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夏の夕方

凡夫と陽子さんが一緒に学校を出たときのこと・・・。


尋常小学校1年と言えば、丁度異性を意識し始める年ごろ。

また、身体も男らしく、女らしく成長する育ちざかりです。

凡夫は隣を歩く陽子さんの柔らかく暖かい匂いに頭がふわふわして

身体全体が熱くて気持ちのいいような初めての感じになりました。

そして手をつなぎたくなったので


「あ、ちょっと寒いね!」


と言って陽子さんの手をぎゅっと握ってみました。


「え、今夏だよ、暑いし汗だくじゃない!」


と振り払われそうになったのですが、凡夫は男たるもの負けるものかとよりぎゅっと握って放しませんでした。陽子さんも仕方なくあきらめて、二人で汗だくの手を握って歩き始めたのでした。


凡夫はこんな時にどんな話をすればいいかわからなかったので、だんだんとあせってきてしまって、勝手に口が動いて


「うんちって食べたことある?」


と口走っていました。


(続く)

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