表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歩行戦艦ビーケアフォー 絶対対艦歩行主義  作者: 深犬ケイジ
第5章 戦士としてハンターとして

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/71

第67話 軍艦狩り8

ナビゲーションシステムがロックされて操舵は殆どできない。重巡AIに操艦を任せ目的地に向かっている。


目的地は基地だ。基地とは言ってもデータ上で見る感じでは物資集積所みたいなものらしい、


ムサシ達が乗る重巡は岩山の多い地形を進んでいる。


ムサシとアミは戦闘後の状況把握を終え周囲の警戒を行っている。


同じような風景が続いて若干緊張感を無くしていたムサシは気を紛らわせようとアミに視線を送った。同じ様な感覚を味わっていたアミはムサシの視線に気がついて溜息をした。


「地形がさらに複雑になった気がする。ここら辺ってさっきよりだいぶ入り組んでるよな」


「マップもなしに進んだら迷うねこれ。複雑で厄介だ。オマケに巨大な化け物、野生の軍艦やらが彷徨いている。これじゃぁこの辺の調査が進まないわけだ」


長い時間、周辺警戒に費やしていた。


「今の所は静かなものね」


アミは呟き終わると疲れた身体をほぐすように背伸びをしていた。


「ふぅ、流石に疲れたな……」


モニターを見続け目が疲れた。指で眉間をほぐしながらムサシは重巡を手に入れた幸福感に包まれていた。


「重巡洋艦か……ムフッ」


重巡を手に入れた事実を噛みしめるかのようにぽそりと呟くように言葉が出た。


その様子を見てクスリと笑みを溢す重装甲の鎧を身にまとう少女が部屋の片隅からトテトテと歩いていた。


「お茶、淹れてきたよー。休憩にしよ? ティーカップじゃなくてごめんね」


アーニャが気を利かせてティータイムを提案してくれた。彼女はトレーを手にムサシの横に佇んていた。


「丁度いい。そろそろ酔い止めの薬飲んどいて。乗りたてで舐めてるとすごい船酔いが来ることもあるからね」


アミはそう言うと手早く酔い止めの錠剤を懐から取り出して飲み込んだ。注意を受けたムサシとアーニャは錠剤を飲む。


アーニャが淹れてきてくれたお茶は香りを湯気に乗せて辺りに漂う。


気持ちの落ち着く紅茶のいい香りが鼻腔をくすぐる。


「ムサシ。どうぞ」


「サンキュ」


トレーにはマグカップが5個置いてあった。司令室には3人しか居ないことから残りの二人を予想する。


「ナギとクリスもこっちに来るのか? 」


「無線で聞いたら来るって言ってから。お茶が冷める前につくかなって思って用意した」


「そうか」


噂をすればなんとやら、話し終えたタイミングでナギとクリスが入室してきた。


ナギはさぁ褒めろと言わんばかりな大仰なポーズをしていた。


「見てた? ねぇ見てた? 私の勇姿、見てた? 」


「お疲れさん。怪我してなさそうで何よりだ」


「もぅちょっと褒めるとか無いものかなムサシくん? 」


「正直助かったかけど戦闘で死にやぁしないかと心配したぞ。心臓に悪いったらない。まぁ良くやってくれた。良い射撃だったぜ」


「ヴッ……普通に心配された。わりとこれは良心に来るね」


ナギはオーバーリアクションでムサシの対応に不満げなことを表現していた。


「普通に心配しましたー、まったく。甲板戦闘は自動人形に任せとけばいいだろ? 」


「自動人形は柔軟性に乏しいから戦況に応じて効果的な戦い方をだね? 」


ナギのムサシを誂うような言い様に小癪さを覚えたムサシはナギの話にしっかりとした口調で被せ気味に言葉を置く。


「兎に角……無事で良かったよ」


ナギはムサシが本気で心配していたことを理解した。コレくらいにしておいてやるとでも言いたげにハンドサインを送った。


「クリスもありがとう。負傷者の具合はどうだった? 」


クリスにも労いの言葉を送れとナギからの指示があった様に思えたのでその様にする。それと同時にお前さんが茶化すからだと不満げにナギにハンドサインを送り返す。


「緊急救急カプセルに入っている間は問題ないと思う。ここの設備資材もだいぶ古いみたいで医療品も古くてあまり良くない。劣化していても医薬品としての機能は問題ないだろうがな。しかし長期的となると不安要素があり危険度は上がってくる。なるべく早く医療設備の整った所に搬送するべきだ」


二人のやり取りを見守りつつ淡々と業務をこなす。クリスは腕の端末を操作して資材情報をムサシに送った。


「お茶だよ。クリス」


「ありがとう。アーニャ」


気を利かせたアーニャが給仕係よろしくお茶を振る舞っている。


ナギとクリスは礼を言って受取りお茶の香りを楽しんでいた。


「確かに資材の劣化具合がよろしく無いとデータ上に記載があるな。 だがなぁ……俺もとっとと本隊に合流するか街に帰りたいんだがな。でも……なにせ操艦が出来ない。ナビゲーションに従うしかないんだよ」


