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NO.5 寄港


NO.5 寄港


小説を読んでいるうちにジョレーク5-2交易基地まであと十分程所まで来たようだ。青と緑が半分半分の惑星と二つの衛星が浮かんでいるのが見える。私がこれから働く職場を眺めていると慌ただしく通信士が駆け込んでくる。私が彼女にどうしたのかと訪ねると同時に艦長入ってくる。私はその事に少し驚いたが、私が何か話すより先に艦長は艦長席に座り通信士に、エジェアバトと繋げ。と命じた。


通信士が繋げた通信機からイスハーク艦長の返答が聞こえた。


「イスハーク艦長、此処まで世話になりました。我々は交易基地の寄港してから商館まで向かうつもりです。此処からは別行動でよろしいですか?」


「了解した、クロム艦長。貴艦の航海の安全を祈る。」


そこで通信は切れ、艦長は一瞬黙ったが直ぐに通信士に交易基地に寄港許可を取るよう命じた。通信士が寄港許可を求めると通信機の向こうから、こちらジョレーク5-2交易基地。キャリスプの第三ポートへの寄港を許可する。と返答が届く。私は艦長の誘導ビーコンに従って進めという命令の通り誘導ビーコンに従い船を進めた。


交易基地の第三ポートに停泊している間我々は艦長に1日の休暇を貰った。丁度欲しい物があったので舵を調整した後、商業区へと向かうことにした。

ここの商業区は元々交易基地の従業員向けである為ちょっとしたスーパーぐらいのサイズしかない。しかしそれでも品揃えは本物であり、現に注文表で目星を付けておいた品がいくつか販売している。

私が商品を吟味していると後ろから機関長に声を掛けられた。艦長と同じく研修監督である機関長はいつも通りの大きな声で、何を見ちょるんだ、お前さん。と聞いてきた。暇を潰すための物を買おうと思って物色していたんです。と私が答えると、そうかぁ、今じゃ自動化が進んじまったからなぁ。と過去を懐かしむように目を細めながら答えた。気に入る物が無ければわしの部屋にこい。古い本しか無いが何時でも貸しちゃる。と言い残し、機関長は酒を持って会計へと行ってしまった。


私はその後一時間程悩んだあと数冊の本と数本のゲームソフトを購入したあと、通路の窓からジョレーク5-2を眺めながら船へ戻り、出発まで寝る事にした。

ちょうど半分くらいです。

あと四話ぐらいで終わるでしょう。

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