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歩行戦艦ビーケアフォー 絶対対艦歩行主義  作者: 深犬ケイジ
第4章 じゃじゃ馬ならし

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第43話 準備

 オーバーテクノロジーによって作られた現実世界とほぼ同じ仮想空間上で行われる何かしらの事柄を娯楽に使い始めたのが最初であった。最初は過去の世界を懐かしむ事などに使われていた。ある程だが仮想空間をいじる事を覚えた使用者は本当の娯楽へと昇華させた。


仮想空間上での戦闘行為を仮想空間で行い賭け事として使用した。科学者たちからはもったいない使い方をすると蔑まれたが厳しい環境を生きるために娯楽は人々とってに必要であった。


そんな成り立ちから利益の一部を慈善活動として戦闘行為を行う者への補助へ、そのうちにそもそも仮想空間で訓練すれば都合が良いと使用されることとなった。


VR空間で訓練が行われるため、賭け事は一時的に中断されるが、最終試験がルーキーカップとして放映される。


それにより、特に前線都市、洞窟都市はお祭り騒ぎとなる。


この訓練生たちの最終試験はメイン闘技賭博の余興ではあるが、通信状態が良い時を狙って、各通信施設の中継により映像が放映される。


訓練維持費は各都市、ハンター組合、企業連合などから費用捻出しているために、この余興は宣伝も兼ねて人気となっている。


それは、出資者たちが訓練を興行として公開し、その観戦料や広告収入で少しでも投資を回収するためである。


なにより、賭博行為が許可されているために異常に白熱し、乱痴気騒ぎとなる。


もっともメイン闘技の方が人気があり訓練生の最終試験は前座扱いであった。

どこの世界にでもルーキーたちの戦いを見たがる者たちはいるのでそれなりに人気はあった。


最終試験自体が傭兵組織やハンター所属の企業や団体、都市軍への面接であり試験でもあった。


試験をスカウト担当等がチェックして使える人材を吟味する。使えない訓練生はそれはそれで活用ができるので、ハンター組合が最終的に引き取る事が通例であった。



チームメンバーを確認しよう。


ムサシこと俺は、軍艦を少し性能アップする能力を持ちらしいぞ? まだ試したことはないが。それで、強化人間で多少素早く動ける。見た目20後半の実年齢15歳の冷凍睡眠してたら異世界に来ちゃった系の元高校生だ。戦闘能力はまぁまぁ。


ナギは戦車関係のカスタマイズショップで働いていたちょっと芋っぽいけど大きいバルジが素敵な金髪アメリカン美人だ。とある事故でエンジニア系のサイバネ化をして生きながらえた借金持ちの苦労人だ。荒くれ者と接点が多かったためか、戦闘能力が結構ある。


クリスはナギと同じ事故に巻き込まれ、研究系分析特化形サイバネ化をせざる負えなかった氷の様な雰囲気を待たった黒髪ロングのメガネ美人だ。ちなみに文化、特にある種の音楽になるとハッチャケける。戦闘能力は立ち回りや予測行動が早いのでお強い。


そして、最後にアーニャ。地球のような不思議な輝きを持つ瞳を持った銀髪美少女。年齢層は中学生くらいと思われるが、可愛いというよりは、綺麗系の不思議な雰囲気を持っている。小さいが強化人間の血筋らしく強化回復能力とタフさを兼ね備えている。ちなみに嗅覚が良いそうです。戦闘能力は感も鋭く、今となっては戦闘能力がチームで1番強いです。


このメンバーで試験に挑む。




最終試験はVRを使用する。訓練段階で死なれても困るというのもあるが狙いは別である。映像を得る事を重視している。VRによるとはいえ、オーバーテクノロジーにより実世界と同じ環境条件を構築できる仕様となっている。参加者は状況によっては加速された時間、つまりはVR下に置かれた者は短い現実時間の間に長いVR時間を体験する事になる。


最終試験は5部構成。チーム戦でポイント制による評価がある。また各段階で得た評価ポイントにより支援ポイントが得られる。これはポイント消費で支援として軍艦などの兵器から個人携帯の武装まで多種多様に得られる。評価ポイントと支援ポイントの総合計によって最終の順位が決められる。


