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過去に戻れたと思ったら俺の身体じゃなかったんだか!?  作者: パリトン
2章

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23/26

お呼ばれ

 現在、ダンボールを運んでいる。

 近所のスーパーに予め頼んでおいたので段ボールもらいホーダイだ。やったね。

 この段ボールは主に内装に使われる。


 しかし、如月に呼ばれたかと思えば、男手が足りなかったらしい。だとしても俺1人とかある?

 一応紐を持って来たので背負子のようにに段ボールを背負う。


「あ、えっと...東くん...だっけ?」


 声の方向を向くと、そこには三間(さんげん)がいた。


「おぉ、そうだが...」


「翔太と仲...いいよね?最近来てないっぽいけど大丈夫そう?」


「わかんないな。連絡は...取ってないな」


 LINE履歴を見るが連絡した様子はない。


「そっか」


 俺は「じゃあ」とひと言挨拶し、その場を去る。遅いと如月に怒られそうで怖いし。


 そんな感じで歩いていると、後ろから

 トコトコと俺の歩幅を合わせるように隣に三間くる。


 ......


 何か用があるのだろうがしゃべらない。


「なっ、何だ?」


「あっ、いや...」


 もごもごとなにか喋りたいようだが煮え切らない感じである。


 どうせ初対面の俺に聞いて来ることなんて、松田の事だと思うので「松田の事なら何聞かれてもわからないぞ」と言う。


 すると三間は、鳩に豆鉄砲打ったみたいな、何でわかるの!?みたいな顔をしてこちらを向く。


「...その通りなんだけど、翔太のその...好きなタイプとか知りたいなーなんて...」


「自分で調べろ...」


 と、冷たく言い放ったが三間は、食い下がって俺の手にジュースを握らして来る。


「それは、そうだと思うんだけど。恥ずかしくて、最近金欠で...これしか無いけどお願い!!」


 顔を近づけじっとこちらを見つめて来る。

 とても近い。彼女のシャンプーだろうか香水だろうかお花畑の様ないい匂いがする。


 徐々に俺にジュースを握らせている手に力が篭っていく。......徐々に黒い感情が募っていく。


「いや...何故俺にそんなに...ていうか松田の事好きなのか?如月と付き合ってるのに」


「え!?...それは...えーっと」


 三間の顔がみるみると赤くなっていく。


「あーもわかった。今から聞いてやる」


 俺は、ポケットからスマホを出し松田に電話をかける。体調悪いらしいが許してくれ。


「ちょっ!?待って!?それとなく聞いてね!?」


 三間があわあわと焦り出す。


 正直、如月に松田が落ちる落ちないなんてわからない。少なくとも、カップルの関係は、三間サイドにとって、いいことでは無い。

 そんな事を考えながら、松田をコールし続けたが、電話に出ることはなかった。


 すると三間は安堵の息をつく。


「東くん。結構、強引だね...初めて話したよね?」


 引き気味で俺に言う。


「三間も初めて話した割には、ボディタッチ多めだよね。男子はみんな勘違いしちゃうぞ」


 と俺がキモい返答をすると「あっ」と掴んでいた腕を離す。


「いや...そうだよね。あ、あれ?いつもはこん何じゃ無いんだけどなぁ..!あはは」


 三間がてれてれと頭をかく。


 そんなこんなしていると、如月からまだかというラインが来る。早く戻らないと如月に怒られそう。


「じゃ、もう時間だからジュースありがとな」


「えっ、ちょっと!?まだ、翔太の事聞けて無いじゃん!!逃げるな!!」


 三間が追いかけて来るが、男子と女子段々と距離が離れて行く。三間には悪いが怒られたく無いんでね。


 走って戻ったが結局、如月に遅いと怒られた。何でだよ。


 因みにジュースは、クソ甘かった。

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