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「これ提督がつくったのかい?おいしいねー」


「お、そうか?ありがとう」


自分が作ったものを褒められるとはこんなにも嬉しいものなのか…


家族が昔から家にいなさすぎて何も分からん…


「提督は福岡出身かな?」


「福岡生まれ横浜育ち福岡在住だった者です」


「複雑だねー」


そう言って笑いかけてくる

めちゃくちゃ眩しい。というか俺が日本にいた時の推しに似てる。


「…ごめんね。俺が作れるのってもつ鍋とかそういうやつしか無くて…祝杯には重すぎる食事かな…てか三人とも胃もたれとか大丈夫?ちなみに俺は大丈夫じゃないんだけど…」


椅子の背もたれにぶっ倒れながら問い掛けると三人とも胃もたれは大丈夫なのだそう。なら良いか


「もつ鍋…初めて聞く料理なのです…」


「おいしいね」


「夜はいいね。やっぱ夜だね〜!」


とてつもなく個性が出てる三人だけど、仲が良さそうで良かった。もしこれで仲が悪いとかになったら俺どうすればいいか分かんなかっただろうからね


「いや自分がここに来た時は目の前に雑草と工廠と寮しかなくてびっくりしたよ…わりと寮も最近のに近い綺麗なやつだし、正直設備に関してはびっくりだったね〜。そして電!改めてありがとう!そして皆、これからもよろしく!」


「はい!よろしくなのです!」

「僕達をよろしくね」

「私に負けなんてないからね!これからもよろしく。提督」


うーんやっぱり、皆んな個性が…あっ……て…


…あら?酒飲みすぎちゃったかな?意識が……




「…………いとく……提……提督!!」


「うおああああああああ!?」


「うわっ!?びっくりしたなー。提督、やっと起きたんだね」


…ん?あれ?


「俺、もしかして酔い潰れた感じ?」


「うん。そうだね」


「ごっっめんみんなッ!!!!せっかくの初日の祝杯だったのに…あっまだ助かるか?今何時だ!?」


「朝の4時だね」


ひえええええ……ごめんよ。みんな…


…というか、俺たちがご飯を食べ始めたのが夜の8時とかだろ?で、潰れた時刻を仮に9時とすると…7時間…俺は7時間寝てたのか?


…え?て事は…


「もしかしてお前ら寝てない!?」


「うん。まあ私は夜が好きだからね!もとから朝に寝る派なんだけど」


「眠いのです…」


「僕は、大丈、夫…だよ」


「絶対大丈夫じゃないっ!!!早く寝るんだ!後片付けとかは全部俺がやるから!!」


「それなら私がやったよー?提督」


「川内お前はもう少し自分の労力を制限してだな…」


半分昼夜逆転してるとは言え、7時間の見守りと食器などの片付け、掃除…


「…ほんとにごめん」


「提督は謝りすぎだね。私達は気にしてないからさー」


「そうですよ!せっかくの早起きなんですから朝日でも浴びに行きませんか…?」


「うーん少なくとも時雨と電は寝てきなさい。睡眠不足はどんな敵よりも手強いからな?」


「…しょうがないのです」


「それじゃあ僕は少しばかり…寝てくるよ。おやすみ。提督」


「うん。今日はじっくりと休んでくれ。俺のせいだから。本当に」


そうして二人を見送る


そういえば、俺は昨日何かをやろうとしていた気がするんだよなぁ…


「何だか、ここは無駄な草が多いんだね〜」


「それだ!!!!!」

「ええ!?」


「明日こそは草むしりをやり切ろうと決めていたんだった!すっかり忘れてた。それじゃ、室内の掃除が終わったら俺は草むしりしてくるから川内はゆっくりしててくれ。じゃあな!」


そう言って早速掃除へと取り掛かる。まずは銭湯を磨かないと…と言うかまず風呂に入んないと。それが終わったら―――




―――長かった。もう朝の9時ですわ


よし、それじゃあ水とタオルを持っていざ尋常に草むしりを…


…ん?あそこに誰か人がいるような…?


「あれ?川内…!?お前なんでここに…」


「何でって…草むしりを手伝いに決まってるじゃん!私はまだ寝る時間じゃないからねー」


「いやいや、それじゃ川内に負担がかかりすぎるだろ。お前も少しは休憩をしたらどうだ?ほら、水をやるからさ…」


「大丈夫だってー!私こう見えて割と体力あるんだから」




そんな様子を寝起きの電と時雨が眺めている


「提督さんはやっぱり頭が良いのです!水とタオルを持っていったら確かに熱中症気味にはならないのです」


「そうだね。にしても、今日は暑いね…」


「そうですね…冷房が室内にはあるおかげで何とかなってますけど、外は暑くて草むしりどころではないのです…」


「…それにしても、川内、提督が起きて掃除を始めた時からずっと草むしりしてるけど、大丈夫なのかな?」


「確かに…心配なのです…」


実は寝ていなかった二人の会話は続く




「おーい、こっち抜き終わったぞー!」


「私も抜き終わりそうだよ。いやー自然に触れ合うのはいいねー!まぁ、私達はいつも海に触れ合う存在なんだけどね」


そう言いながら笑いかけてくる川内

あぁ、この笑顔を、自分の力では無くとも守り続けていきたい…


そう感じて仕方がないのであった




決してわろてるわけではございません

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