評価は撃破を基本として、鹵獲や戦術撤退など、状況に合わせ様々に評価が下される。


そして上位3チームに賞金が授与される。これらは訓練生の売込アピールにもなっている。各組織のリクルート担当、特にハンター組合等が注目している。


最後に卒業行軍がある。これは最終試験後に行われる。最後の訓練になり儀式めいた伝統である。これは最終試験の入念な評価判定に時間がかかるために導入された。これは決して賭博用の判定、放映権による利権によるものではない。あくまで訓練生のための処置であり、各員の能力を正当に評価するために必要な時間と処置なのである。基本的には訓練生を鍛える最後の訓練である。




準備 作戦立案


第1部 対人戦闘  設定地域 ゴーストタウン地域

第2部 サバイバル 設定地域 森林地域

第3部 敵性体戦闘 設定地域 山岳地域

第4部 戦車随伴  設定地域 荒野、砂漠地域

第5部 艦船護衛  設定地域 荒野地域


現実世界での卒業行軍


「全体的な流れはこんな感じか……」


ムサシたちはリラックスして作戦立案、準備をしていた。


「最終試験の連絡が来たぞ。ふんふん。よくわからんな。現実世界での行軍ってのがキツイんだろうな……それより、なんだこれ? 俺たちの評価が面白いことになってる」


「何ニヤニヤと端末見てるのさ。ムサシ?」


「どれ、私にも見せてくれ」


「ほら、クリス」


「タフで不屈な錨の男!! メカ虎殺しのムサシ。なんだこれは? フフフ。近距離ナイフが煌めく突撃美少女アーニャ。これは納得だ」


「私も見たい。クリス見せて」


「アーニャ、こっらに来るといい」


「んと、氷の微笑! 冷静な分析で隊を支援する麗しき漆黒の髪を持つクリス」


「自分で言わずに助かったよアーニャ。しかし、能力で評価して欲しいところだ」


「でも、正しいちゃ正しい触れ込みじゃん? アタシはアタシは?」


喜び勇んで駆け寄るナギがいた。しかし、彼女はプルプル震えていた。


「美しき美貌のセクシー筋肉ゴリラ、ゴールデン女豹ナギサ……なんで動物が2つも……女豹は兎も角……」


「ゴリラは無いわな……」


「なにさー!! 何がイケないんさー!! ムサシ? な? ムサシ? 私ゴリラか? な? 違うよね? ムサシ? ねぇ?」


「ヌッグ!! 俺の胸ぐらをつかんで揺すらないで……アナタキレイ……ナギ……ヤメテ」


「なぁナギ、セクシーって言ってるし、ね? ナギ? ゴールデンで豪華なヒョウよ? 可愛くてカッコいいではないか?」


「猫科は素敵。ゴリラは……胸が強い。私もナギみたいになりたい」


「アーニャ……慰めてる? それ?」


「ナギは綺麗、とても素敵。それとムサシが息絶えそう」


「あ、ごめん」


「マジメにやろっか」




場所は変わりVR空間で打ち合わせをしている。装備確認しながらの簡単準備のスグレモノだ。


ナギとクリスが銃火器のリストを眺めて雑談している。


「初心者にはありがたい。何しろ購入費用がかからないし。折角だし、好きにやってみよう」


「銃も豊富に選べるな。レア装備まであるぞ。弾種も対機械用のスタン弾、機械と生モノ両用の銃弾、フルメタル、各種あるね。それも選べってのか。弾にも色々あるからね。どうしよう?」


ナギが困った顔をして言った。


「重火器も、対大型機械電磁トラップ、対戦車携帯無反動砲からフリスビー地雷、対戦艦グラップリング銃に選り取り見取り。多すぎて迷うけれど。それもテストのひとつだ。理解力、戦術戦闘眼をテストされているのだろう?」


