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過去に戻れたと思ったら俺の身体じゃなかったんだか!?  作者: パリトン
1章

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16/26

中庭にて

 昨日の夜。とうとう三間から返信が来た。

 内容は、昼休みに中庭に来てほしいと言うものだった。


 そして今は、昼休み。正直何を言われるか分からないのでドキドキしている。怒られるのは確実だろうが。


 中庭に着くとベンチに三間が座っている。


 三間短い時間だったが、もうかけがえのない友達だ。松田は、どう思うか分からないがこれだけは通させてもらう。


「三間ごめん。真剣に大林を思っていたのにも関わらず、軽率な行動した。」


「あ...。翔太は、ぜんぜん悪く無いよ。むしろ私が、全面的に悪い。私も、ライン無視とか色々酷いことして、ごめんなさい。」


「え?じゃあ許してくれるのか?」


「許すも何も、元々私が無理して言ったものだし」


「はぁ...良かった。もう、話せなくなると思ったぜ」


 安堵のため息を吐く。

 静寂が訪れる。

 真剣な顔付き、少し手が震えている。

 静寂を破ったのは三間だ。


「私、康太と付き合う事になりました!」


 ◇


 放課後如月に連れてこられたのは、マンション群だった。

「ここ...お前の家?」


「そうだけど?素で話してる所なんて見られたらたまったもんじゃないし、安心でしょ?」


 マンションの一室に入るとそのまま、如月の部屋に通される。部屋の内装は白い壁と白木の床。中央の白デスクにデュアルモニターと透けパネルのゲーミングPCで、椅子の背に猫耳ヘッドセットが掛けられていた。

 そんな感じで、俺が部屋を見渡していると、如月は制服の上着を脱ぎ、スカートのファスナーまで下ろし始めた。


「おい!俺いるんだけど!?」

「何?あんたにそんな勇気あんの?」


 そう言いながら、ベッド脇のハンガーからオーバーサイズのジャージを引っ張り、オーバーサイズのジャージに腕を倒す。


「痴女め」


「はぁ...うざ。お祓いでもしたら出て行ってくれないかなぁ、ほーらでていけー」


 如月が霊媒師の真似をしだす。


「...はぁ、で今日はなんなんだ」


 俺がそういう、ポンとゲームのコントローラーをこちら、投げてきた。


「今日はね、松田くんから東くんを引っぺがす方法を考える。その前にウォーミングアップ」


 そう言うと、如月はベットの上に座り、ポンポンとベットを叩き、こちらに来る様促す。

 画面に立ち上がるのは、派手な光線と爆発が売りの格闘ゲーム。キャラ選択も待たず、如月はトップティアの忍者を選択する。俺は仕方なく、いつもの重量級ロボットで応じた。


 カウントダウンがゼロになる。開始三秒、忍者が分身を撒き、手裏剣コンボでロボットを壁際に張り付ける。わずか十秒で体力ゲージは空。


「弱っ」


 軽く笑われたが、どう見ても如月の操作が異常だ。


「いや...如月が強いんだろ。このゲーム、身内でも強い方だったんだぞ」


「次いこ。負けた方、アイス奢りね」


 再戦ボタンを押す音が乾いて響く。三戦目でようやく一矢報いたところで、背後の扉が小さく開いた。


「あれ!おにーちゃんだれー?」


 くるりと首を傾げたのは小学校低学年ほどの女の子。姉と同じくりくりとした瞳をしている。


「おお、お兄ちゃんは、君のおねえさんのお友達だ」

「へぇー!じゃあ一緒にあそんでよー!」

「ちょっと紗奈。ちゃんと手洗った?帰ってきたら先ずは、手洗いうがいでしょ」


 紗奈? 珍しい苗字に、バイト先でタメ口を連発するJK、その名前。頭のパズルが一気に組み上がる。


 如月優奈は、バイトJK如月紗奈の姉じゃねぇか!?

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