「そうか。戦闘中は良い感じに操艦しているように思えたがな」


「どういう訳かわからないけど戦闘時には操艦させてくれたんだ」


「ふむ、どれ少し見てみよう」


クリスは眼鏡を鈍く光らせてコンソールに向かいいくつものモニター使い調べ始めた。こころなしか嬉しそうであった。


戦闘を終え緊張感が完全に途切れた。そこにお茶の暖かさと美味しさでさらに心がほぐれて皆の顔に緩みが出てきた。


締めるときには締め緩むときは緩む。いつもの皆の雰囲気になってきた。この調子で行きたいものだ。


そんな事を考えているとふいにナギが話しかけてくる


「重巡を手に入れてさ、この調子なら戦艦ゲットまで結構早くいけちゃうんじゃない? ゲットしたらどうする? 戦艦? 戦艦使って敵性体を倒しまくるの? それともドカンと集金首狙いいっちゃう? 」


「そうだなぁ、戦艦かぁ……ゲットしたとして。戦闘はしたくないなぁ、戦ったら傷つくだろ? 飾っときたいんだよ。俺は兵器が壊れるのなんて見たくないんだ。だいたい壊れたりしたら勿体ないだろ? せっかくの機能美が台無しになるだろ? 」


「飾る? 飾るの? 戦艦なのに戦わないの? 」


「記念艦ってあるだろ? あんな感じで飾っときたい。あっホテルでも良いな? いっそのこと複合施設にしてテーマパーク化しても良いな? うーむ」


「なんか勿体ない気がする。仮にだよ? せっかく戦艦という力を持ったのにそれじゃ、勿体なくない? 」


「戦わずして勝つ。存在するだけで敵が寄って来ないような? いや違うな? 主砲ぶっ放すだけで敵を追い払う。そう言う強さをだな」

「強さねぇ? ハンターの模範的な戦う象徴みたいなのにはならないの? 東の方の連中が力はこうやって使うものだ。力持っているなら敵を倒せ、人を救って見せろって。義務を果たせって。ハンタージャーナルで何処かの艦長が言ってたし。てっつきりムサシもそんな感じかなって思ってた」 


「そんな高尚な事は考えてないよ。力を持った者の義務ってのは理解できるけれども」


腕を組んで前から頭の中にあったボンヤリとした思考をなんとかまとめて言葉をひねり出してみる。


「俺自身そんな立派な志を持っているわけじゃない。ただ戦艦が格好いいって……欲しくなった。その程度さ。暇を見つけて軍艦のことを調べて感じたんだけどさ。戦艦を作った技術や開発者とか建造した人達とかの良い面と言うのかな? 」


思わず手でろくろを回して壺を作るような動作をする。


「何かを作り出す素晴らしさを伝えたいんだ。軍艦を作った技術で色んな平和利用できるモンも生まれたんだぞって。戦争やらかしたりなマイナスであった部分はそれはそれとして猛省してだ。道具は使いようってな。そういう考え方もあったって良いと思うんだ。俺は」


「とか言っちゃって戦場で傷をつけたくないのが本音だ。私は知っている。ムサシは飾って楽しむタイプだ」


ナギが茶目っ気全開でムサシを指差して問いかけてくる。指の先をぐるぐる回してムサシをさらに問い詰める。


「私がお気に入りの戦車やロボゲットしたらそうするもん。ムサシは同じ匂いがする」


「ハッ!!バレたか」


本音を突かれて思わず笑みがこぼれる。


ナギはムサシに向かってコイツめぇと言わんばかりなジェスチャーを連発してムサシを茶化していた。


「でも飾るってのだと係留費用とか都市から補助金出ないんじゃないの? やっぱり戦わないといけないんじゃない? 」


アミが先輩ハンターとしてムサシに現実を叩きつける。


「あんまり戦いたくないなぁ。戦ったら壊れるだろ? そもそも危険な目に合うわけだし。それじゃ、物資輸送とか? あ、いや? やっぱホテルやろうホテル。そうだそうしよう」