ナギを優しく見てクリスが言う。


「銃器類、重火器も含めて米製が多いんだね」


「生産設備の仕様が米国品が多いのよ。しかも世代固定で」


ムサシが覗き込み二人の会話に参加する。


「未来兵器ないのかよ?」


「そんなん軍しか持てないって。ムサシ」


「折角だからビームライフルとか使いたかった」


「個人携帯用で見たこと無いな」


「そうなの? クリス」


少し考えているようなクリスをよそにナギが質問をしてきた。


「重火器どうする? 移動が多いからアサルトで固めて、保険で狙撃銃? 大型倒せないぞ? そもそも筋力の関係で持てるの私くらい? ムサシ何か持ってよ」


「大型の敵は基本避けろってしつこく指導されてるが……資料には好きに選べとも書かれてる。ついでに魅せプレイは評価が高いってさ。ナギよ、ちなみに俺はそんな重いもん持つだけで撃てない。弾け飛ぶ。レーザーバズーカとか持ってよナギ?」


「レディになんちゅうもん撃たせようとしてるのさ? だいたい何よレーザーでバズーカって? 意味わかんない」


「好きじゃん? 重火器」


「火力は正義」


勢いだけでドヤ顔をするナギをスルーしてムサシはクリスに問いかける。


「ところでココに書いてある、魅せプレイってさ何? エンタメでも評価されんの?」


「英雄が求められているからな。VR訓練だし多少は許してやれ。ムサシ」


「てことは大型との戦いもあるとか? そうなりゃ。支援ポイントを上手にやりくりするしか無いかな?」


「そもそも戦車でさえ大型種と戦う事は無謀だ……駆逐艦でもあれば」


「魚雷艇じゃなかった、パンジャン艇? PTボート、哨戒艇?」


「魚雷艇でもいいぞ。言い方は皆、慣れてる。 これらを使って落とすのは困難だ。パンジャン当てれば沈むがな。そもそも当てるのが難しい」


「RPGで落とせったって話を聞いたけど?」


「自殺兵器みたいなもんだぞ。RPGなんて。お利口なムサシなら理解しているだろう? 発射の爆風で発射位置がすぐに見つかるからな。弾種選択でもできるならEMPとか麻酔とかを弾種変更して……使いみちはあるんだが……こう、持っていけるものに制限があるとな」


クリスが深い溜め息をして一呼吸するとポツリと呟く。


「あそらく訓練通りに大型中型は避けろ、小型しか相手にするな。可能なら避けられるものは避けろって訓練内容だったからな。戦術的撤退も評価されるだろう? あえて倒すってのも評価が……意見が分かれるところね」


「逆張りしなくても良いだろ? ポイント狙いの店プレイしてもねぇ……擬似的だけど一応は命掛かってるって試験設定だし」


銃火器リストを鼻歌交じりで選択しているナギの億からアーニャが声をかけてきた。


「でも、ジャイアントキリングはロマン。それはそれ。これはこれ」


「うちの突撃お姫様からのありがたい意見だ。しっかし、アーニャが意外と強気なのがビックリだ。さっきまで大人しく装備品リストを眺めていたのに。なんかいいのあったのか?」


アーニャがにこやかな笑顔を携え駆け寄ってきた。


「見て。ムサシ。綺麗な刀身だろ? 透き通っているようだ……」


恍惚の表情を抱いて興奮しているお姫様がいた。


「うぉ、格好良い……近接関係か? しかも超レア装備のやつかよ? 強襲近接武器セット? なんだこれ」


「昔から憧れていたんだ。爆発推進機構がある突撃防弾スーツ。小さな爆発を利用して加速、奇襲が可能となるロマン装備。足も緊急停止なんかがついてる履帯装備の靴、爆発装甲兼緊急停止装置がいたる所に付いている。オーバーテクノロジーによって実現した夢の装備。これは装備せずにはいられない。私は勝負に出るよ。切った張ったはスラムで鍛えた。それに私の強化人間能力と相性がいい」


すっかり乗り気のアーニャがいた。可愛い鼻息でフンスとしていた


「他の人間は特殊すぎて使えないよな。試しに俺がテストしてみたら加速した瞬間に骨にひびが入る判定が出た。殺人的加速だったよ。オマケに止まれなくて壁に突っ込んだし。怪我しながら移動するようなもんだぞ、あれ」


