二面性の悪魔
これはある男子生徒が起こした事件の話である。
「大津実弥美」と「双葉津」が付き合っているのは、この学校では有名で成績優秀 運動神経抜群 スタイル 性格 全てにが完璧な律はかなりの数の、女子の理想の男子生徒だった… あの事件を起こすまでは…
事の始まりは、実弥美と津がいた2人きりの教室で美弥美が言った一言であった。
「私たちそろそろ受験のシーズンじゃん?勉強のためにも少し距離を置かない?」
津は性格に問題はないが甘えん坊なところがあり、実弥美と別れることを抵抗し続けたが結果、自然消滅となった。
そしてことが収まったある日、津は誰もいない教室に実弥美を呼んで後ろから抱きしめた。
「実弥美、いい香りそれに温かい…でも、残念だよ その身体もすぐ冷たくなちゃう 君の心と一緒で…」 といったと思うと抱きしめたまま刃物で彼女の腹を刺した。幸い彼女の命に別状は無かったが、津は警察の事情聴取で「彼女を殺せば彼女は僕の心でしか生きれない。彼女は永遠に僕のものであり続ける。 僕だけの 僕の理想の実弥美であり続ける。」
そういって彼は翌日 首を吊って他界した。
「実弥美だけの俺でいるよ」という遺言を残して…