皆は呆れてムサシに怪訝な目を送っていた。


皆の意見はともかく希望ある未来のことを想像したら自然と鼻歌を歌いだしていた。


小さなため息をしてアミがムサシに寄ってくる。


「ムサシ。戦闘前は鼻歌歌うぐらいにリラックスするんだ。そうすると勝利の女神が寄ってくる。女神様は歌が好きなんだ」 


「なんだいそりゃ? 」


「知らない? 」


「どこの言い伝えだよ」


「私の爺さんが言ってた。それと鼻歌してても気を抜くなとも」と含みのある笑みをこぼす。


「そいつはいい」


自信気なアミの笑顔につられ自分も笑っているのだろうと想像して気持ちが明るくなる。


「でも、そろそろ気を引きしめましょうか。周辺警戒再開しよっか」


それぞれ手短な座席に座りモニターに目をやる。


自分で振った話題に飽きて少し前から端末を触っていたナギが急に慌ただしくコンソールを叩き出した。


「ちょいといいかな? ご歓談中すみませんね、なんたらの皮算用は辞めて。連絡しませんかね? 」


通信状態に改善が見られたことにナギが気がついたらしい。


「マジか?」


「今なら通信繋がりそうだよ。電磁障害が薄くなってきたから通信つながるんじゃないかな? 」


「試してみよう」


雑音混じりだが通信が繋がった。


「よぉ生きてたか」


重巡洋艦ルェティ-ガの通信手が跳ねた声で問いかけてきた。


「重巡ゲットしました。敵性体と遭遇し撃破、重巡は損傷軽微。だが機関不調、仮艦長権限しか取れていたいためか重巡の操艦が出来ず。ナビゲートロックされ目的地に向かって自動操縦で進んでいる。至急支援を求む」


急ぎ情報を伝えようと変に早口になってしまう。大事なことは伝えているし問題ないだろう。


「少し待てキャプテンに繋ぐ」


少しの間を置きキャプテンアンに通信が繋がる。状況を説明して指示を仰ぐ。


「よくやった。そちらの位置は大体掴んだ。迎えにゆく」


「よかった。でかいライノタラス倒したんですけど重巡が勝手に進むんで困ってたんです」


「操艦できずに不安だろう。急いで向かう。それまで頑張ってくれ」


「ここまで来たらなんとかしてみます」


「そうか。まったく大したものだ。しかしあの群れを……重巡クラスの群れをよく倒せたな、ウチの主砲が通用しなかったんで苦労したんだ。 あんな黒くてでかいヤツ……始めて見たぞ」


「は? 黒いの?? 」


「灰色のも結構いたなが。一匹だけ黒いリーダーみたいな奴がいる。見なかったか? 」


「なん……だと? 」


「……」


再び電磁障害で通信は切れた。


「なんか不吉なことが聞こえた気がする。黒いでかいのって」


「俺達がやったの灰色だったよな? 」


「じゃぁ私達が倒したのって? 」


「先発隊みたいなもんか? 」


皆が黙り込み不穏な空気が漂う。


「最新の基地のデータが手に入った」


張り詰めた空気をボンベイの報告が切り裂く。


「さっき電波障害が軽くなったた時に基地AIと通信接続ができた。それでデータを入手した」


状況解析した内容をボンベイが興奮し威勢よく教えてくれる。


不思議なAIだ。 


「基地の正確な位置がわかって距離計算できた。敵よりだいぶ早く基地に逃げ込める。重巡の脚部稼働限界が近い。基地到着までギリギリだ。そして基地は物資集積所レベルだ。だがそこには戦艦がある。情報履歴は最近のだ。戦艦が移動した形跡もない。

ただし戦艦には問題がある。主砲は前部主砲塔のみ撃てる。後部は工事中だ。弾薬備蓄は30%ほど。リアクターが電力やら粒子量やら足りなくて起動できない。つまり戦艦は動けない」


「ふむ。なぁボンベイ。基地の電力はあるんだろ? なら基地から電力貰って戦艦で戦闘とかできないか? 工事中なんだろ? 外部電源引っ張るくらいしてないのか? 」


「記録によると起動試験の時に外部電源をすでに引いているようだ。接続継続中だ」


「なら自動人形にサポートしてもらってとかで主砲撃てないか? 」


「可能だ。確認したが基地のリアクターは生きている。エネルギー供給があるから主砲も発射可能だ」


「基地内戦闘ってことで背水の陣になっちまうけど。敵をおびき寄せてだ。戦艦の主砲が撃てりゃ……なんとかなるんじゃないか? 」


「可能ではある。だが別のプランが有る。重巡AIが提示してきたプランだ」


「なんだと? 」


「重巡を犠牲に戦艦を完全に目覚めさせる」


「戦艦を起動する方法がある。基地と重巡洋艦のリアクターを足しても起動分のエネルギーを確保できない。そこで重巡のジネレーターを限界まで暴走させてエネルギーを稼ぐ」


「暴走状態だと?? 」


「重巡のリアクターをオーバーロードさせる。それでエネルギーを稼ぐ」


「ん? ちょっとまて? 暴走だよな? 限界までやったらどうなる? 」


「重巡は吹き飛ぶな」


「駄目だろ! 最悪だ。戦艦に乗り換えても動けないかもだし。近場で重巡が大爆発するなんて洞窟基地ごと吹き飛ぶだろ? 吹き飛ぶならまだしも下手すりゃ洞窟の崩落で圧死するだろ? そんなの危険過ぎる。やっぱ最初のプランにしないか? 」


