


「飛竜用意できてるから、いつでもでれるんだけど・・・」

キャサリンはカンザキにそう言うがまるで耳に入っていない

当然移動手段も王宮が用意していて、最速の飛竜だ

おおよそ2日もあれば現地に着く。当初の目的は祭終了時までの王の奪還だったが、それはすでに無理だと思われている

なぜならば王が監禁されている場所が、近くのわからない場所などであればまだ希望もあった

だがラスクロに居るとなれば話は違ってくる。ラスクロは遠すぎる


カンザキの描く魔法陣が完成すると、それはキンっと蒼い光を放った


「よしいくぞ!」


カンザキはキャサリンの手を握る


「え!?_」


キャサリンの手を掴んだカンザキはそのまま魔法陣の上に行く・・そして




転送された



キャサリンが当たりを見回すとそこは裏庭ではなかった



「は?」


さっきから何だか間抜けな声ばかり出しているきがするキャサリンは頭をかきながら


「ここどこ?まさかとは思うけど」


「ああ、ラスクロ。一度来たことあるからな、転移魔法で来た」


魔法陣による転移はメジャーだ

だがその技術は失われて久しい

ウルグインのダンジョンにある転送陣は確かに層を隔てた転送をしてくれるがその技術は不明だ

解析してもわからないし、そもそも魔法言語が、系統が違いすぎるのだ

転移魔法陣は原理すらわからない

それが世界の常識だった・・


だがカンザキは転移魔法陣を描き、思うがままにコントロールしてしまった


「カンザキ、あんたの非常識は知ってたつもりだったけど・・さすがにこれは無いんじゃないの・・」


おもわずキャサリンの心の声が漏れる


「まぁそう言うなよ、長い付き合いだろ?」

そう笑うカンザキにキャサリンはドキリとしてしまった・・


そういえば、あの時以来の二人だけの冒険だ・・・


キャサリンの心は少し躍り始めてしまった




----------




「ほら王様、ドラゴンステーキだよ」


ヴァネッサは王の前に差し出す


「おお・・・コレが・・・」


かつて食べたことがあるとはいえ早々食べることができるものではない。


王はゆっくりとフォークを差し込む

程よい弾力と共に力強さを伝えてくる


大きめに切り分けたステーキを、一口一口よく味わって食べていく


美味い。


あの時食べたステーキよりも格段に美味い


「ふふ、あまりの美味しさに声が出ないようね。それは仕方ないと思うわ・・ドラゴンを討伐できる者などそうそういないし、それにドラゴンそのものがレア。出会うことが少ないわ」

ヴァネッサの言っている事は正解であるが、ウルグインに当てはめた場合は間違っている


「ふむ、美味いな。今まで食べたドラゴンの中でもこれは一番だ」


「はいはい、お代わりはいるかしら?」


今王宮に居るのは、ウルグインの王とヴァネッサとほんのわずかな召使である


ラスクロの王が逝去し、跡取りとしてシャインを指名してはいるがそもそも王としての教育そのものが施されていない者達だ

そしてそれは、彼らを、ヴァネッサを操っている人間がいるということに他ならない


では何処に居るのか?


王の誘拐が成り、ウルグインが攻めて来る可能性は当然ある

その場合はーヴァネッサ達がいればそれで十分対応できるのだが、自分達に飛び火しないとも限らない

結果ー郊外に政治の拠点を移したのである。ほぼ全ての兵士を、文官を連れて行ってしまった


がらんどうの王宮ーそれがラスクロの王宮である



ウルグインの王はフォークを置いた


「一つ、聞いていいかな?」


「何かしら?」


一呼吸置き、真剣に問いかける

「そなたらは強い。それなのになぜー議会の決定に従っているのだ?」


そう、三人は強い。このラスクロのダンジョンで育っただけはある。

先ほど聞いたところ、300層までは楽に行けるようになったとのことだ。

あのクラスのドラゴンが出現するダンジョンに


であれば、王国最強と言っても過言ではないのではないか?そう思っただけのことである


「その質問はダメね、でも教えてあげる。単純な事よ私達より強いからに決まっているじゃない」


ヴァネッサはくすりと笑った


ウルグインの王はー

一瞬何を言っているのだと思ったが、ヴァネッサのその表情から嘘ではないと気づく


「本当・・なんだな・・・」



「そうね、王様にとっては残念なお知らせかもしれないわね・・そもそもこの誘拐に許可が下りたのも議会が承認したからよ。それはウルグインを手に入れる手はずが整ったということ。きっと王様、あなたはそれも力でねじ伏せるつもりだったのでしょう?」



「そうだ、どうとでもなるとおもっている」


「無理よ、王様。教えてあげる・・・議長のギド・ギルシフは神を召喚するのよ」





----------




さってと、王様は何処に居るのかなーっと

そういえば俺王様・・見たこと無いぞ?


「なぁキャサリン、王様ってどんなやつ?」


二人は無事一級市内に入っている

そしてなるべく大きな建物を探して進んでいるのだが、高さと言う意味で言えば高いという建物が無い

平坦なのだ

全ての建物の高さが同じ

それは特別な建物が見当たらないということでもある

そしてこの市内には人が一人としておらず、話を聴くことも出来ない

それなりに途方に暮れていたりするのだった


「あー。今は白髪まみれのヒゲまみれのおっさん。たぶん頭に王冠でも乗っけてるから見たらわかるんじゃない?」


結構いい加減な情報である

実の父だろうに・・・


キャサリンにはキャサリンの目的がある

それをカンザキに悟られるわけにはいかない


「一応分かってることはあるわ、地下があんのよ。」


あー、そうか。ダンジョン!であれば


まあ、中心だよなー



カンザキとキャサリンは中心部を目指して進む


そしてー


カンザキとウルグインの王が


ついに出会う





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