夜だけカッコいいウチの旦那 〜ギャプに困っています〜Ⅱ
寝室から旦那が起きてくる。
旦那「おはよ〜」
私「おはよ」
馬鹿みたいに大きい欠伸をしながら卓に付く。
私の旦那はやっぱり変だ、夜はカッコいいのに朝は狐みたいな顔になる。
旦那「醤油ある?」
私「自分で取れ」
今日は朝イチで会議があるから早く出ないとないけない、パンにジャムを塗り食べながら弁当の蓋を閉め。特売を宣伝するチラシを見る。
私「帰りに卵買わないとな…」
やばい、もうこんな時間だ…早く行かなきゃ。
旦那「行ってきますのキスは?」
私「行ってきま〜す」
バタンと扉を閉め、駆け足で駅に向かう。
あ〜会社消滅してないかな〜。
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私「あ〜」
意味の無い言葉は空気と混ざり溶けていく。
結局今日は卵買えなかったし最悪だ…滅せよ地球。
私「ふ〜」
イカンイカン、地球に八つ当たりしては地球も不憫だ。
家はスグそこ、帰ったらアイス食べよ。
私「階段にするか…エレベーターにするか…」
アイスの懺悔か、無意識に階段に行く。
3階までの道のりがやけに長く感じる。
私「着いた〜」
ポケットから鍵を取り出し、鍵穴に突き刺す。
私「ただいま〜」
旦那「おかえり〜」
靴を置き、服をハンガーに掛ける、明日ファブルか…。
私(アイスアイス〜♪)
冷凍庫からアイスを取り出す、私はもっぱらバニラ派だ。
私(イチゴものせちゃお♪)
扉を引き、中を見る
私「あっ」
卵を置く、あのなんて言うか分からないとこに卵が置いてある。朝無くなってた筈だ。
私
ソソソとスマホゲームに夢中なダンナに近づく
チュ
旦那「えっ!?」
私「…お礼」
早歩きで離れようとすると手を掴まれた。
旦那「待って」
立ち上がり私の垂れた髪を人差し指で流す。
私「えっ、ちょ待っ…ん」
顔に流された…バーカバーカ
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