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200字しばり

君ならば、

作者: 水岡きよみ

君のおしっこが飲みたい。

そう告げた時の、君の表情を僕は一生忘れないのだろう。


君ならば、受け容れてくれると思ったんだ。

情けない僕の過去を真剣に聴いてくれた君ならば。


はじめて恋を知った人。

はじめて愛を感じた人。


好きじゃなくなったなんて、嘘だ。

君を少し試してみたくなっただけなのに。

僕に夢中になって狂ってくれたらよかったのに。


飲みたかった君の魅力に呑まれて、いまでも身動きが取れない。

手放したのは僕なのに。

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