第12話
「はぁー!おはよう、エモーラ···」
「おはようございます、みやさん······」
起きたばかりなのか、まだ意識がハッキリしていないようだ。
「今日は少し昨日のことが気になるから、準備を整えて行こうと考えてるから、目を覚ませ!」
「分かったから、あまり声を荒げないで···」
みやたちは部屋着から戦闘服に着替え、下にある食堂へ向かうのであった。
「兄ちゃん!今日も先に作っておいてるから、食べていきな!」
「ありがとうございます!」
みやは食堂のカウンターに置いてあった朝食を取り、端のテーブルで食べる。
いつも思うが、この食堂のご飯は他の店よりもすごく美味しいのはなぜなんだろう。
━━━多分、それはここの料理人が料理系統の属性を持っているからじゃないかな〜。
「何でそんなこと分かるんだ?後、そんな属性あったか?」
━━━私は幽霊だからその人の魂の色が見えるんだ。魂の色によって属性の不得意が分かるんだけど、あのお姉さんの魂の色が暖かみを持った包まれそうな色をしていたから、ユニーク属性なんだろうね!
ユニーク属性か···。この世界にも規格外の者はいるということか。
みやは朝食を済ませ、食器を返却口に置いて、宿屋から外へ出るのであった。
「えっーと、治癒速度上昇ポーションと疲労速度低下ポーションを10個づつと新品のショートソードを5本、後は煙幕を15個買うと···」
みやたちは武器やで武器・道具を買い、昨日大騒ぎであった遺跡へと向かった。
遺跡の様子は昨日とほとんど変わっておらず、冒険者たちでいっぱいだ。
みやたちは昨日、とても切羽詰まっていた受付嬢の下へ向かっていると、途中でブレウスがリーダーをしているパーティーの人たちが来ていることに気づき、話をしに向かった。
「ブレウスさんたちも来ていたんですね!」
「おぉ〜、みやも来ていたのか···」
「どうしてここに?」
「昨日のことが気になって来ちまったよ」
「あなた方もそうでしたか、僕もそうでして······」
「よけりゃ、またうちと組むか?」
「是非ともお願いします!」
みやはブレウスと共に冒険者たちが集まっている場所へと足を進めた。そこでは、受付嬢たちが今回の魔動械の討伐方法と生息している魔物の狂暴化について詳しく説明をしていた。
「今回は俺らよりもランクの高い冒険者が魔動械の破壊を担当するから俺らはその邪魔をさせないために近隣の魔物を一掃するってことか。みんな!気を引き締めて、冷静に判断するように。それでは行くぞ!」
こうしてみやたちは魔動械の破壊クエストへと向かうのであった。