「でも、私は扱える。多少痛いのを我慢すればいいだけだ。体感感覚でバランスも取れる。あれは天才的だった。それにこのレーザーナイフに腕仕込み型のサブマシンガン。これで近接戦は負けない」


「さっきバトってみたけどヤバかった。なんか飛んできたと思ったらズバンと斬られて、避けりゃ銃弾が飛んでくるし。怖すぎ」


「あれは楽しかった」


アーニャが嬉しそうにしている。可愛い顔して恐ろしい子。


一方でナギとクリスが雑談していた。


「クリスは観測機器持ってく?」


「多少はな。私は熱電磁光学明細を使おうかと。普通に買うとには贅沢すぎてな。せっかくなので使ってみたいんだ。さっきフィッティングテストをしたが私のナノスキンの観測機能も障害をそんなに受けないし。それと私は重火器を避けて狙撃銃を使いたい。重火器はナノスキンと相性が悪い。衝撃や振動やらでで酷いことになるから」


「ナギはどうする? アサルトライフルとかあまり使いたくないんだよな」


「重火器が好きなので。火力は正義。んで選んだのがコレ」


「うわぁ。何この弾薬コンテナ背負うの? 重マシンガンにアンチマテリアルライフル? 大物狙いかよ……陸戦型ナギ? いや、なんでも無い」


「一応サブマシンガンくらい持っとくよ。ンフフフ。んでね。SMGはクリスト同じの持ってくよ。ね クリス?」


「んぁ? あぁそうだな」


「どうしたよ? クリスらしくない可愛い返事しちゃって」


「ねー、クリス? サブマシンガンお揃いだよね」


「これか、なんだかシステマティックなSMGだな。カクカクしてて格好良いな。どこのよ」


「45口径クリスヴェクター」


「クリス?」


「その。形が可愛かったし。名前も同じで……親近感を覚えてしまって。そのなんだ? 気に入ってしまった」


ナギがニマニマして、俺までつられてしまう。


目の前ではクリスが赤面している。珍しい。普段冷静な人が頬を染める……ふとした仕草に胸がキュンなんですけど?


「クリス……」


「ムサシまで、そんなにからかわないでくれ」


「ご、ごめん。でも、すごく良いと思うよその銃。うん。ナイスだ」


「クリス可愛い……銃もクリスもどっちも可愛い」


「アーニャまで……こうなれば武器選択のBGMをオン!!」


持ち直したクリスが誤魔化し混じりのBGMとともに銃をいじり始めた。


「環太平洋地域で多く使用されている。クリスヴェクター。普段はこんなに小さくなって携帯性も抜群だ。弾も.45ACP弾で威力十分。屋内戦闘では活躍できる。基本は専用マガジンだけど、グロックの大口径モデルとマガジンが共用可能。だからサイドアームはグロック21だ。グロックは使いやすいしな。私でも握りやすい」


自分の装備を説明するように机に並べていくクリスを脇から覗き込むようにアーニャが見ていた。


「アーニャはどうする? M4A1カービンだって頑張って持ってたもんな」


「衝撃は問題ない。持ちづらいだけ狙いは外さない。一応利便性を考えて腕部装着型SMGのロマン武器にした。これなら両手が空く」


「うん、ナイフ持ちながら撃てるな。小口径弾薬か。ソフトターゲットなら問題ないだろう。ついでにグラップリングガンも装備できるモデルか? これは凄い。論理的な選択だ。アーニャもよく考えている」


