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本バスについて

田舎の都市、中沢市なかざわしを走るバス、十四峠線じゅうよんとうげせん

ベテラン運転手の坂本 ひさしと、その乗客達の紡ぐ、ほのぼの日常系な物語。

「市営バス 十四峠線じゅうよんとうげせん」は今日も遅れること無く運行している。


沿岸の大都市である浦土市うらどしからローカル線に乗って一時間もすれば、そこからは中沢市なかざわしになる。終着駅である藤河駅ふじかわえきからはバスが南北それぞれ一本ずつ走っており、その北行きがの方が「十四峠線」である。


一応「市営」と名前がついているが、数年前までは楼和村ろうわむらの運営する「村営 峠バス」だった。当時は地域住民の足として大変重宝されたが、過疎化による利用者の減少や事業の赤字等で、一時は存続が危ぶまれた。しかし、20XX年の市町村合併により、楼和村は中沢市へと吸収合併された。その際に「村営 峠バス」は、中沢市の運営する「市営バス 十四峠線」と名前を変え、現在も運行が続いている。

運転手はもう定年の近いベテランの男、坂本 ひさしで、この路線を担当して35年目になる。この路線の担当になった当時は「なぜ自分がこんな田舎のバスの運転なんかしなくてはいけないのか」と人事課を恨んだものだが、今ではすっかりこのバスに馴染んでしまい、乗客と世間話をしながら運行することも多いこの頃である。


これは、そんなバスの中で起こる、小さな物語。

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