「落ち着け話を最後まで聞け。重巡を犠牲に戦艦を手に入れる。戦艦は修復ドックに鎮座している。そこが基地の奥の方になる。配置具合が絶妙でな。隔壁を閉じて爆発の影響を少なくする。これで爆発の影響をかなり少なくできる」


「そんな事が可能なのか? 」


「45%の確率で成功するとこの艦のAIが言っている。生き残る可能性が最も高いプランとして弾き出している」


「なぁ、今からでも艦を捨てて荒野に脱出したほうが生き残る可能性が高いんじゃないか? 」


「パニクるな。ここいらは危険地帯だぞ? 飛び出したとして……しばらく彷徨って、そのうちに敵性体に襲われるだけだ」


「クソッ!! 俺が重巡を破壊しすぎたんだ。ライノタラスの戦いでダメージを受けすぎたんだ? ヘマ撃っちまった。もっと上手く戦えてればこんなことには」


「いいや、違うぞ。航海記録や損傷データを見て把握できたんだが元々老朽化やら補給切れやらで長い間、無理して航行していたみたいだ。すでにガタが来ていたんだ。ムサシお前のせいじゃない」


「この重巡がやれと言っている。戦艦を起動させろと」


「だいたいすでに暴走は始まっている。止められない。リアクターが正常稼働しているように見えていた。安全装置を解除していたからエラーが検知できなかったんだ」


「早く言えよ」


「艦がデータを隠蔽していた。そんな挙動も見られた。推測の範囲ではあるが……」


「なんだってんだ!! AI同士でわけわからんことしやがって!! 」


ボンベイを責めたって仕方がない。わかっていても文句を言ってしまい自らの行いを恥じて惨めな気持ちに襲われる。


「チクショウッ!! 」


動揺するムサシを心配そうアミが視線を送る。ムサシに与えるべき言葉を脳内で紡ぐ。


「ムサシ? 後には引けない。なら、前に進むべきだ。艦長として艦の最後の願いを叶えてやるべきだと思うんだ」


ムサシの苦悩を察したアミはムサシの肩に手をやって諭すように語りかける。


「そう。そうだな、アミ」


アミの言葉の意味を深く考える。アミの真剣な眼差しが痛いほど身に突き刺さる。だが悪くない感覚だ。


「戦艦を取りに行くか……」


作戦は決まった。即座に武士団に状況を伝え作戦を詰める。


こんな荒野で降ろされても敵性体の餌食になる。それにカプセルから出せない怪我人もいるしな。


そもそも戦艦捕獲チャンスをみすみす逃す手はない。戦艦が爆破に耐えられる事に賭けてみるのも悪くない。


まぁあれだ。若い連中は基地に着き次第に逃がしておくか。脱出口の一つくらい基地にあるだろう。基地データから洗い出しておいてくれ。


ヤツカサはそんな事を言うとまた緊急救急カプセルに入る仲間のもとに行くと行って通信を切った。


俺達は最悪の事態に備えなければならない。


作戦を自分の中で改めて考える。本当にこれでよいのだろうか?


戦艦で敵を倒せるか? おそらく倒せるであろう。重巡が俺達に戦艦を使わせる。これを答えと見る。


敵が来るまで時間を稼げるか? オレにはわからない。だがAI的には可能らしい。最悪、リアクター起動まで基地の隔壁で時間を稼げれば良いが。


基地は岩山にある。その岩山は山脈に連なっている。イザとなったら基地に脱出口くらいはあるだろうから避難ぐらいできるだろう。

逃げたところで救助が来るまで耐えるか? 可能性はあるだろう。全滅ではなくなるだけだが。


俺だけで戦艦を起動できないだろうか? 皆を付き合わせる必要はないだろう? それでいくか。


思考の端で脳裏に浮かぶ重巡の犠牲。重巡を犠牲にすることに対して憤りを覚える。なんとかならないのかと苦悩する。ぐるぐると回る思考をまとめようと自分を納得なせるための優先順位を探す。 どうしたらいい?


そんなムサシの考えを見透かしたかのようにアミが言葉を投げかける。


「まだ迷っているの? 戦艦があるんだよ? ならさ、取りに行くしかないでしょ? ムサシ? 」


迷っていると背中を押してくれる仲間がいる。そうだ。アミの言う通りだ。戦艦で敵を倒して皆で生きて帰るんだ。


シンプルに考えよう。


「何のためにここまでやってきたか……一瞬忘れていた。戦艦があるんだもんな。取りに行かないとな!! 」


ムサシの心は決まった。後は実行するのみだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