クリスとアーニャが意気投合している。


「クリスがそういうなら、いっかな?」


「共用にすべきか? 趣味に走るべきか? それが問題だ」


「大人しくM4使うか? 屋外はM4と好きなのにして。屋内は完全に趣味でってことにするか?」


「屋外は真面目に。屋内は魅せプレイ?」


「そりゃ、アーニャだけだろ」


アーニャはすっと奥にいたナギを指差す。


機械を使って弾薬ベルトに弾込めをする嬉しそうなナギがいた。


長い長い弾帯を作っては嬉しそうに伸ばしていた。そしてそれらは弾薬箱に吸い込まれていった。次に冷蔵庫を開けた。中にはグレネードやら携帯武器が仕舞われていた。


「なぜ? 冷蔵庫に入れてある?」


「お約束だ。それに扉を開けるとライトつくだろ。あれがいい」


ナギは手榴弾を嬉しそうに選んでいる


「何もVR空間で装備点検やら弾込めやらなくても……」


「ロマンは大事!!」


「ロマンは大事。教科書にも書いてあった」


「アーニャ? ナギ? 嘘でしょ?」


「ごめん。嘘」


「アーニャはぎこちないテヘペロをしていた」


「ぐぬぬ。可愛いから許す。俺の負けだ。さて、あとは屋外戦闘の作戦だが……臨機応変?」


弾薬コンテナの準備が終わったのかナギがこちらに近づいてきた。


「戦術はどうしたものかね? 分析担当のクリスさんどうでしょうか?」


「ナギ? 私は研究職よ? 戦闘なんてしたこないんだから」


「そこをなんとか?」


「あなたねぇ」


「難しいなよな。戦術練るのって……座学でやったけどさ。ここも評価ポイントになるんだろ? 悩むところだな」


「一応補給所で武装変更もできるから……臨機応変?」


「事前情報が地形データくらいしか貰えないからな。さて、どうしたものか」


「対人戦は廃墟では屋内戦闘と3次元戦闘を意識。サバイバルは遭難設定なので何を失うかわからん。敵性体戦闘は中型小型で?」


「戦車随伴は砂漠や荒野での長距離移動。艦船護衛ってのは甲板での戦闘だろ? M4持っていけばなんとかなる? ならない?」


「対艦は無いそうだが対戦車はレイダーによる遭遇戦も予想されるからセオリー通りの装備で。もしもの時の撤退用にスモークやらEMP兵器あたりか?」


「さんざんM4A1カービンの訓練をやらされたから……やっぱ、メインじゃない? グレネード付けとく?」


「うーん。出たとこ勝負よねコレ」


「やっぱり臨機応変じゃねーか?」


「まぁまぁ、大型や戦車はアタシのアンチマテリアルライフルでぶち抜く」


「「脚下」」


「ヒィン」


「装甲抜くにも限界があるでしょ?」


「ナギはもしも用に戦車用修理キット、プラズマトーチとかマルチツールを持ってっといて。リストに入ってるのが怪しいのよ……」


「OK、クリス、それにする」


ナギが大人しくなってデータを打ち込む。


クリスと俺で相談を始める。


「修理なって必要なのか? 過去に足まわりをヤラれて立ち往生ってのもあったそうだし」


「長距離? 準備は万端にか……」


「それもそうだけど。持ってく装備も大事だけど……支援ポイントの使い方よね。多分そこが肝でしょう?」


「たぶんね。作戦目標にもよるけど対戦車が遅延戦闘になるかも?、あとは艦船護衛だからね。それまでにいかにポイントを溜めて効果的に使うかで評価が変わると思う」


「そうだろうね。過去の参考資料には支援艦隊が呼べるくらい貯まるって書いてあるけど?」


「都合良くことが進んだらでしょ?」


「そこよな」


「あとは甲板戦闘での保険で……訓練で散々やったしな。一応グラップリングフックと射出銃のセットは持ってくか……」


考え込んだ俺にナギが絡む。


「流石、アンカーマン」


「うっさいわ。真面目にやろうね? ナギ」


「ごめんごめん、んで? アンカーフック? 電磁アンカー? 吸着型? 沢山あってわかんない」


「電磁アンカーでいいんでない? 一応アンカーフックも付いてるし。山登りや建物で降下もできるし」


端末でリストを開いてくれるアーニャが近づいてくる。


「アーニャのは折角だし、腕装備に付けれるやつにしよう」


「重くないかな?」


「取り外しできるし。重さこんくらい」


「イケるかな?」


「あとは……こんなもんかな。これでイケルかな」


「イケルでしょ。この装備セットなら色々と汎用性が効きそうだし」


「それじゃ、用意するものを物資選択リストに打ち込むか」


「あいよー」

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